新世界より(中) の商品レビュー

貴志祐介【著】

2015/04/22

かなりの主要人物を物語の中盤でこんなさっくり殺してしまって良いのか……？！！
作者さんの容赦のなさに戦慄している。
いやでもこれ、絶対に物語のために必要な死だよね。
しかしツライ。
好きだっただけにツライ（嗚咽

早季が不浄猫に遭遇するシーンが本当恐ろしすぎてですね。
行ってはいけない場所に言って、探してはいけない友達を探すというビクビクドキドキ展開の中、灯していた明りが明るすぎるから一回消す→真っ暗闇→火をつける→目の前に不浄猫→マミられる、
とかな！本当あれトラウマ！！
暗闇怖くなったわ！

中巻で主要人物半分いなくなってしまって、どうなるんだ下巻。
散りばめられた謎の答え、楽しみです。
怖いです。うふふ。

2015/04/10

早希の手記で『これから最悪なことが〜〜』とか『このときはまだ〜〜想像できていなかった』って書いてるから良いけど、これなかったらどきどきして読むのしんどくなっていただろうな、と思う。

2015/02/15

新世界より上に続き世界は混沌としている。上、中、下と長いので読み飛ばしながら進めた。（読み飛ばしながらでもわかるストーリーではある）
結末がどうなるのかが早く知りたい。

2015/01/05

土蜘蛛バケネズミとの戦いの行方と、知ってはならない事実を知った子供達、、。
中学生になった子供達に降りかかる新たな難題にどのように立ち向かって行くのか。
記憶をも司る大人の目的とはいかに！？

2015/01/05

現実離れしたSFはあまり好きではないが、設定が巧いためか中巻は一気読み。
バケネズミは人間の醜い部分を誇大して描いているのだろう。嫌悪感を感じずにはいられない。

2014/12/12

中卷でも悪鬼・業魔を説明が長い割にどういうものなのか理解できなかった。
解説的な展開よりも、駿が業魔化する兆しや守るが家出する兆しをミステリアスに展開してほしかったという思いから、やはり星二つ。

2014/12/11

松風の郷の変貌ぶりは背筋が凍るような心理的恐怖、違和感、
つぎつぎと起こることへのヒロインの無力感、焦燥感、
そしていままでの謎への核心へ迫る話。
内容が多いなか早いテンポで話が展開していきます。
しかし、こんなに死にそうになるヒロインは久々です。
心理的にグロイ描写もこわい。

2014/12/06

ずっと読みたかったお話。中巻は別れ。夏季キャンプからの生還後、業魔の実在、悪鬼の真実、雪山での捜索まで。
瞬の変化と、その最期は本当に悲しかった。誰よりも有力で、魅力的な彼は顔のない少年として物語に寄り添う役に。
倫理委員会との接触、野狐丸の隆盛。
そして守と真理亜が去り、悲劇の準備が整った。

2014/11/21

バケネズミとの戦いの後、瞬に生じる変化が本巻のクライマックスか。なかなかよい設定だ。人間の欲望の浅ましさを描いていくのか、それでも消えない人間愛を描くのか。

2014/11/21

町の外に出てはならない
禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。下界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき「神の力」が孕む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた