史上最強の内閣 の商品レビュー
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北朝鮮のミサイル発射実験の情報。北朝鮮、韓国、中国との関係を調整しきれなくなった浅尾総理大臣。京都に隠されたシャドーキャビネット。危機管理内閣として表舞台に登場した二条内閣。北朝鮮に対する挑発。日本に秘密裏に入国していた北朝鮮の指導者の息子シン・ジャナム。シン・ジャナムを利用した駆け引き。彼を救出に来た北朝鮮工作員4人をアイドルグループとしてデビューさせる内閣。
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シャドーキャビネットというよりも一軍内閣という表現がしっくりくるほど最強の内閣でした。この人たちに今の日本を任せれれば、と思わず願ってしまう。結構がっつりと現在の政治や実在の政治家を皮肉っている様も痛快でした。結構エンタメ色が強いにも関わらず、最後を少し切なく仕上げてくるあたりにやられました。
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【史上最強の内閣】 室積光さん 六カ国協議を中断した北朝鮮は日本を射程に置いてミサイルに燃料を注入し始めた。景気はリーマンショックで頭をくじかれ上がる気配がない。国内外に憂事をかかえ、浅尾内閣の進退は極まった。 そして、ついに浅尾総理はある大きな決断をした。それは『影の内閣』に現状を打破してもらうというコトだった。現在の浅尾内閣は野球で言えば実は二軍で、その裏には一軍の内閣が控えていたのだった。影の内閣総理・二条友麻呂と彼が率いる閣僚たちが痛快に有事を解決していく。。 ☆ 初めて読む作家さんですが、めちゃめちゃ面白かったです。政治ネタに興味の無い人は、面白くないかもわかりませんが、現在の政治家、そして北朝鮮を含む日本に関係の深い諸外国を痛烈に風刺しています。登場人物も実際の人物をパロっているので、イメージもつかみやすいです。very good!
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だったらいいな!っていう小説ですね。 今の政治への失望がこの本のタイトルにひかれて読んだ。 ご都合主義な点は否めないけども、 読了後スッキリした感覚だったので ストレス解消したい時には最適かな?
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国の危機に際し、表に出ている二軍内閣の代わりに、 影の一軍が登板。 荒唐無稽というか、一気読みできる勢いのある小説。 真面目な政治小説ではなく、パロディなので、 目くじらたてずに気楽に読むのを推奨。 パロディと言えどもその通り!と思ったのが国歌国旗に対する、 文部科学大臣のコメント。 引用 この国際化の自体に学校を出てすぐ、あるいは在学中に親の仕事の都合で海外で生活する子供たちもいるだろう。相手の国でその国旗に敬意を払うのは当然なことだろう。まず自分とこの国旗でそういうマナーを教えにゃならんと思うがね。 引用ここまで。 好き嫌いは別として、敬意を払うのはマナーとして当然、 というスタンスに共感。 そして…最後は泣かされました。。。
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荒唐無稽。でも。妥協点を見つけるのではなく、言うべきことやるべきことをきっぱりすっぱり推し進めていく『御前』をはじめとする京都の内閣の姿勢は気持ちがいい。今の日本の政治屋さんにはできないことだろう。日本の歴代の偉人の名前のパロディーみたいな登場人物が続々でてきます。もし彼らが今の...
荒唐無稽。でも。妥協点を見つけるのではなく、言うべきことやるべきことをきっぱりすっぱり推し進めていく『御前』をはじめとする京都の内閣の姿勢は気持ちがいい。今の日本の政治屋さんにはできないことだろう。日本の歴代の偉人の名前のパロディーみたいな登場人物が続々でてきます。もし彼らが今の世にいたら、こんな風な言動をとる・・・かも?
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今の日本にこんな強烈な内閣があったらいいのに!とひたすら思いながら読んだ。 アクの強いキャラクターたちが、あんなに濃いのに、役目を果たした後のさらっとした引き際もかっこいい! スカッとできた一冊。
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北朝鮮がミサイルを撃ってくるという日本の危機に、実は京都にあったという裏の内閣「史上最強の内閣」が出てくる。 結構タイムリーな状況で読みました。上手くいきすぎな感はあるけど、大臣(名前忘れた)が啖呵切る所とか爽快感はあった。
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総理大臣が「私たち内閣はいわば二軍でありまして、非常時なので一軍と交代します」というようなことを言い出し、一軍の内閣が日本のピンチに立ち向かう。 こういうぐだぐだな展開で始まる話は好きだし共感出来るところもあったけれど、全体のテンションにはついていけなかった。 連続して発生する...
総理大臣が「私たち内閣はいわば二軍でありまして、非常時なので一軍と交代します」というようなことを言い出し、一軍の内閣が日本のピンチに立ち向かう。 こういうぐだぐだな展開で始まる話は好きだし共感出来るところもあったけれど、全体のテンションにはついていけなかった。 連続して発生する国際問題に的確に対処していく内閣の手腕と、その内閣の思想がポイントだと思うのだけど、装飾がゴテゴテしていて若干邪魔ではないかという印象。 小説内で面白おかしく書かれている部分に後味の悪いような、心地良くない感覚が残った。 ただラストはちょっと泣きそうになった。
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「都立水商」を最初に友人から勧められて読んで以来、「ドスコイ警備保障」に続き三冊目の室積作品。どれも設定が破天荒なだけに映像化が目に浮かぶ。今回はその中でも割合にシリアスに読めました。途中なぜか数回頭の中で去年読んだ「プリンセス・トヨトミ」が過ぎったのは印象がどこかで繋がるのか?...
「都立水商」を最初に友人から勧められて読んで以来、「ドスコイ警備保障」に続き三冊目の室積作品。どれも設定が破天荒なだけに映像化が目に浮かぶ。今回はその中でも割合にシリアスに読めました。途中なぜか数回頭の中で去年読んだ「プリンセス・トヨトミ」が過ぎったのは印象がどこかで繋がるのか? 大手古本屋でも一杯見かけた本書は結構売れたと推察されますが、それなりdに読後感も良く、楽しめました。こういうあったら良いな的な内閣は意外でしたが、この発想他の作家さんでも読みたいと思いましたね。
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