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新世界より(中) の商品レビュー

4.1

360件のお客様レビュー

  1. 5つ

    112

  2. 4つ

    149

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

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2022/05/02

主人公の子供達が住む神栖66町と隠され続けてきた真実が明らかになっていきます。語られる真実にワクワクさせられると同時に、不気味で緊迫した状況も続いていく。

Posted byブクログ

2022/04/07

貪るように読んでしまいました。ネズミたちとの駆け引き。倫理委員会。マリアと守。富子さんが唯一の救いか?

Posted byブクログ

2022/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

暗い深淵へだんだんと飲み込まれていく主人公達。それが彼らに課せられていた運命であったことを、後に主人公だけが知ることになります。それまで信じていた社会や秩序が、実は先人達の保守的な考えにより形成された、規律からこぼれ落ちたものを徹底的に排除する、残酷な世界であったことがだんだんと明るみになっていく様は不穏でしかありません。また上巻から予想出来てはいたものの、唯一信頼していた仲間達との唐突な別れは、とても悲しく重いものでした。中巻の最後にあった一文が、下巻のさらなる過酷な展開を予感させます。

Posted byブクログ

2022/03/21

1人の人がこんなに壮大な世界観を創るなんて、作家って偉大だなぁと感心させられる。 倫理委員会・教育委員会が1班の皆を処分しなかった理由も面白かった。 下巻が楽しみ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる...

1人の人がこんなに壮大な世界観を創るなんて、作家って偉大だなぁと感心させられる。 倫理委員会・教育委員会が1班の皆を処分しなかった理由も面白かった。 下巻が楽しみ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。

Posted byブクログ

2021/10/22

主人公たちには次々とピンチが降りかかってきて、これ最後まで無事に行かれるの?と、ハラハラが止まらない。 そして世界の仕組みが少しずつ見えてきて、そのおそろしさに戦慄する。 まだわからない部分も多くて、それでいていろいろ話は進んでいるので、とにかく先が気になる! 上下とか上中...

主人公たちには次々とピンチが降りかかってきて、これ最後まで無事に行かれるの?と、ハラハラが止まらない。 そして世界の仕組みが少しずつ見えてきて、そのおそろしさに戦慄する。 まだわからない部分も多くて、それでいていろいろ話は進んでいるので、とにかく先が気になる! 上下とか上中下とかになっている作品だと、(上)や(中)は大抵、気になるところで終わってしまう。続きが知りたいし、早く先が読みたくなる。 というわけで、感想が疎かになりがちです(笑)。

Posted byブクログ

2021/09/20

ジワジワと謎が明らかになって行き、主人公も成長して行く。中巻ということも相まって、板挟みの若干だれる事もあったが、上巻での謎が少しずつ明らかになり、下巻へと繋がっていく。

Posted byブクログ

2021/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

バケネズミの合戦は外来種を駆逐して終わり。 町に戻ると、瞬という有能なメンバーが呪力が漏れ出して周りを改変してしまう精神病で死ぬ。 が、みんなの記憶からは瞬ごと消え去って別の人間が彼のロールを演じる。 二年経ち、違和感を覚える主人公は、村長的な長老から見染められて、次期長老になれと言われる。なんでも、この時代的にあり得ないトラブルに遭遇しまくったが、精神が安定しているから。 そんな中、5人のメンバーのうち瞬の代わりを演じていた人が、やっぱりおかしいってことで仲間外れになり、メンバーは4人になる。 が、その内の1人が落伍者になってネコダマシに殺されそうになってるということで、彼ともう1人の女の子が村を去る。 村長は核弾頭に匹敵する2人の超能力者を野放しにはできないとのことで、主人公ともう1人を連れ戻しに行かせる。上で出てきたバケネズミに助けを求めて捜索するも、バケネズミに利用されバケネズミコロニーの拡大に力を貸した程度であんまり意味はなかった。 悲しい報告を村長にしに行かなきゃな…というところで中は終わり。

Posted byブクログ

2021/08/16

読書を普段しないので、上・中・下に渡る本は初めて読むかもしれない。でも続きが気になってサクサク読める。

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2021/08/15

中巻は1番グロテスクな描写が多かった。ホラーっぽさはそこまでで、ひたすらずっとグロい。ただ、対人間ではないため慣れていれば読めるかなという感じ。 早希たちが感じていた対バケネズミだから愧死機構が発動しなかった、というところを重ね合わせて感じることができた。瞬のことを忘れてしまうメ...

中巻は1番グロテスクな描写が多かった。ホラーっぽさはそこまでで、ひたすらずっとグロい。ただ、対人間ではないため慣れていれば読めるかなという感じ。 早希たちが感じていた対バケネズミだから愧死機構が発動しなかった、というところを重ね合わせて感じることができた。瞬のことを忘れてしまうメンバーがもどかしい。悲しい。

Posted byブクログ

2021/07/16

後半になるにつれて皆さんが感想で書いてるように先が気になったけれど、正直いって流し読みしてしまったページもあります。 ファンタジーSFと呼べばよいのか、引き込まれる部分もあるけれど、しっくりこない、馴染めない部分があったのが私的には残念。日本の古い迷信や言い伝え的なものと壮大な...

後半になるにつれて皆さんが感想で書いてるように先が気になったけれど、正直いって流し読みしてしまったページもあります。 ファンタジーSFと呼べばよいのか、引き込まれる部分もあるけれど、しっくりこない、馴染めない部分があったのが私的には残念。日本の古い迷信や言い伝え的なものと壮大な世界観についていけない部分も。 でも、こんな話考えて形にするってやはり貴志祐介氏の力量ってすごいなと感じました。

Posted byブクログ