信玄の軍配者 の商品レビュー

富樫倫太郎【著】

2011/08/05

山本勘助本当は四郎左．足利学校を卒業しその容貌のせいもあり長い低迷期を経てついに信玄の軍師に取り立てられる．武田家に滅ぼされた諏訪氏の雪姫の心をつかんだり、初の軍師としての働きにより晴信を始め重臣たちの信頼を得ていく．ただ風魔小太郎との友情や自分の親を追放した晴信がやけに好青年に描かれているところなど全体的に青臭い．

2011/08/05

足利学校で出会った３人は、いよいよそれぞれの主を見つけ、思う存分腕を振るおうとの約束を果たせる土台が整った。次が楽しみである。

2011/07/18

軍配者シリーズの第二弾。
不遇の時を乗り越え、運命の人ともいえる晴信に出会い、軍配者としての道を歩き始める勘助が書かれているのだが、文中では四郎左とされているところが憎い演出。

第三弾である「謙信の軍配者」でいよいよ小太郎・四郎左・冬之助が合いまみえてるのかと思うと楽しみ。

2011/07/06

再読。

山本勘助編。冬之助編も出ないかなー・・・今年の夏か秋あたり。
と思ってたらオフィシャルWEBで7/25予定だそうな。「謙信の軍配者」
楽しみｖ

成長した小太郎と勘助の邂逅も良いけど、でもお互い戦場で敵方の軍師として相対しようって・・・かっこいい友情だけど、どっちかが死んでしまうかもしれない訳だから。敵将として聞き知ってて、面白いと思って闘うのとは違うし。

2011/06/15

風摩小太郎に続いて、山本勘助が主役となるのが本作。不幸な生い立ちな四朗左の、前作以降の話となっているが、相変わらず不幸から始まり、苦節20年でやっと軍師として大成する直前までを描いている、そもそも小太郎も勘助も実在の人物なのか良くわからないとうことから筆者は自由に話を紡いでいるため、戦国の時代にこんな良い子の小太郎や、勘助は実は別人だったとかとか、史実から逸脱しながら物語としての面白さを追求しているため、歴史ものというよりも人物群像物という感じとなっている。前作は青春物で、本作は流石に中年の域なので苦しくなっているが、友情が続いている等、前作を踏襲している。それにしても冬の助が宇佐美定行とは思わなかった。また、小太郎の妻があずみであったことも予定調和的。ただし、あんなにかわいがっていた妹の消息は不明で、ついでにいうと風間党との確執も本作では本筋ではないので語られていない。次回作は謙信と信玄となると川中島の戦いなので、勘助は死んでしまうことになるだろうが、史実は史実として、素直に物語を楽しみたい。

2011/09/18

「早雲の軍配者」の続編なのだが、また違う面白さだった。歴史に疎い私は困難を乗り越えた四郎佐の生きるよすがに心うたれた。友を思う気持ちにも涙、涙。生きるために戦をするしかなかった時代。過酷な時代を思えば現代の困難はそうそう命が脅かされることはないのだけれど、四郎佐の生きる信念は我が身に当てはめても、とても勇気づけられた。それにしても何度、涙したことか。「謙信の軍配者」が夏に刊行予定とのこと。期待を持たせてくれます。

2011/05/31

軍配者シリーズ第二弾。
今回は山本勘助こと四郎左の物語。
前作が先が読めない展開で面白かったので、今回は期待し過ぎた感も…
最終作はいよいよ小太郎、四郎左、冬之介の闘いが読めると思うと今から期待大。一体誰に軍配が上がるのか？

2011/05/30

早雲の軍配者の続編。山本勘助の活躍を中心に、前作で描かれた風摩小太郎や、学友の曾我冬之介らのその後の話も出てくる。単独でも読めるが、前作とのつながりを知っていたほうが楽しめる。いよいよ、ってところで第3弾に続く、というのも前作と同じパターン(笑)。

2011/05/26

四郎左のターン。「早雲の軍配者」の頃から苦難の道をひた走っていただけに、晴信と出会い活躍の場を得られてよかった。
次は完結編「謙信の軍配者」。三人の結末はどうなるんだろう。

2011/05/23

早雲の軍配者よりこちらの方が面白い。
早雲の方は小太郎がいいやつ過ぎてしまって。

日本人、いかしてます。