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どんぐり姉妹 の商品レビュー

3.4

109件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

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2013/11/26

ばななさんの話って、残された人の話が多くて しかも『傷つきながらも生きてます』オーラがすごくて 最近はなんかお腹いっぱいです。 恋愛依存な登場人物ももういいです。

Posted byブクログ

2013/08/19

なんだかうまく消化できなかったな。 偶然とか啓示的なものに頼ってこじつけすぎじゃない? どんぐり姉妹としての活動も生かしきれてないし。

Posted byブクログ

2013/07/21

寄せてはかえす波のように快と不快がやってきては去っていく。 人生ってそういうものなんだなって思った。 どんちゃんとぐりちゃんて可愛いなあ。こんな名前は現実ではありえなさそうだけれど、素敵。

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2013/07/21

「誰かに話したくなったりメールをしたくなった時、私たちにメールをください」というwebサイトを運営する姉妹の話。よしもとばななさんらしい、再生の物語です。ちょっと既視感がありますが、わかりやすく優しい言葉でハッとすることをさらさら綴れる素敵さは健在。読むセラピー。少し弱ってしまっ...

「誰かに話したくなったりメールをしたくなった時、私たちにメールをください」というwebサイトを運営する姉妹の話。よしもとばななさんらしい、再生の物語です。ちょっと既視感がありますが、わかりやすく優しい言葉でハッとすることをさらさら綴れる素敵さは健在。読むセラピー。少し弱ってしまっているときに効きます、きっと。

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2013/07/16

久々によしもとばななの作品を読みました。 なんというか、するすると文章が入ってくる不思議な感じが好きです。 短い話なのですぐに読み終わりました。

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2013/07/07

「私たちはどんぐり姉妹です。なんていうことのないやりとりをして、気持ちが落ち着くことってありませんか? 私たちにいつでもメールをください。時間はかかっても、お返事をします」――そんなウェブサイト「どんぐり姉妹」を運営する姉・どん子と妹・ぐり子。刹那的な恋に貪欲などん子に比べ、ぐり...

「私たちはどんぐり姉妹です。なんていうことのないやりとりをして、気持ちが落ち着くことってありませんか? 私たちにいつでもメールをください。時間はかかっても、お返事をします」――そんなウェブサイト「どんぐり姉妹」を運営する姉・どん子と妹・ぐり子。刹那的な恋に貪欲などん子に比べ、ぐり子は積極的に恋をすることはなかった。しかしある日初恋の人の夢を見てから、どんぐり姉妹に寄せられたあるメールや夢が、ぐり子にある事実を示していく。ネットと言う大きな海の中でひっそりと相手を想い、一瞬の恋に生き、こじんまりと生活していく姉妹の物語。 ちょっと最近ばななさんを思い出す事があって、これはばななさんを読めと言う啓示か何かかなと思い図書館で借り。なんか最初に見た時やたらアマゾンレビューが低かったのは、もしかして姉・どん子が韓国旅行に出掛けてるからとかなのかな? なんて心の狭い人達がいるものか。 ばななさんは自分にとって大事なことをを示してくれる作家さんだしやっぱり尊敬してるけど文章がどうもシンプル過ぎて何回か読まないとうまく掴めないな…と思うことが多い。この作品でもそうだったけど、それが悪いってわけじゃなくて、何回も読んで自分の中に沁み込ませたいなってことです。こうやってさらりと大事なことを何の抵抗も無い文体で書けるのはすごいと思う。 ぐり子はほとんど外出しないで、どん子みたいにメールを書くことを担当してるわけじゃないけど、だけどネットと言う大きな世界にいる。なんか、そういうところって人の繋がりが希薄だなんだってよく知らない人は言うけど、皆基本寂しい人達が集まって形成されてくんだよね。作中のどこかで無意識の、人の意識の大きな海、みたいな風に書かれててちょっとユングの集合的無意識とか思い出したりしてたけど、そういうところからいろんなものが連鎖して、何か虫のしらせじゃないけどイメージとして感じ、やがて知らなかった事実(麦くんが亡くなっていたこと)を現実で知って、そして受け入れていく、というのがどことなくスピリチュアルで、でもわかる感じがした。なんか全部繋がっているんだなあと。それから、大切な人を失ったけど、自分はまだ生きてて、両親や他の人もまだ生きてて、何かと比べるわけじゃないけどそれはすごいことなんだ、だからちょっとずつ受け入れて生きていこうってメール内容もあって(ちょっとうろ覚えだけど)そうありたい、それが本当に大切なことだよねえ、としみじみしながら読んでた。 やっぱりばななさんは好きだな。まだ積読してるのあるしとりあえず長編は崩しておきたいところ。ちらほら読んでないのがあるので。「チエちゃんと私」がメタ的に出てきたのにも笑ったけどまさか仮面ライダーWネタが出てくるとは思わなかったなwww さすがにふいたわwww ばななさん息子さんと一緒に見てたのかな。おじいちゃんがおやっさんに当たるのかも知れないね… 数年前だったらきっと、F先生好きなばななさんだからドラえもんとのび太に喩えたと思うけど、Wの二人はまんまドラのびそっくりだもんなあ、ということをこんなところで確認するとは。

Posted byブクログ

2013/06/16

久しぶりにばななさんの小説を読みました。 夢の中にいるようで、でも現実で。 人生の中で自分の中で閉じる時期や表に出る時期はあるから、なんだか読んでいて重なりました。 読んでよかった一冊。

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2013/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誰かを亡くした悲しみや喪失感や傷は一生消えずその人の中にずっとあり続ける。 小さな引き出しの中にしまい込むけれど、決して捨てはしない。それも含めてその人なのだから。 恋愛は親子関係がベースだよなぁという結論に達する。 どっちが親とかではなく、どちらも親になったり子になったりするのだ。どちらかが親であり続けるのは無理だと思った。 そして兄弟、姉妹も大人になると兄になったり弟になったり、姉になったり妹になったりする。 友人関係も状況によって親になったり子になったり。 子どもができても親になったり子になったり。 人間ってよくできている。

Posted byブクログ

2013/04/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私の名前はぐり子、姉の名前はどん子。 幼いときに両親を亡くしてから、親戚の家を転々としながら 年老いたおじいさんを看取ってから、姉妹で暮らしている。 どんぐり姉妹として、悩める人たちとのメールのやり取りを通じて 若かった頃好きだった麦くんの意味深な夢と繋がった現実、 姉が旅行した韓国での出来事に、姉妹での沖縄旅行。 著者の話ってちょっとスピリチュアル(?)ぽいところがあるよね。 頭ではどうしようもないことを、心で体で直感して、意味のある行動する)^o^(

Posted byブクログ

2013/02/20

優しい人っていうのは、目に見えないものに語りかけることができる人なのかもしれない。今のことろ、この「どんぐり姉妹」がばななさんの作品では一番好きです。すごくしっくりきました。 引用した恋のくだりなんて、もうびっくりするぐらい納得。結局親に愛されたように恋人にも愛されたいんですよ...

優しい人っていうのは、目に見えないものに語りかけることができる人なのかもしれない。今のことろ、この「どんぐり姉妹」がばななさんの作品では一番好きです。すごくしっくりきました。 引用した恋のくだりなんて、もうびっくりするぐらい納得。結局親に愛されたように恋人にも愛されたいんですよね…。それが自分本位な愛の持ち方ではないかと不安になったりしていたんですが、結局自分が一番愛されていたように愛されたいというごく普通な気持ちの流れなんだなあと思えました。 また、途中、母親と同じ口調で喋っているとぐり子が気づくシーンがあるんですが、これも納得。私もあります。小さな子や大事な人に大事な言葉を掛けるとき、自分が母親に掛けてもらったのと同じことを言っていることが最近多いと感じています。結局、愛情の基盤って親子関係に根ざしているものが本当に大きいんだなあと思わされます。 あとどんぐり姉妹へのやすみさんからの二通目のメール。もう涙なしでは読めませんでした。なんでこなに泣いているんだ自分とびっくりしてしまいましたが、変わらないこと、続いていくこと、当たり前のことの尊さ、大きな悲しみの前にそういったことに気づくことの清々しさ。ああもう本当に堪らない気持ちになります。

Posted byブクログ