アンダスタンド・メイビー(下) の商品レビュー
止まらなくて上下巻一日で読んでしまったけれど、好きかどうかというと好きではない、評価の難しい本でした そっちに言っちゃだめってわかってるのに、どうしても選んでしまう主人公が見ていて辛かった 宗教の話はちょっと唐突で中途半端になっている気がして、なくてもよかったのでは? それでもぐ...
止まらなくて上下巻一日で読んでしまったけれど、好きかどうかというと好きではない、評価の難しい本でした そっちに言っちゃだめってわかってるのに、どうしても選んでしまう主人公が見ていて辛かった 宗教の話はちょっと唐突で中途半端になっている気がして、なくてもよかったのでは? それでもぐいぐいと読ませてしまう上手さ、力のある作品です
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最後の行を読んで、この物語を読んで良かったと思えた。私は、許されてもいいのだと。 下巻も一気に読み終わった。島本さんは私をどこまで知ってるのかと言いたいぐらい、代弁された気分に今回もなった。真綿荘に出てくる晴雨さんの姿を、もっと具体的に書いたのが仁さんという印象を受けたのは気の...
最後の行を読んで、この物語を読んで良かったと思えた。私は、許されてもいいのだと。 下巻も一気に読み終わった。島本さんは私をどこまで知ってるのかと言いたいぐらい、代弁された気分に今回もなった。真綿荘に出てくる晴雨さんの姿を、もっと具体的に書いたのが仁さんという印象を受けたのは気のせい?
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重い。とにかく暗くて重い。島本理生を読むと、イマドキの若いコの恋愛観(とは違うか…不安定な恋愛感情?)に背筋が寒くなる。こんな恋愛したら命がいくつあっても足りない。
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結局何が言いたいのかさっぱり分からなかった。同じような話の携帯小説を昔読んだことがある気がする…。仁さん以外登場人物が誰も好きになれなくて、読んでいて困った。まだ上巻の方が構成が良かったと思う。
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女版カサノバコンプレックスって感じかな。人間は悪魔にはなれるけど、神にはなれないよ。罪や赦しに性差があるのか?ってのは難しい問題ではあるけれど、同じ状況で皆が同じように勝手な事するわけじゃないって事を考えると、性差ではなく、個人差でしかなくて、女流作家のある種の甘えを感じるかな。...
女版カサノバコンプレックスって感じかな。人間は悪魔にはなれるけど、神にはなれないよ。罪や赦しに性差があるのか?ってのは難しい問題ではあるけれど、同じ状況で皆が同じように勝手な事するわけじゃないって事を考えると、性差ではなく、個人差でしかなくて、女流作家のある種の甘えを感じるかな。この作品に共感する女子はちょっと倒錯しているかもね。
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「いらない、て。私、もう帰れないから。どこにも」 息がつまる。 でも、この話には救いが いくつも転がっている。 羽賀先輩と、一緒にいたらクロエの未来はまた変わっていたのでしょうか。 だけど、揺るぎのない救いは間違いなく仁さんが持っていると思います。 最後のシーンが、脳...
「いらない、て。私、もう帰れないから。どこにも」 息がつまる。 でも、この話には救いが いくつも転がっている。 羽賀先輩と、一緒にいたらクロエの未来はまた変わっていたのでしょうか。 だけど、揺るぎのない救いは間違いなく仁さんが持っていると思います。 最後のシーンが、脳裡に容易に浮かぶ。
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一生懸命で純真だからこそ誰よりも傷つきやすい黒江。本当はいつだって救われたかった。そんな気持ちが感じられて切ない。 宗教がストーリー上に表立ってきた時点で、そういう方向なのか・・・と少し戸惑った。
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愛と浄化と再生の物語。息子よ、君が大人になって誰かのことを本当に好きになった時、この本を読んでみてください。きっと大切なことに気づくと思います。間違いなく島本さんの代表作になると思います。まだこの本しか読んだことないけど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
途中から息もつかせぬ展開でした。 最後は前向きなラストで良かったです。 主人公の母が主人公に対してしたことは許し難い行為のはずなのに, その母の独白が妙に胸に迫りました。 上巻のように生理的嫌悪を覚える場面はほとんどなかったので,☆4つです。
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上下ともにほぼ一気読み。島本理生作品では珍しく、主人公が大人しい方ではなく、男性キャラも魅力的だったように思う。仁さんも、彌生くんも、羽場先輩も。彌生君とのやりとりは切なかったな。終盤、仁さんの優しさに泣きっぱなしでした。やられた。
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