信玄の軍配者 の商品レビュー
これは、とても読みやすかったです。 信玄が信玄と呼ばれるより前からの話で あまり知らなかった時期でもあり、 軍師視線からの物語で 武田家は あまり興味がなかったんですが、 ちょっと その周りの人物を読んでみるのもいいかなと 改めて思いました。 主人公の同志(友達)の二人の軍師...
これは、とても読みやすかったです。 信玄が信玄と呼ばれるより前からの話で あまり知らなかった時期でもあり、 軍師視線からの物語で 武田家は あまり興味がなかったんですが、 ちょっと その周りの人物を読んでみるのもいいかなと 改めて思いました。 主人公の同志(友達)の二人の軍師と 微妙に助け合い、絡むのですが 読み終わってから知ったのですが、 そのあとの二人の軍師目線の物語もあるみたいですね! ちょっと探して、他の二人の軍師のも 読んでみたいかも。
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軍配者シリーズ2冊目は、武田の山本勘介。 本書の最後で、北条、武田、上杉の3方が揃ったようなので、3冊目が楽しみ〜(あまり史実を知らないので読み物として普通に楽しめる予感)
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世界観、舞台設定:★★★★(4) ⇒早雲の軍配者の続編で、今回は山本勘助を主人公に武田氏サイドが描かれます。 ⇒前作でも「読みやすい歴史物だな~」と感じましたが、今回も同じ感想を持ちました。何故だろう?と考えてみたところ、可能な限り専門用語を使わず、私のような素人でも分かりやすい...
世界観、舞台設定:★★★★(4) ⇒早雲の軍配者の続編で、今回は山本勘助を主人公に武田氏サイドが描かれます。 ⇒前作でも「読みやすい歴史物だな~」と感じましたが、今回も同じ感想を持ちました。何故だろう?と考えてみたところ、可能な限り専門用語を使わず、私のような素人でも分かりやすい言葉に置き換えているからかなという結論に至りました。 登場人物の魅力:★★★★★(5) ⇒「山本勘助」は実在していたとされるものの、どのような人物であるかは謎に包まれています。だからこそ、作者なりの「山本勘助像」を自由に描くことが出来る人物であります。 ⇒本作品の勘助は「頭が抜群にキレて才能もあるが、チャンスに恵まれず、どん底人生からの一発逆転を狙い続ける男」といったふうに描かれています。前作主人公の「優等生で真っ直ぐ」な小太郎も好きですが、癖のある勘助(四郎左)も魅力的ですよね。 (⇒しかし・・・ここまで読むと、北条氏も武田氏も愛着があり、一体誰を応援して良いやらといった気持ちです。。) ストーリー:★★★★(4) ⇒本名である四郎左を捨てて、「山本勘助」として武功を立てる四郎左ですが、本当は「四郎左」としても認めて欲しい気持ちがあるのではないかと前作から感じていました。 ⇒そのため、中盤にある晴信との「例の場面」を読んだ時は「四郎左、良かったねぇぇ」と嬉しくなってしまいました。良い主人を見つけたものですね。 読み返したいか:続編を読んでから、また一巡する予定 文体:少年漫画を思わせるライトな読み心地、心理描写を重視する傾向 読後の気分:続編を読みたい!、でも史実通りになるならあの一派は・・・でも読みたい!
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不遇な身の上の四郎左が武田の軍配者、山本勘助に成長するまでの話。 前巻早雲の軍配者の小太郎は性格的にもまっすぐで早雲の夢見たとおりの立派な軍配者になりましたが、四郎左は性格も人生も屈折しまくっててなかなかハラハラする展開で面白かったです。 顔も悪いわ始終泥臭そうだわな四朗左ですが、不運な人生に立ち向かい、友との約束と自分の夢をあきらめない四朗左は人間くさくてとても好きです。 顔の事を言われたり、ひどい待遇を受けても泣かないのに、優しくされたり自分の才能を買ってくれたりするとすぐ泣くところも人間味があって良いです。しかし泣きすぎだ。 大嫌いだけど友達だって言う言葉の下りは青春だな~と思いました。どっちも中年ですが 千草とのやりとりはほほえましくてにやけました。 起承転結がまとまっているのでこの巻だけでも読めそうな感じです。
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軍配者シリーズ第二弾。足利学校で共に学んだ3人のうち、山本勘助は信玄の元へ。早雲の軍配者は若き風魔小太郎の活躍を描いて清清しい感じだったが、今度は老年の山本勘助を緻密に描いていて面白い。
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足利学校の同門として世に出た、風魔小太郎、山本勘助、蘇我冬之介三人を軸とする戦国青春グラフティー。本作は第二作として若き日の武田晴信と山本勘助の出会い常勝武田軍団が組成されてゆく過程が綴られている。幼年時の流行病から全ての家族を失い、自身も生死の境を彷徨った末に、醜い姿でその人生...
足利学校の同門として世に出た、風魔小太郎、山本勘助、蘇我冬之介三人を軸とする戦国青春グラフティー。本作は第二作として若き日の武田晴信と山本勘助の出会い常勝武田軍団が組成されてゆく過程が綴られている。幼年時の流行病から全ての家族を失い、自身も生死の境を彷徨った末に、醜い姿でその人生を送る事を余儀なくされた四郎佐。足利学校からの逃亡、京都建仁寺での軍配師修養を終え士官先を求めて旅立ったが、その容貌故の差別と蔑みに会い不遇の放浪を続ける。今川家では旧主山本勘助の家人に仇と狙われ六年間の囚人生活を過ごす。同じく遠州流罪の信虎との出会いを契機として甲斐武田に士官する事となる。信濃での高遠、小笠原、村上との戦いで、その軍配師としての地位と名声を。同じころ小太郎は河越の戦いでの大逆転により扇ケ谷上杉を倒し関東支配を高める。
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武田信玄が、まだ「晴信」と名乗っていたが中心なので、とても楽しめました。 信玄=骨太リーダー のイメージがつきまといますが、いい意味で裏切ってくれます。 だから慕われるんですよね~(´ー`)
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ライトノベル的に軽く読める。キャラクターが分かりやすいので、映像化もあるかも。しかし、作者は伝奇小説家だと思っていたらオーソドックスな歴史小説も書くのかと少し驚いた。自分の力をふるう機会を不当に与えられなかった男が、ついに機を得て羽ばたく。こういう話はいい。
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山本勘助の心情と武田晴信の大名としての成長のストーリーが、澱みも少なく史実を丁寧なストーリーで描いていて、解りやすく興味を持てる内容だった。前作との流れも見事につなぎ、厚みを感じる物語だったと思う。 実在も怪しまれていた名軍師「山本勘助」最近の資料で、存在は認められるも、その人物像と活躍の真実は解き明かされていなかったと思う。その辺の微妙な背景をも考慮して、上手く物語を仕上げていると思った。 そして登場人物の武将の皆さん、ホント人間臭さ満点。信虎とか小笠原とか傍目に見ると、ある意味いとおしい傑物。 ただ、大河ドラマ「風林火山」のキャスティングイメージが自分の頭の仲にこびりついていて、払拭出来ないまま読み進めてしまったのが残念。当作品の瑕疵では無く、自分個人の問題です。あしからず。
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武田信玄の軍配者として戦国時代に名を残した、山本勘助の物語 シリーズ第1弾の「早雲の軍配者」で、同じ足利学校で学んだ友人同士が、戦国の社会にでて、北条、上杉、武田の軍配者としてそれそれ活躍する。今で言えば同じ大学の同級生が、競合企業に就職して、そこのブレーンとしていつか再会する...
武田信玄の軍配者として戦国時代に名を残した、山本勘助の物語 シリーズ第1弾の「早雲の軍配者」で、同じ足利学校で学んだ友人同士が、戦国の社会にでて、北条、上杉、武田の軍配者としてそれそれ活躍する。今で言えば同じ大学の同級生が、競合企業に就職して、そこのブレーンとしていつか再会するよな現代社会のしくみとも変わらない がっつり戦国ものは戦いに明け暮れるイメージだけど、勘助の生い立ち、喜怒哀楽の感情に人間味感じられたり、あの武田信玄にも、意外と恋に関しては奥手、恋愛偏差値は低いな、、、なんて思ったりしながら読みました。 挫折したり寄り道したりしても、最終的には夢をあきらめずに、やりたいことをやり遂げてる、その思いの強さってすごいなぁ。 ハングリーでアウトローな勘助
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