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NOVA(3) の商品レビュー

3.6

24件のお客様レビュー

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2024/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回は好みの作品が見つからず。 「ろーどそうるず」★★☆☆☆ バイクが人格持ってる設定の話。 「想い出の家」★★☆☆☆ ほのぼの系に見せかけたホラーかと期待したらそうでもなく。 「東山屋敷の人々」★☆☆☆☆ 人類が不老を手に入れたら、というもしもSFの一種だったけど、途中でめんどくさくなった。 「犀が通る」 円城塔著。難読につきパス 「火星のプリンセス」 東浩紀著。「クリュセの魚」の続編。面白くないからパス。 「希望」 こちらも入り込めず、途中でパス

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2023/12/04

とり・みき『SF大将 特別編 万物理論[完全版]』 小川一水『ろーどそうるず』 森岡浩之『想い出の家』 長谷敏司『東山屋敷の人々』 円城塔『犀が通る』 浅暮三文『ギリシア小文字の誕生』 東浩紀『火星のプリンセス』 谷甲州『メデューサ複合体(コンプレツクス)』 瀬名秀明『希望』

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2020/01/06
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国内SFも本当、よき。 そう思わせてくれました。 最後に出てくる作品がとてつもなく切ないのよね。 いわゆる彼女は読んでいるとわかるけど かりそめの存在でしかないのよね。 その彼女を取り囲む、滅びの道へ進むこの世界… 彼女はそんなコマの一人でした。 でも、彼女はどこかその存在には気付いていたのでしょうね。 それには耐えられなかったのかも。 良い作品ばかりで本当に困る…

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2018/10/08

74:浅暮三文、小川一水、瀬名秀明各氏の作品がとても好き! いろんな作風が楽しめるのも、アンソロジーならではですね。「ろーどそうるず」は小川さんお得意の分野だと思うのですが、しっかりしてやられました。瀬名秀明さんの短編集「希望」は今読んでるところ。面白いけれど、私の脳みそが足らず...

74:浅暮三文、小川一水、瀬名秀明各氏の作品がとても好き! いろんな作風が楽しめるのも、アンソロジーならではですね。「ろーどそうるず」は小川さんお得意の分野だと思うのですが、しっかりしてやられました。瀬名秀明さんの短編集「希望」は今読んでるところ。面白いけれど、私の脳みそが足らずにストンと腑に落ちないのが悔しいです。浅暮さんは実は初読。これから読む本が増えるのも、アンソロジーのいいところですね! NOVA4も楽しみ。

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2016/05/19

小川一水「ろーどそうるず」バイクに搭載されたAIの会話。擬人化っぽい 森岡浩之「想い出の家」バーチャルリアリティを家に搭載したおばあさん。しかしそこに描かれる想い出はすべて他人のものだった 長谷敏司「東山屋敷の人々」不老不死の族長に後継者と指名された大学生。だけど不老不死なのに後...

小川一水「ろーどそうるず」バイクに搭載されたAIの会話。擬人化っぽい 森岡浩之「想い出の家」バーチャルリアリティを家に搭載したおばあさん。しかしそこに描かれる想い出はすべて他人のものだった 長谷敏司「東山屋敷の人々」不老不死の族長に後継者と指名された大学生。だけど不老不死なのに後継が必要か?途中までは面白かったけど途中から段々イミフに。ひとりよがりな文章も鼻につく 円城塔「犀が通る」苦手だったけど、これは読めた。喫茶店の常連とウェイトレスとウェイターと。さらにそこに飾られている星図とデューラーの犀と。それぞれの視点でいろいろ語る。とりとめもないけど意味がわからないわけでもない。 浅暮三文「ギリシア小文字の誕生」小文字ひとつひとつをその形から意味を類推するんだけど、通して全てが下ネタ。オメガがωおっぱいだということは脳に刻み付けられた。 東浩紀「火星のプリンセス」NOVA2からの続き。あんま憶えてないしw多分あまり面白くなかったし、今回のも面白くない。ってか意味もなく時系列をごちゃごちゃにするのよくない。 谷甲州「メデューサ複合体」既読。 瀬名秀明「希望」養父に、自動車事故検証用のダミーロボットの型取りをされていた娘の独白的な。ダミーロボットと気持ちというか痛みがシンクロ?するような?よくわからん。終始漠然とイミフだった。これを絶賛する人も多くて自分のSF能力の低さを知る。 なんつーかさ、もっとほわっとしたソフトなSFが好き。NOVA1とか結構そういう作品あったのにさ。精神とか宗教とか哲学的なのは苦手だお。

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2016/02/08

 SFオリジナル・アンソロジーの第3弾。  まずはマンガ。とり・みき「万物理論」。もちろんイーガンのパロディで、「すべてのSFを説明する究極の定義」がテーマで、それが発表されたら、SFは消失する。ここで笑えない人にはつまらんな。  とはいえ、『NOVA3』を読みつつ、これがSF...

 SFオリジナル・アンソロジーの第3弾。  まずはマンガ。とり・みき「万物理論」。もちろんイーガンのパロディで、「すべてのSFを説明する究極の定義」がテーマで、それが発表されたら、SFは消失する。ここで笑えない人にはつまらんな。  とはいえ、『NOVA3』を読みつつ、これがSFか、などとまたまた思うのである。  小川一水「ろーどそーるず」。SF設定によるバイク小説にして、人情話。この程度のSF設定の普通小説はジャンル外にも一般化しているともいえるが。バイクに特段愛着はなくとも、道具に対する愛という点でオタク的心性をくすぐる点がSF的といえるのかも。  森岡浩之「想い出の家」、長谷敏司「東山屋敷の人々」はテクノロジーの発展と人間や社会の変化を描くという点で、近未来SFのひとつの定式に沿っている。そこに家族という問題が絡むのが,古くさいというべきなのか、現代的というべきなのか。もっとも2作を一緒くたにはできず、前者が短編のノリで軽くまとめているなら、後者は長編の重みを持つ。  円城塔「犀が通る」。この人はさすがに一筋縄ではいかない。ある喫茶店の状況を描いただけ。ただ、非常に独特の思考回路、あるいはもうほとんど病気か発達障害かというような偏った論理過程で記述された平凡な情景。これがSFかというと、コンテンツがSF的なのではなく、描写方法がSF的とでもいうほかないのだろう。  浅暮三文「ギリシャ小文字の誕生」。ギリシャ小文字がいかにエロいものか暴露した、この小説(?)はSFではないが、分類不能。こうしたものを受け入れてきたのがSFであることも事実。  東浩紀「火星のプリンセス」は『NOVA』で連載の長編の一部。一部をとってどうのと評しがたいが、アニメのノベライゼーションのような感触に鼻白む。  谷甲州「メデューサ複合体」は宇宙土木SFシリーズの22年ぶりの新作。もっとも馴染みのSF世界という感触がある。  瀬名秀明「希望」は正直、読み解けていない。量子論から9.11以降の社会の問題まで様々な概念を持ち込み、多くのものが暗示に留められた小説。テーマは重力と心。キーワードは希望。これは9.11後の希望であり、パンドラの箱に残った希望であり、その希望は多義性の霧の中に逃れ去ってしまう。  本書を読んでの感想。おそらくSFは消滅に向かっている。そして消滅後に残った希望をまたSFと命名するのだろう。

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2014/08/10

小川一水さんの「ろーどそうるず」がものすごくツボ。近未来のバイクの話。高度なAIを積んで、自分で走行レポート作ってをメーカーに送信するバイク、の一人称で描かれた短編。事故に遭い売られ盗まれと波瀾万丈な人生を辿るバイクのけなげさが切ない。 長谷敏司さんの「東山屋敷の人々」は背筋が寒...

小川一水さんの「ろーどそうるず」がものすごくツボ。近未来のバイクの話。高度なAIを積んで、自分で走行レポート作ってをメーカーに送信するバイク、の一人称で描かれた短編。事故に遭い売られ盗まれと波瀾万丈な人生を辿るバイクのけなげさが切ない。 長谷敏司さんの「東山屋敷の人々」は背筋が寒くなるようなリアリティのある社会派SF。不老長寿の実現してしまった近未来の日本で変容していく家族のありようと人々の社会性。

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2012/06/12

NOVA2に比べると、粒が小さくなったなあという印象でした。 その中で「想い出の家」と「東山屋敷の人々」の2作品が特に気に入りました。 瀬名秀明さんの「希望」はすごい作品だという気はするのですが、難解すぎて私の頭にはスゥーと入ってきませんでした。 谷甲州さんの「メデューサ複合体」...

NOVA2に比べると、粒が小さくなったなあという印象でした。 その中で「想い出の家」と「東山屋敷の人々」の2作品が特に気に入りました。 瀬名秀明さんの「希望」はすごい作品だという気はするのですが、難解すぎて私の頭にはスゥーと入ってきませんでした。 谷甲州さんの「メデューサ複合体」はこれから、ってとこで終わってるので是非続編が読みたいですね。

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2012/01/08

バイクのことはわからないけれど、「ろーどそうるず」はとても良かった。 あれ、なんでバイクとその走行をフィードバックする仮想車輛の通信で目頭が熱くなっているんだろう…。

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2011/12/22

 まずはイーガン・テーマをマンガで描くなんだが、さっぱりだめな「万物理論(とりみき)」。続いてバイクに知性が宿る「ろーどそうるず(小川一水)」なんだが、意外とこれが私のツボをついたようで、とっても楽しかった。いやぁバイク乗りたくなったよ。ホント。  気分よく「想い出の家(森岡浩...

 まずはイーガン・テーマをマンガで描くなんだが、さっぱりだめな「万物理論(とりみき)」。続いてバイクに知性が宿る「ろーどそうるず(小川一水)」なんだが、意外とこれが私のツボをついたようで、とっても楽しかった。いやぁバイク乗りたくなったよ。ホント。  気分よく「想い出の家(森岡浩之)」へと続く。これも着眼点はいいんだが、オチがぼけている感じ。少し期待の「東山屋敷の人々(長谷敏司)」はだらだらと長く、登場人物も多いためパス。苦手意識先行型の「犀が通る(円城塔)」も流し読みに近い。  楽しそうな「ギリシア小文字の誕生(浅暮三文)」だが、笑えるのは最初だけかな。続いて続編としての「火星のプリンセス(東浩紀)」なんだが、前も乗り切れていないので、テンションが低いまま読了。ラス前の「メデューサ複合体(谷甲州)」は既読。  オーラスの「希望(瀬名秀明)」はとてもいいテーマなんだと思うんだが、難解。じっくりと読まないとわかりづらい。しかし、じっくりと読む気も起らないというややこしさ。ってことで今回も期待外れかな。

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