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福袋 の商品レビュー

3.3

42件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

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2011/07/27

そこそこ。再読はなし。 突然箱を押し付けられて困るアルバイトとか、赤ちゃんを押し付けられて困る離婚直後の夫婦とか。

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2011/06/13

 新年と言えば福袋!これはさぞかし明るく楽しい小説に違いない!と思って手に取ったら、全然そんなことなくって・・・  全部で8編からなる短編集である。「イギー・ポップを聴いていますか」なんていうそそられるタイトルもあったりして、思わず読む前なのであるが、「もちろん聴いてるよ!」と...

 新年と言えば福袋!これはさぞかし明るく楽しい小説に違いない!と思って手に取ったら、全然そんなことなくって・・・  全部で8編からなる短編集である。「イギー・ポップを聴いていますか」なんていうそそられるタイトルもあったりして、思わず読む前なのであるが、「もちろん聴いてるよ!」と言いたくなったりして。どの話も日常の中の非日常が描かれているのだけれども、その非日常によって各編の主人公にもたらされた内面の変化というものがちょっと怖かったりする。普段はわからないけれども、そこにもここにも周りに普通に潜んでいるような怖さである。

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2011/06/12

2011年06月 02/033 「八日目の蝉」で読んでみて、気になったので読んでみました。 短編が8つの連作小説。 「福袋」とタイトルにあるように袋というか、中に何が入っているかわからないものに接した、開けた人たちのエピソードでした。 「イギーポップを聴いていますか」「白ってい...

2011年06月 02/033 「八日目の蝉」で読んでみて、気になったので読んでみました。 短編が8つの連作小説。 「福袋」とタイトルにあるように袋というか、中に何が入っているかわからないものに接した、開けた人たちのエピソードでした。 「イギーポップを聴いていますか」「白っていうより銀」の二つがスキでした。 秘すれば花とか、知らぬが仏とかいろいろあるよな、と当たり障りのない感想を持ちました。

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2011/05/19

私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて、この世に生まれてくるのかもしれない…見知らぬ客から段ボール箱を預ったバイト店員。はたしてその中身とは?家を出ていった夫の同窓会に、代理出席した離婚間近の妻。そこで知った夫の過去とは!?自分の心や人生の“ブラックボックス”を思わず開...

私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて、この世に生まれてくるのかもしれない…見知らぬ客から段ボール箱を預ったバイト店員。はたしてその中身とは?家を出ていった夫の同窓会に、代理出席した離婚間近の妻。そこで知った夫の過去とは!?自分の心や人生の“ブラックボックス”を思わず開けてしまった人々を描く、八つの連作小説集。

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2011/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不思議な人々が登場する短編集。 『八日目の蝉』のときにも思ったのですが(http://booklog.jp/users/amanjaque/archives/4122054257)、角田光代さんの子供の描き方は、紫式部よりも清少納言に近いような気がします。この本に収められた「白っていうより銀」でも、駅で赤ん坊を見ていてくれと頼まれてしまう主人公は、赤ん坊の扱いを全く知らず、でも受け取った赤ん坊に興味津々で、目線が清少納言的に感じられるのです。 ちなみに角田光代さんは、『八日目の蝉』の文庫版が出たとき、ツイッターで宣伝しようとして写真を間違えていらっしゃいました。何てかわいらしいひと。 http://twitter.com/#!/Kakutamitsuyo/status/27754879141281792 http://twitter.com/#!/Kakutamitsuyo/status/27758012164739072

Posted byブクログ

2011/04/09

わかるようなわからないような話が多く、だから何?と私にはすっきりしなかった。それをどう捉えるのかも不明。再読しないとみえてこないのかな。多分しなさそうだけど。

Posted byブクログ

2011/03/25

あんまりパッとせんかったっすね…。 【箱おばさん】と【白っていうより銀】は好き。 p.10「やばい人がそうするように、まっすぐ、迷いなく私の元に歩いてきた。」 これは分かる。やばそうオーラの察知が遅くて逃げられないこと多し。

Posted byブクログ

2011/02/21

角田光代さんは好きで(全部はまだ読んでないけど)本屋さんで 見かけたら買って読みますが、今回のは… 何か全体的に暗めだったな…私のとらえ方がそうだっただけかな? ある意味日常にありえそうな話だから 受け入れたくないだけなのかもしれないけど

Posted byブクログ

2011/01/16

「日常のなかの非日常」になりそうでならない風景の切り抜き集。そのあたりのさじ加減が絶妙で、なんともいえない現実感を漂わせている。「だからなんなの」とか「その後どうなったの」というのが気になる人には不向きかも。

Posted byブクログ

2011/01/10

どの作品でも、人への視線のあたたかさ、包容力を感じる。 今の私は「犬」にとても思うところありだった。ものすごく驚くような面を人はもっていて、それも包含して関係は深まりすすんでいくんだなぁ・・。

Posted byブクログ