奇跡の教室 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
図書館の返却日が近づいてたので あまりじっくり読めなかったのですが、だいたいのエピソードは分かりました。 とても素晴らしい先生ですね。 自分が教師だったらできただろうか、とても勇気あることだなと思いつつ こういう教育を子供に受けさせてあげたいと思いました。 自分が親になったら、少しでも。。
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国語は学ぶ力の背骨と橋本武は言う。一冊の文庫本を三年かけて読み込むという実践は戦後間もなくという時代ならではだろう。取材した著者の筆力もなかなかなものだ。
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最近、いわゆる「アタリ本」に出会うことが多い。 私はこの『奇跡の教室』を読み、 人の行く 裏に道あり 花の山 を座右の銘にしようと決めました。 教師や、人に何かを伝える立場の方はもちろん、 本当に多くの人に読んでほしい一冊です。 以下、備忘録として記載。 ...
最近、いわゆる「アタリ本」に出会うことが多い。 私はこの『奇跡の教室』を読み、 人の行く 裏に道あり 花の山 を座右の銘にしようと決めました。 教師や、人に何かを伝える立場の方はもちろん、 本当に多くの人に読んでほしい一冊です。 以下、備忘録として記載。 ・「注入」より『抽出」 ・歳時記を感じる ・あえて捨てる。あえて徹する。あえて遠回りする。 ・個性とは、持続する熱意。自分の関心の軸がわかると、 それまでの成長だけでなく、将来の方向性も見えてくる。 ・横道こそ王道
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基本的には、以前に読んだ「恩師の条件」(こちらはラクレから復刊)と同じ感想を抱いた。この人の授業の本質は、国文学の王道である「テクストに注釈をつける」ことであって、それを三年間通し続けたのだな、と。この本では橋本さんの授業の素晴らしさを卒業生へのインタビューやら何やらで色々と説明...
基本的には、以前に読んだ「恩師の条件」(こちらはラクレから復刊)と同じ感想を抱いた。この人の授業の本質は、国文学の王道である「テクストに注釈をつける」ことであって、それを三年間通し続けたのだな、と。この本では橋本さんの授業の素晴らしさを卒業生へのインタビューやら何やらで色々と説明づけているけど、その多くはあくまで付加的な要素だという気がする。自分の専門に特化した一つのことを徹底してやる、ということの強さが、この人の授業の本質なんだろう。 「恩師の条件」あすこまのレビュー http://booklog.jp/users/askoma/archives/1/4576050516 ただ、今回こちらの本を読んで面白かったのは、橋本さんが諸橋大漢和の編纂作業に若い頃に加わっていたこと。この人の授業のルーツはそこなんだ、なるほど、と手をうつ思いがした。 それと、今回読書会でこの本を一緒に読んだメンバーには、これを読んで「5回ほど泣いた」という方がいて、正直びっくりした。僕は「ふーん」程度で流して読み進めていたので、同じ本を読んでもこれほど捉え方が違うのか、とたいへん面白かった。
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H24.3.27 本人の“あとがき”を越える内容が、本文中には、感じられなかった。 いつまでも『前を向いて歩いている』ことが、彼にとっての“結果”である、ということがステキです。
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エチ先生が中学校の3年間で銀の匙のみを題材として授業をすすめた、という話で、本人と生徒のインタビューが主体となっています。 21世紀に成功するための勉強法「スロウ・リーディング」とありますが、スロウ・リーディングを実践する教師であるためには、その物語の文化的・歴史的背景を知ってい...
エチ先生が中学校の3年間で銀の匙のみを題材として授業をすすめた、という話で、本人と生徒のインタビューが主体となっています。 21世紀に成功するための勉強法「スロウ・リーディング」とありますが、スロウ・リーディングを実践する教師であるためには、その物語の文化的・歴史的背景を知っていて、かつ、誘導できる人材で無くてはならず、かといって自学自習ではなかなか難しそうである。自学自習できるひとであればスロウ・リーディングでなくてもひとかどの人物になれるでしょう。
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エチ先生と同じことはできないけれど、カリキュラムを自分でつくり出そうとする教師としての姿勢は見習いたい。エチ先生が『銀の匙』を選んだように、自分も子どもたちにとって最良のテキストを見つけ出したい。教科書教材を読む場合は、なぜそれを読ませるのかをきちんと言及できる教師でありたい。 ...
エチ先生と同じことはできないけれど、カリキュラムを自分でつくり出そうとする教師としての姿勢は見習いたい。エチ先生が『銀の匙』を選んだように、自分も子どもたちにとって最良のテキストを見つけ出したい。教科書教材を読む場合は、なぜそれを読ませるのかをきちんと言及できる教師でありたい。 「自分の世界を深めるために読む」 そのためには、どんどん横道にそれる。 疑問に思ったことはどんどん調べる。 1冊のテキストをきっかけに、生徒たちは、 調べ方、学び方を身につける。 言葉を獲得していく。 エチ先生は、『銀の匙』だけを読ませたわけではない。 生徒に読んで欲しい本をたくさん紹介していると思う。 (本文には詳しくは書かれていないが)
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灘の伝説の教師! というと、バリバリの効率重視の詰め込みを想像してしまうが、 真逆。 一冊の小説に精読の髄を尽くす。 通勤時間に読み終えてしまうほどの、 薄いごく普通の小説が題材だけに、 何事も本気でやれば、相当の成果につながるなぁと、実感。 本好きな方、教...
灘の伝説の教師! というと、バリバリの効率重視の詰め込みを想像してしまうが、 真逆。 一冊の小説に精読の髄を尽くす。 通勤時間に読み終えてしまうほどの、 薄いごく普通の小説が題材だけに、 何事も本気でやれば、相当の成果につながるなぁと、実感。 本好きな方、教育に携わる方、 生き急がず、手にとって読んで下さいな☆
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速読が流行る中、ゆっくりかみしめて読むことの重要性が知れます。 1つのことにじっくり向き合い、考えることは国語だけでなく、数学でも一緒ですね。 ほかにも、高校3年生で急に成績が伸びる子の特質とは何かも書かれています。 私も何十年たっても心に残る授業をしたいと思います。
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【2012年_3冊目】 いっきに数時間で読んでしまった。 教材研究はもちろん大切。でもそれも子どもにどう「渡す」か、ここに教師の専門性が出てくるんだなぁ、と。私もいつかこうなれるのだろうか。読み終えた時、自然と姿勢を正さなきゃと思いました。
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