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チーム(Ⅰ) の商品レビュー

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211件のお客様レビュー

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2024/09/06

中学生の頃に一度読んでいたのを思い出し、久々に読みたいと思い読み始めた。 読んで改めて思ったが、箱根駅伝の中でも学連選抜を中心に描かれているのが面白い。 描写も良く、まるで自分が走っているように感じます。この小説をきっかけに毎年の箱根駅伝が楽しみになりました。

Posted byブクログ

2024/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

チームとは。 タイトルであるはずである、この物語の命題の答えは残念ながら感じられなかった。 ランナーの描写はよい、特に風景や応援を見ながら、聞きながら長距離を走る場面は、思考内容も含めとてもリアルに感じた。 ウラスジにはこう記されている。「いわば"敗者の寄せ集め"の選抜メンバーは、なんのために襷をつなぐのか」。 その解はないまま、ただ自分の哲学で走り続ける選手の描写が続くのみ。 寄せ集めの学連選抜が優勝を目指すドラマ、というだけなら面白い話だとは思う。しかし、この小説の主人公は古傷を抱えており、本番直前にその再発を感じながらも、結局は自身のリベンジのために走ることを決意する。監督や彼の仲の良い友人はそれを容認するが、他のチームメイトには一切知らされない。これが本当に彼らが散々口にしてきたチームの最終的な形なのか。自分の哲学を押し通してでも、ケガを押してでも、襷さえ繋げきりゴールができれば、それはチームの証とでも言うのだろうか(もしかしたら私の思うチームの形が、この小説の提示したいチームの形と違っているだけなのかもしれないが)。 また校正漏れなのか、合宿の練習メニューの件で、1000mを10本走るはずがいつの間にか1500mを10本走っている描写になっている。リアルな描写と世界観に浸りたかっただけにこういった些細なことで集中が途切れるのが残念。 最後に、ケガをドラマとして扱うことに対しては相当な危うさを感じる。そこに爽快感は感じられないし、決して美談にしてはいけないことだと、強く思う。

Posted byブクログ

2024/07/16

 箱根駅伝の学連選抜チームの奮闘。  ほぼ予想通りの展開だが、この手のスポ根物は、楽しめるし、結構感動してしまう。

Posted byブクログ

2024/05/29

駅伝小説の3冊目。学連選抜のチームとしてのまとめ役の苦悩を描いた作品。 箱根を走る10人全員のエピソードを描いてほしかった。

Posted byブクログ

2024/03/04

堂場作品を初めて読んだ。 駅伝に興味がない私でも面白く読むことができた。 レース中の描写は細かくてそれぞれの選手の心情だったり状況が伝わってきた!

Posted byブクログ

2024/01/27

2024.01.27 結末には驚いた。この流れならこうなるだろうという予想は外れた。 主務の人の良さが少し嘘っぽく感じるのは自分が年老いて素直さを失ったからか。

Posted byブクログ

2023/12/28

今にも風切り音が聞こえてきそうなくらい躍動感のあるドラマ。駅伝そのものの魅力に加え、スポーツの枠を超えた人生の示唆に通じる豊かさを感じた。次の箱根駅伝が何倍も楽しめそう。 ── 膝は敵であり、同時に頼りにしなければならない大事な味方だ。このまま俺の言うことを聞いてくれるのか。そ...

今にも風切り音が聞こえてきそうなくらい躍動感のあるドラマ。駅伝そのものの魅力に加え、スポーツの枠を超えた人生の示唆に通じる豊かさを感じた。次の箱根駅伝が何倍も楽しめそう。 ── 膝は敵であり、同時に頼りにしなければならない大事な味方だ。このまま俺の言うことを聞いてくれるのか。それとも裏切るのか─ ケガの失敗という過去に怯える主人公が、体の声を聞きながらアンカーを走るシーン。もうハラハラする。こうして自分と向き合いながら、ゆっくり俯瞰し、内観すること。ヨガやマインドフルネスでも学ぶことはできる。ただしこれはレースだ。それもたった1時間の。両肩には仲間の信頼が乗っている。このジレンマに無性に掻きむしりたい気持ちになった。 元々運動音痴だった私は、これだからチーム戦がイヤだったのだ。それなのになぜかページをめくる手が止められない。次へ次へと背中を押される。 駅伝はチーム競技か、はたまた個人競技なのか。 そんな問いに意味はないけど、考え出すと結構ハマる。きっとチームでありたいというのは、願いと言ってもいいのかも。人生80年のレースも、きっと同じなんだなーなんて思う。 何が同じって?それは妻にわかってほし─後略

Posted byブクログ

2023/11/06

箱根駅伝の学連選抜をテーマにした作品。青春スポーツもの、いいですね。大好物です。10区あるのに4人しかクローズアップされてなかったことだけが残念でしたが、登場人物一人ひとりに感情移入できて良かったです。さて、走ってこようかしらん。

Posted byブクログ

2023/08/12

箱根駅伝予選落ちから集められる学連選抜にスポットをあてた物語。出場校ではなく選抜の寄せ集めで箱根を勝ちにいくってのが面白い。 現実ではどうなんだろ?と調べてみたら、ちょうどこの小説が発刊された2008年83回大会で原監督が率いた選抜チームが4位と大健闘していた!今年の1区で飛び出...

箱根駅伝予選落ちから集められる学連選抜にスポットをあてた物語。出場校ではなく選抜の寄せ集めで箱根を勝ちにいくってのが面白い。 現実ではどうなんだろ?と調べてみたら、ちょうどこの小説が発刊された2008年83回大会で原監督が率いた選抜チームが4位と大健闘していた!今年の1区で飛び出した新田くんを思い出しました。 でもやっぱり勝つのは現実的に難しい。4年間同じ釜の飯を食べた仲間との絆には敵わない。100回大会から廃止するようです。過去に公務員ランナー川内さんも出場しているのに残念ですね。 箱根駅伝大好き!マラソン大好き!私も市民ランナーなので走るの大好き!早速「チームⅡ」続編読み始めました。 山城~~~!!!

Posted byブクログ

2023/08/11

箱根駅伝ファンにはたまらない作品。 読んでるだけで箱根駅伝を感じられる、学連選抜に光が当たった作品。 選手も監督も大変だろうなと思う。 スポーツ小説といえば実業之日本社、箱根駅伝といえば原晋監督、駅伝中継といえば中村秀昭アナ、最強!

Posted byブクログ