チーム(Ⅰ) の商品レビュー
堂場瞬一さんのスポーツ小説はみんな良作! 面白い! 今作は、学生連合として箱根駅伝を走るチームの物語。 学生連合というところに焦点をあてるところもすごい!学生連合に招集された選手たちが箱根を走るまでのドラマや選手それぞれの思い…自分のためだけに走ると公言する天才ランナー、チーム...
堂場瞬一さんのスポーツ小説はみんな良作! 面白い! 今作は、学生連合として箱根駅伝を走るチームの物語。 学生連合というところに焦点をあてるところもすごい!学生連合に招集された選手たちが箱根を走るまでのドラマや選手それぞれの思い…自分のためだけに走ると公言する天才ランナー、チームのために奮闘するキャプテン、学生連合のというチームで才能を開花させたランナー、勇退を目前にした名将。 登場人物全員のキャラクターがたっていて、読み応えがある。 読み終えると、すぐまた箱根駅伝を見たくなる
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大学での出場を逃したら、好タイムの選手ばかりの 学連選抜チームができる。 そこで走る事になった主人公は、リーダーに。 お約束(?)の自分の事しか考えてない人間もいて ちょっともめてみたりして。 それもまた、最後には…な状態になっています。 初めて走る人、タイムの事しか考えていな...
大学での出場を逃したら、好タイムの選手ばかりの 学連選抜チームができる。 そこで走る事になった主人公は、リーダーに。 お約束(?)の自分の事しか考えてない人間もいて ちょっともめてみたりして。 それもまた、最後には…な状態になっています。 初めて走る人、タイムの事しか考えていない人 過去の失敗に囚われている人。 人それぞれ、な状態でした。
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前年の箱根駅伝で自らの失速でシード権を逃し、予選会でも敗れ、学連選抜として箱根駅伝に出場することとなる・浦大地。 キャプテンとして、学連選抜チームを『チーム』として、まとめようと奔走する。 そして、昨年の自らの10区での屈辱をはらすことを誓う。 絶対的エース・山城。『チーム』...
前年の箱根駅伝で自らの失速でシード権を逃し、予選会でも敗れ、学連選抜として箱根駅伝に出場することとなる・浦大地。 キャプテンとして、学連選抜チームを『チーム』として、まとめようと奔走する。 そして、昨年の自らの10区での屈辱をはらすことを誓う。 絶対的エース・山城。『チーム』を顧みることなく、自分のために、自分の記録を更新することしか頭にない。 学生連合というそれぞれのチームから離れた寄せ集め『チーム』で、チームをひとつにすることができるのか… 浦は、学連選抜として、優勝を目指すと宣言するが… 3区・1年生・朝倉の快走からの失速… 全くやる気がなさそうだったにもかかわらず、走るとなったら、しっかりと準備をしていた5区・門脇。 自分のためにだけ走るといった絶対的エース・山城も、メンバーのがんばり、浦の言動を見て、少しずつ変化が… メンバーが『チーム』のために、怪我をしてでも前へ前へと進む。『チーム』のために。 アンカー・キャプテン・浦。故障し、倒れ、血を流しながらも、ゴールへ向かう。『チーム』が待つゴールへ。 絶対的エースがいるだけでは駅伝は勝てない。 ひとりひとりのがんばりとともに、『チーム』を思う気持ちがなければ。 すばらしい『チーム』になった、ただの寄せ集めではなく。
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※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった。なんとなく少年漫画的な展開を期待していたが、全く逆のリアリティによった作品だった。これはこれで良いと思う。 走者の登場人物で焦点が当たっているのは4人。この4人が走る以外の区間はほぼ描かれない。レーススタートの描写すら完全にカットされていて驚いた。もし私が箱根駅伝を題材に小説書けって言われたら、スタートダッシュの瞬間は描きたくなると思う。しかしおかげで話はテンポ良く進むので、飽きずに最後まで読めた。 主人公・浦大地の物語としては不完全燃焼だった。続編が読みたくなる終わり方。次が楽しみ。
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学連選抜を優勝に導こうという話、子供の頃は学連選抜の方が選抜で良い選手しかいないので速いのではないかと思っていた。なぜ各チームのエースが集まり勝てないのかと。 公立の中学とは違い、強い奴は強いチームに集まることを知る。 そんな中、いろんな個性の人間が集まり短期間にチーム作りをする...
学連選抜を優勝に導こうという話、子供の頃は学連選抜の方が選抜で良い選手しかいないので速いのではないかと思っていた。なぜ各チームのエースが集まり勝てないのかと。 公立の中学とは違い、強い奴は強いチームに集まることを知る。 そんな中、いろんな個性の人間が集まり短期間にチーム作りをするのは、会社のプロジェクトチームにも似てる。だんだんチームができていく、孤立していた山城も最後はチームのためにと動き出す。 四区は随分軽いなと思ったけれど、帰りの6区7区は完全にすっ飛ばされていた。何となく、それぞれのプロセスを楽しみたかたったが。総合的には感動巨編である
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監督がやっとの思いで、箱根駅伝に出れてよかったと思う。浦が学連選抜を引っ張ったのは本当に感動した。浦は走りもすごいが、チームをまとめる力はすごい!最後の走りは感動した。山城は最後チームのために動いてくれて、かっこよかった。2位でも逆に感動があり、現実はそんな簡単にいかないことを教...
監督がやっとの思いで、箱根駅伝に出れてよかったと思う。浦が学連選抜を引っ張ったのは本当に感動した。浦は走りもすごいが、チームをまとめる力はすごい!最後の走りは感動した。山城は最後チームのために動いてくれて、かっこよかった。2位でも逆に感動があり、現実はそんな簡単にいかないことを教えてくれた。勇気あるレースを見ることができて、良かった!
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満を持してこの時期にこの作品をチョイス 血も目頭も熱くなる もうすぐ始まる来年の箱根 選手並びに関係者の皆さんが大過なく大会を終えられますように 一人の箱根駅伝ファンとしては願わずにはいられない ―箱根を目指した統べてのランナーに感謝と尊敬を込めて―
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面白かった! 駅伝の走っている間も色んな感情があって、短期間のチームも走りを通じて本当のチームになっていく。
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まぁまぁ。 一位でゴールしないあたりはありきたり、ではないけど、で?って感じで終わっちゃうのが残念。
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※このレビューにはネタバレを含みます
箱根駅伝、学生連合にスポットライトを当てた話です。 お正月の風物詩として毎年見ていますが、学生連合はどうしても軽視してしまう。でも、もちろんそこにも人の思いはあるはずで、本来の所属とは違うから余計にドラマもあるはずで…。 怪我からの回復と、リベンジを誓うキャプテンの浦。 選手生命を絶たれ、サポートに徹する青木。 本気になることを諦めていた門脇。 唯我独尊、天才の山城。 この辺りの人物を丁寧に書いているため、区間によってはすっ飛ばされているものもあります。そこは好みが分かれるところでしょう。 果たしてこんなにトントン拍子に事が進むのだろうか、という疑問もあるけれど、諦めずに襷を繋ぎ続けることが大切だということを改めて感じさせられました。 風邪をひいて初めて健康の大切さを知るように、山城は身体の痛みを経験して他人の気持ちを想像することができるようになった。 もう消えてしまったチームだけれど、確かにそのとき繋がりはあった。 対談で、「山城のようなキャラクターはどの作品にも登場する」「あまり綿密な取材はしない」といった発言があり、なーんだと興醒めしてしまいました。が、物語自体は面白かったです。
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