ザッポス伝説 の商品レビュー
小さなころにやった経験は、大人になっても廃れることはない。ミミズの繁殖から始まった一人の少年の挑戦は、時も得て顧客も社員も満足する素晴らしい会社へと成長した。彼らが取り扱っているのは靴であるが、彼らが売っているものは靴ではなくサービスだということができる。会社がその存在意義を理念...
小さなころにやった経験は、大人になっても廃れることはない。ミミズの繁殖から始まった一人の少年の挑戦は、時も得て顧客も社員も満足する素晴らしい会社へと成長した。彼らが取り扱っているのは靴であるが、彼らが売っているものは靴ではなくサービスだということができる。会社がその存在意義を理念や文化に見出すように、いくら能力があってもその思いに賛同できないものは採用しないという気概が、より高いパフォーマンスとバリューの継承につながっているのだと思う。ボリュームがあり、一見取っ付きにくそうな印象を与えるが、それとは裏腹にサクサクと読みやすく、また何度でも読み返したくなるような内容実があふれる、そんな一冊であった。
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「amazonに買収されたザッポス社」はどんな会社かを知りたくて読んだ。いかに会社のブランドを創り上げるかを書いた前半、後半では会社組織で人を幸せにする事の大事さが記されている。「〇〇してはいけない」とかそこらへんのビジネス書を読むより、よっぽど心に残った本。おすすめ。
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前半のトニーの半生はテンポが良くて面白いが、後半の会社の文化の説明は段々読み疲れてしまった。 ただ、コアバリューのひとつ“「ワオ!」という驚きの体験を届ける”に関するエピソードは印象的だった。 周囲に嬉しい驚きを提供することを習慣にするのは良いかもしれない。
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起業しようとしている人やスタートアップ企業のトップマネジメント向け。 従業員モチベーションとサービス企業業績に強い相関があると気づいた経営者がその実現に向け様々な策を弄する。最終的には、従業員モチベーションを企業文化と位置付けることに成功するお話。 その具体策や目指す方向性は、創...
起業しようとしている人やスタートアップ企業のトップマネジメント向け。 従業員モチベーションとサービス企業業績に強い相関があると気づいた経営者がその実現に向け様々な策を弄する。最終的には、従業員モチベーションを企業文化と位置付けることに成功するお話。 その具体策や目指す方向性は、創業間もない企業では役立てることができるかもしれない。
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会社経営で非常に参考になる事が多く書いてあった。 経営以上のことも。 ビジョナリーカンパニー2の影響も大きいようだ。 しかし社員にビジョン、文化が本当に大事なのだと肌から共感してもうらってのが難しい。カルト的になっちゃうよなぁ。このあたりはコミュニケーションなんだろうな。
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3.11の大震災に加えて、原発放射能問題に直面した。何か人々の心に大きな衝撃を与えた。わたしもその一人だ。 そんなときにこの本に出会った。この本は確かにひとつの方向を示すものである。人生のあり方を考え直すこと、人生の大半を過ごす会社のあり方そのものを考え直すことを促す。 幸せにな...
3.11の大震災に加えて、原発放射能問題に直面した。何か人々の心に大きな衝撃を与えた。わたしもその一人だ。 そんなときにこの本に出会った。この本は確かにひとつの方向を示すものである。人生のあり方を考え直すこと、人生の大半を過ごす会社のあり方そのものを考え直すことを促す。 幸せになりたい、幸せでありたい。そのためにどうする?そのために経営している会社の社長が書いた本である。
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ザッポスっていう会社は知らなかった。日本では知名度低いのかな。 CEOのトニー・シェイは子供のころから企業化精神が旺盛だったとか。 この人の、ビジネスに対する情熱はすごいなぁ。 要所〃で「自分にとって何が幸せなのか」を見つめなおして、自分の価値観にしたがって行動する姿勢はとっても...
ザッポスっていう会社は知らなかった。日本では知名度低いのかな。 CEOのトニー・シェイは子供のころから企業化精神が旺盛だったとか。 この人の、ビジネスに対する情熱はすごいなぁ。 要所〃で「自分にとって何が幸せなのか」を見つめなおして、自分の価値観にしたがって行動する姿勢はとっても参考になる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
110421 facebook本と並ぶくらい最高の本! ・これまでの人生で最高に幸せを感じたリストを作成したとき →1つもお金を伴っていなかった →何かを作っているとか、クリエイティブで独創的でいる時 ・『私たちはみな、自分の所属する会社と文化によって、どれ ほどあっけなく自分で考えることを辞め、結局のところ幸 せとは人生を楽しむことであるのにも関わらず、規定のこ ととしてお金がたくさんあることイコールより多くの幸せ と成功だと思いこむように洗脳されているか、ということ でした』 ●ポーカーで学んだこと(ビジネスにも使える)ムロセレクト 1市場機会を評価する ・着くテーブルを選ぶのは、自分できめられる最も重要なこと ・付いたテーブルで勝ち目がないとわかったら、テーブルを変えてもかまわない 2マーケティングとブランディング ・強い相手なら弱く見せ、弱い相手なら強くみせるブラフするタイミングを判断する ・自分のブランドが大切 3ファイナンス ・想定できる最悪のシナリオに対して常に準備をしておく ・リスクが最低のものでなく、期待値が大きい物を選ぶ ・負けても差し支えない範囲でプレイする 4戦略 ・ゲームの仕方を理解しないでゲームをしないことたとえ大勢がそのゲームで儲けていても ・自分のやりかたを貫くこと ・フレキシブルでいること ・辛抱強く、長期的に考える事 ・スタミナと集中力が最もあるプレイヤーが大抵勝つ ・他人と差別化をする。みんなと別の行動をする 5継続的に学習する ・みずから学ぶこと、本を読む、経験者から聞く ・実践で学ぶこと ・才能があるプレイヤーのなかに身をおいてプレイすること 6カルチャー ・ゲームが好きであること。朝起きてもそのことを考えるくらいまで ・自分の学んだことを他人とシェアする ・楽しむこと END ・『ポーカーをやる理由が金を稼ぐことより、友人と楽しみ 新しい人と知り合い人間関係を築いていくことになった』 ●『何かを獲得しようとするのではなく、友情を築くために、あなたが知り合った人に対して どうすればよいか心から関心を寄せられるかを見出すことができれば、おかしなもので、 いつか将来ビジネスかプライベートでほぼ確実に何か恩恵を受けるものです』 →従来のビジネス感覚のネットワーク作りをやめて【友人・友情】を増やすこと ・「あなた地震の世界を思い描き、それを創り、信じれば、あなたの周りに世界が出来上がるわ」 ・教訓:自分のビジネスのコア・コンピテンシーを決してアウトソーシングしてはならない ・『毎朝目が覚めたら、ザッポスをよりよくできる1%の改善とは何かということではなく、 「自分自身」を個人的にも仕事上でもより高められる1%の改善とは何かについても考えて みてください。結局ひとりひとりの成長なしには、ザッポスは成長できないのです。』 ・『月曜日の朝、仕事に行くのが嫌で嫌でたまらないという言う時、人は自分のどこか一部を 家に残していこうとしていることに気づいているからだと思います。自分の才能をすべて 仕事に持ち込むように社員の意欲をかきたて、ほかのみんなと同じようにするからではなく、 限界にいどみ、冒険心にあふれ、創造的で、オープンマインドでいることと、新しいことに 挑戦しようとしていつことに対して報いるようにしてらどうなるか見てみませんか!』 ・『私たちは、最高のチームとは一緒に仕事をするだけでなく、職場の外でも付き合うような チームだと考えています。会社にとって最高の素晴らしいアイディアの多くは、職場の外で のインフォーマルな付き合いから直接生まれたものなのです。』 ・『ワオ!のサービスを続けていればメディアは向こうから寄ってくる』 ・ネガティブに受け止めていることが、いつ好転するかはわからない
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靴のオンライン小売としては、アメリカ最大の小売会社の『ザッポス・ドットコム』のCEOトニー・シェイが、創業からアマゾンに買収(結婚)されるまでの「ハピネス哲学」に基づき経営を行った成功物語。 「ハピネス」についての哲学 最終的に「幸せになること」が目的で仕事をしているのなら、も...
靴のオンライン小売としては、アメリカ最大の小売会社の『ザッポス・ドットコム』のCEOトニー・シェイが、創業からアマゾンに買収(結婚)されるまでの「ハピネス哲学」に基づき経営を行った成功物語。 「ハピネス」についての哲学 最終的に「幸せになること」が目的で仕事をしているのなら、もっと「幸せそのもの」に焦点をあてるべき。だからザッポスは社員、顧客、取引先、そして世界に幸せを届ける会社でありたいのです。 ニックは売り込みの文句を三つの文に要約した。 「アメリカでフットウェアは400億ドル産業で、カタログ通販が20億ドルを占めています。ネット通販は今後も成長が続くと見込まれます。近い将来、人が靴を履かなくなることはないでしょう。」 ポーカーゲームでわかったことはどのテーブルにつくかが私にできる最も重要な意思決定だということでした。 従来のビジネス感覚の「ネットワーク」作りをやめて、友情そのものが報いとなるところで、友人の数を増やし、友情を深めるようにすることです。 自分たちのコア・コンピテンシーを決してアウトソースしてはならない。 ローテクに聞こえるかもしれませんが、電話はブランディングに最適なツールのひとつだと信じています。5分ないし10分の間、顧客の注意をこちらに向けさせられると同時に、ここできちんと対応すれば、顧客はこの体験をいつまでも記憶にとどめしかも友人たちに話してくれることがわかったのです。 「忘れないでほしのは、ザッポスは私の会社でも、投資家の会社でもないということです。ザッポスは私たち全員の会社で、ここからどこに向かうかは私たち全員にかかっています。」 「なぜ?」という問いかけを自分に繰り返し続けていくと、人生で追い求めていることが何であれ、そのおかけで結局はもっと幸せになれるとみんな信じているのです。 「ハピネスワーのフレームワーク」 幸せとは 1.自分で自分をコントロールしていると感じられるか 2.自分が進歩していると感じられるか 3.つながり 4.ビジョンと意味 以上、4つのことできまります。
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トニーシェイがザッポスを起業するまで詳しく書いてあります。子供時代からこれは商売になるぞというアイディアを次々思いついてそれでお金を稼いでいたようです。起業家ってやっぱりアイディア力はすごいと感じました。当たり前かもしれませんが、会社が買収されるに当たっての金額の桁が半端ないです...
トニーシェイがザッポスを起業するまで詳しく書いてあります。子供時代からこれは商売になるぞというアイディアを次々思いついてそれでお金を稼いでいたようです。起業家ってやっぱりアイディア力はすごいと感じました。当たり前かもしれませんが、会社が買収されるに当たっての金額の桁が半端ないです。。。
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