アンダスタンド・メイビー(下) の商品レビュー

島本理生【著】

2011/07/16

起承転結の転と結を担う下巻です。いきなり車を運転しているので無免許かと心配しましたが、あの子も田舎のヤンキーを殴り倒して東京に逃げるように出て来てから数年ほど経ち二十歳になりました。筑波の高校は中退したのに、通信制の学校を卒業したのは立派です。たぶん、師匠の協力な激励があったことでしょう。運転免許の取得費用を出したのも師匠だそうで、彼女が立派な大人になるのを支援するその姿勢はとても立派です。しかも、下心がないなんて。上巻で蒔かれていた種が花開いてきます。色々あったけど彼女には幸せになってほしいね。師匠とは良い経験が続くといいなと思います。下巻の★の数は上巻よりひとつ増やしちゃいました。

2011/01/27

2011.01.26.　すぐ読み返した。

2011.01.23.　ラストにあるメッセージを読んで、今まで張り詰めていたものがぶわっと溢れる。読ませるその勢いはすごい（年々すごくなってる）けど、ところどころブツ切れの印象がある。島本さんは同じモチーフを何度もなんどもなぞるように書いていくんだろう。

2010.12.28
→上巻に続いて予約済み。1人待ち。

2010/12/19

勢い加速で一日で読み終わったけど・・・・・

想像以上のどーん感・

疲れた。

ここまで、長く暗くて重い話だと、疲れる。
で、結局リスカ・自殺志願者

島本理生は好きだけど、話のターニングポイントとか、構成要素が同じで既視感が強め。
一気に読みすぎたかな。

2019/01/16

過去を捨てて生きることはできない。
忘れたくても思い出すことがある。
前を向いて生きていくには足枷が重すぎる。
すべてを終わらせたいと願うその時、何よりも生きることを感じるのかもしれない。
そこを乗り越えられたら、赦したら、許されたら、はじめて生きていたことを知るのかもしれない。