新世界より(上) の商品レビュー
上巻はSF小説というより 生物学の本読んでるかんじ。 SF小説っぽくなることを 期待しつつ中巻突入!
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「なうぼう、あきゃしゃ、ぎゃらばや、おん、ありきゃ、まり、ぼり、そわか。」レビューで前半は我慢と書いてあったけど、私はけっこう面白く読めました。すごい想像力いるね、この本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
義務感で読み進めた感じ。 伏線で、これを我慢して読んでいけばその内面白さがわかると信じようと努力して何とか読みきった。 --- 1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66街には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。
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上巻を読み切るのに一週間かかりましたが、中下巻はまとめて一日で読みました。 最初の方の我慢は必須。
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呪力を得た人間の1000年後の未来を描いた作品。呪力とは簡単に言うと魔法。驚異の進化を遂げた異形の生物、美しい自然、町を囲む八丁標(はっちょうじめ)を越えてはならないという掟、統制された情報、夕暮れ時に流れるドヴォルザークの「新世界より」。 主人公たちは隠された歴史の謎に触れてし...
呪力を得た人間の1000年後の未来を描いた作品。呪力とは簡単に言うと魔法。驚異の進化を遂げた異形の生物、美しい自然、町を囲む八丁標(はっちょうじめ)を越えてはならないという掟、統制された情報、夕暮れ時に流れるドヴォルザークの「新世界より」。 主人公たちは隠された歴史の謎に触れてしまう。 魔法学校もでてくるよん。ほんとに細かいところまで練られた世界を愉しんで下さい。
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面白い体験。 この作品世界には様々な実在するものとは少し違う生き物や種族が登場するのだが、どういった生態でどんなイメージなのかが、名付けられた固有名詞である程度想像できる。 ただ、最も共感できる筈の人間だけがナンダカおかしい。 本当に僕らと同じ?いや、本当にお前らは僕らの常識で進...
面白い体験。 この作品世界には様々な実在するものとは少し違う生き物や種族が登場するのだが、どういった生態でどんなイメージなのかが、名付けられた固有名詞である程度想像できる。 ただ、最も共感できる筈の人間だけがナンダカおかしい。 本当に僕らと同じ?いや、本当にお前らは僕らの常識で進化している人間?
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「このミス」に載ってた作者さんだったので読んでみたらどハマリした。ラストとかベタベタにRPGのゲームみたいで好き。人に本の説明するととてもアホっぽくなっていいかんじだったw
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面白かった。 持てる者が持たざる者を差別し、奴隷にする。前者は同類の力を怖れ、社会としてコントロールしようとする。コントロールされた力は強者にとって日常となり、弱者にとっては怖れの象徴であり続け、研究対象となる。 時を経て後者が力を獲得した時に世界はバランスが崩れ、衝突が起こる。...
面白かった。 持てる者が持たざる者を差別し、奴隷にする。前者は同類の力を怖れ、社会としてコントロールしようとする。コントロールされた力は強者にとって日常となり、弱者にとっては怖れの象徴であり続け、研究対象となる。 時を経て後者が力を獲得した時に世界はバランスが崩れ、衝突が起こる。それは人間の歴史そのままだし、力を核に置き換えると現在もそこにある。 そして、その中にいる以上、一方の力での後戻りは出来ず、一方的な状況の変化は即ち衝突を生じさせる。 そんな中で個人に出来ることは伝承することや他者を思いやることくらいしかないのかも知れない。 そんなことを突き付ける小説だが、そんなの全部置いといて面白い。
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