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グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた の商品レビュー

3.8

193件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

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  3. 3つ

    54

  4. 2つ

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2014/01/13

向上心が足りない人間である自分にとって、このジャンルの本は無縁の存在だったのですが、なぜか目に止まったこの本をぱらぱらっと目を通したあとは自然と足がレジに向かっていました。 グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれたと言いながら、グーグルでの成功談ばかりではないんですよ...

向上心が足りない人間である自分にとって、このジャンルの本は無縁の存在だったのですが、なぜか目に止まったこの本をぱらぱらっと目を通したあとは自然と足がレジに向かっていました。 グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれたと言いながら、グーグルでの成功談ばかりではないんですよね。むしろ、VAIO、スゴ録、ここ数年のSONYのヒット商品に関わった著者のソニーでの冷遇ぶりに気の毒になるほどの苦労話です。しかし、そのほとんどが組織、人事等、どこの企業でも抱えているであろう問題点なので、自分の会社と重ね、なるほどと思うことも多いです。 自分の文章ではあまり表現出来ないのですが、とにかくおすすめできます。今、SONYには魅力的な商品がなにもない…そう思っているSONY好きの人には、ぜひ一度は読んでみて欲しいと思います。

Posted byブクログ

2010/12/24

SONYはいつかまた世界を変える製品を作ってくれると信じていますが、 本書に書かれているような大企業体質では、 やはり復活は難しいのかもしれません。 世界の流れを見渡せるバランス感覚のある経営者、指導者が日本にはいなくなってしまったのだと改めて思い知らさせます。 企業のライフサ...

SONYはいつかまた世界を変える製品を作ってくれると信じていますが、 本書に書かれているような大企業体質では、 やはり復活は難しいのかもしれません。 世界の流れを見渡せるバランス感覚のある経営者、指導者が日本にはいなくなってしまったのだと改めて思い知らさせます。 企業のライフサイクルに触れていますが、 Googleも設立時の思いを継続できなければただの会社になってしまうのかと思いました。 それを打開できるのは継続したポリシーと変わることを恐れないこと。 著者が当時のチームに向けたコメントは 会社組織で生きていく中で誰しもが感じる焦燥感に対して 強い勇気をもらえる言葉だと思います。 本書で書かれている、SONYやgoogleの印象は、 他書などで書かれている内容とそれほど違いは無いですが、 内側からの視点は、生きた大企業の一面を見せてくれます。

Posted byブクログ

2010/12/22

ビジネスのトップで活躍してきた人の自伝は、「この人すごいな、こうなりたいな」とわくわくさせられることが多い。そして、その感情が自分自身を鼓舞し、成長させてくれる。 この本では辻野さんがソニーとグーグルで活躍してきた経歴について、様々なエピソードと共に書かれている。本の中では、辻野...

ビジネスのトップで活躍してきた人の自伝は、「この人すごいな、こうなりたいな」とわくわくさせられることが多い。そして、その感情が自分自身を鼓舞し、成長させてくれる。 この本では辻野さんがソニーとグーグルで活躍してきた経歴について、様々なエピソードと共に書かれている。本の中では、辻野さんの”他人に対してはっきりと意見を伝えられる力”や先見性を随所に感じられ、「やはりこういう人が成功するんだな」と思った。 ソニーやグーグルのビジネスモデルや社風なども参考になったが、この本の良さは「自分もこのような人になりたい」と思える場面が多いことだと思う。

Posted byブクログ

2011/01/14

若干胡散臭いタイトルだなーと思いつつも手に取ってみて良かったと思えるビジネス本。ソニーで22年、グーグルで3年を過ごした辻野さんの半生が綴られている。本書では、ソニーとグーグルの両社を経験したからこそできる比較や考察がなされており、興味深く読み進めることができた。 その中でも、...

若干胡散臭いタイトルだなーと思いつつも手に取ってみて良かったと思えるビジネス本。ソニーで22年、グーグルで3年を過ごした辻野さんの半生が綴られている。本書では、ソニーとグーグルの両社を経験したからこそできる比較や考察がなされており、興味深く読み進めることができた。 その中でも、グーグルの理念でありHPにも公開されている「10の事実」について、著者が1つずつ考察しており、これは刺激に満ちた面白い内容となっている。何かに行き詰ったときに読み返したい。他にも本書ではグーグルの魅力的な働き方がたくさん紹介されている。欲を言うなら、辻野さんがグーグルを辞めた理由を含め、グーグルの負の部分をもう少し掘り下げて知りたかったが、立場的に自粛したのだろうか。ちなみにソニーに関しては暴露本のような面も備えており、一世を風靡したソニー凋落の原因がなんとなくではあるが分かったような気がする。 このようなビジネス書を読むと、基本的なことではあるが、批判するだけでなく実際に行動に移すことが何かを変える上で最も重要なことだと気付かされる。

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2010/12/16

ソニーでカンパニープレジデント、グーグルで日本法人社長のキャリアを積んできた辻野氏の書き下ろし。 前半ソニーでのキャリアのくだりは、どん底から始めて這い上がり、また谷底に落とされて這い上がり、また落とされて・・・とジェットコースター状態。ソニーを愛し、ソニーをつくりあげた盛田氏...

ソニーでカンパニープレジデント、グーグルで日本法人社長のキャリアを積んできた辻野氏の書き下ろし。 前半ソニーでのキャリアのくだりは、どん底から始めて這い上がり、また谷底に落とされて這い上がり、また落とされて・・・とジェットコースター状態。ソニーを愛し、ソニーをつくりあげた盛田氏をはじめとする旧経営陣が持っていた「ソニー魂」を体現しようと奮闘する姿が描かれる。そのモーレツさゆえ、2チャンネルに「辻野ってどうよ?」というスレッドまで立ち上がり、社員としか思えないほど、内情がわからないと書けない内容ばかりで、大いにショックだが、逆に開き直ったということ。スゴイ人だと思うが、ついていく人は大変だったと思う。 そして、ソニーという会社が巨大化して、もはや成熟から衰退の域に入ったことを感じさせる。このあたりは本当に愛あり、恨みあり、様々な感情を込めて書かれており、人間臭さをうかがえる。 それに対して、後半のグーグルに入社した後のくだり。HPにも載っているグーグルがみつけた「10の事実」をはじめ、クラウド・コンピューティングの世界を自分達が創っているんだという企業のカラーなど、グーグルの素晴らしさがこれでもかと書かれているが、22年間つとめたソニーに対して3年間という短さで退社したこともあり、感情はあまり感じられなかった。これからの会社、ということや、立場もあり、自重しているのか?と感じられるほど。ただ、引用として参考にできる部分は、ほぼこの後半に集中していた。 今後、5年間でIT環境が大きく変わることを予感させる。その大きな変化に抗うことなく、その波にのり、積極的に自分を変えていくことが生き残る唯一の道だなぁと、覚悟をした一冊であった。

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2010/12/14

久々にいい経営書に出合った感覚。 今の自分が抱えている事態を見事に文章にしてもらった感覚。 グーグルの原点は確かにソニーであり、 グーグルもITマーケットからすると衰退期。 これからがさらに楽しみになった。 良書です。

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2019/01/16

グーグル日本法人前社長の辻野さんの本。タイトルは「〇〇に必要なことは、〇〇が教えてくれた」というテンプレを使っただけで中身とは関係なし。内容は辻野さんの半生記。 で、その8割はソニーの話。ソニーでの業務の話や、ソニーという組織の問題点(ひいては日本企業の共通の問題点)がとても...

グーグル日本法人前社長の辻野さんの本。タイトルは「〇〇に必要なことは、〇〇が教えてくれた」というテンプレを使っただけで中身とは関係なし。内容は辻野さんの半生記。 で、その8割はソニーの話。ソニーでの業務の話や、ソニーという組織の問題点(ひいては日本企業の共通の問題点)がとても生々しく書かれていた。 インターネット時代に乗っかってうまいことやってるAppleやGoogleと、イマイチ対応できてない日本の電機メーカーという構図。ソニーでやりたかった(けど潰されて出来なかった)ことが、Google では当たり前のようにやっていた。など。 辻野さんが送ったメールがそのまま載せられていたり、ソニーでの出来事がかなり詳細に書かれていたので「大丈夫か?」と心配にもなったが、その考え自体が既に日本企業的思想に毒されているんだよなぁ。。。 -- VAIOデスクトップ 40人 抵抗勢力は 「Just ignore them」by カルロス・ゴーン ネットワーク時代の家電の再定義

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2019/01/16

創業当時の理念に沿って、新しい事業をを展開してきた時の 「苦労」と、社内抗争に辟易し、ソニーを離れて、ハローワーク経由で、グーグルに入社した中で、思ったことを平易な文章で、だけども、どこか重い文章で書かれた一冊。 ソニー時代の思い通りにいかないから、夜中に怒りにかまけてながー...

創業当時の理念に沿って、新しい事業をを展開してきた時の 「苦労」と、社内抗争に辟易し、ソニーを離れて、ハローワーク経由で、グーグルに入社した中で、思ったことを平易な文章で、だけども、どこか重い文章で書かれた一冊。 ソニー時代の思い通りにいかないから、夜中に怒りにかまけてながーいメールとか、外に向かわず、「内向きの調整思考」(N先生)に屈した苦労が述べられていた。 あー、どこにでもあるんだなと申し訳ないが滑稽に思った。 グーグル時代の、皮肉にも創業時のソニーのようなスピード感あふれる業務の中で、不完全ながらもプラットフォームをつくって、時代の先端を走っているときの興奮や、でも、根っからの日本人故に完璧主義にこだわる日本が置いて行かれた悔しさを述べていた ソニーや在籍している会社のように、ホント内向きでいいのかとおもった、まぁ、批判だけでは誰でもできるから、動かないといけないな。 この本を読んで尻をひっぱたかれたような気がするので、まだ、自分は死んでないようだね。

Posted byブクログ

2010/11/30

SONYのVAIOデスクトップシリーズを作った方の自伝。 これまでの意識、成功体験から抜け出せないSONYの中での葛藤や、Googleに移ってからの体験をつづってある。 後半のクラウドについての意見は、半ば賛成、半ば疑問という感じ。 クラウドは道具というか、道だけのことであっ...

SONYのVAIOデスクトップシリーズを作った方の自伝。 これまでの意識、成功体験から抜け出せないSONYの中での葛藤や、Googleに移ってからの体験をつづってある。 後半のクラウドについての意見は、半ば賛成、半ば疑問という感じ。 クラウドは道具というか、道だけのことであって、その先にくる物こそが重要な気がする。それは感覚?それならば品質を重要視してきた日本メーカーにも勝負できるときがくるかもしれない。

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2010/11/29

■グーグル的 ①ただ誰かにやれと言われたことをそのままやるな。命令されたことをやりたいなら海兵隊にでも行くがいい。 ②グーグルでは原則的にすべてがハンズオン(自ら動く)であった。それだけでも日本の通常の大企業とは違う。立場が上になるほど、秘書や部下に細かい作業を任せるのは日本の企...

■グーグル的 ①ただ誰かにやれと言われたことをそのままやるな。命令されたことをやりたいなら海兵隊にでも行くがいい。 ②グーグルでは原則的にすべてがハンズオン(自ら動く)であった。それだけでも日本の通常の大企業とは違う。立場が上になるほど、秘書や部下に細かい作業を任せるのは日本の企業スタイルとは逆である。 ③Great just isn't good enough. ④人間は、あまりにも忙しすぎると、自分がやっている仕事の本質的な意味を忘れてしまう傾向がある。目先のスケジュールを守ることが優先されて、目標それ自体の意味を考えなくなる。 ⑤人生はたった一度しかない。自分の人生は、人に操られるよりも、できるだけ自分でコントロールするほうがいいに決まっている。

Posted byブクログ