ガラシャ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ガラシャという人を自分は明智光秀の娘でキリシタン、という 知識しかなかったのですごく新鮮な気持ちで読めました 戦国武将などの話はたくさんあるけどこういった奥方の話をいうのは あまり読んだことがなかったのでとっても面白かったです そうだよね~明智の娘だもんね、苦労したよね~・・・ 信長の死後、光秀の娘であるガラシャが苦労したであろうことも この本を読むまで考えたこともありませんでした 4つの大きな章編成で視点が変わるのがすごくよかったけど やっぱり最後の幽斎の章はひかすら光秀への想いが痛くて でも良い話でした
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完全にジャケット目的で図書館から借りた。 でも、面白かった。 「細川ガラシャ」という名前は知っていたが、その人生までは知らないままに読み始めたのだけれど、読みやすかった。 宮木さんの文章の書き方も綺麗。 時間に余裕があるならもう一度読み直したいくらい。 文庫になったら欲しいな...
完全にジャケット目的で図書館から借りた。 でも、面白かった。 「細川ガラシャ」という名前は知っていたが、その人生までは知らないままに読み始めたのだけれど、読みやすかった。 宮木さんの文章の書き方も綺麗。 時間に余裕があるならもう一度読み直したいくらい。 文庫になったら欲しいなと思う。 ただ、歴史もの特有というか 一段落のなかでも、人物の名前表記がひとつに統一されていなかったりしてわかりにくかったかな。これはわざと書いたものだったのだろうか。
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男と女は相容れない そのくせ求め合う 求めても与えてもらえぬ者が、求められても与えることはできませぬ 麝香の幽斎に対する詰りの一言 人の感情は、ひどく繊細で計り知れないモノ・・・
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なにかに縋らなければ、とても正気を保っていられなかった、と思う。 男が天下云々と争っているあいだ、女は待つことしかできない。 恋愛がとにかく不自由な時代。 好きなひとには会えないし、言えないし。 玉子とマリアの章は、理不尽で悔しくて悲しい。 だけど、ずいぶん遠くまできてしまったな...
なにかに縋らなければ、とても正気を保っていられなかった、と思う。 男が天下云々と争っているあいだ、女は待つことしかできない。 恋愛がとにかく不自由な時代。 好きなひとには会えないし、言えないし。 玉子とマリアの章は、理不尽で悔しくて悲しい。 だけど、ずいぶん遠くまできてしまったな、って感じるのも切ないだろう。 大切なものはすべて過去で、取り残されて生きていくの。
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日本史が苦手で、武将に関しても誰が誰やらさっぱり、という程度の知識しかない私にとっては、導入部が説明的すぎて全く興味を惹かれず、挫折しかけた。 玉子の章になってからは楽しめたが、最終章も長々しい蛇足に感じられ、興味を削がれた。最終章は最後の3ページだけでよいと思う。
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ラストがいいですね。 私はその結末は史実ではないと思いますが、そんな事実があったらいいな~。 と素直に思えました。 でも、彼女の信仰への熱い思いを考えるとやっぱり本書の終わりかたはないでしょう。 歴史小説は一歩間違えるとパロディーのようになってしまうので、難しいです。
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人と人との気持ちのすれ違いが切なすぎる… 明智光秀について、面白い解釈で、私の浅はかな歴史観がひっくり返りました。
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時代ものだけど、現代もののように感じました。 ガラシャ本人をテーマにした作品は初めてなので、歴史上の描写と違うと感じてしまうところもあり、これはやはり作者独自の世界の一女性を描いたんだろうなと、解釈しました。 印象に残る一冊てました。
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マリアが語り手のところまでは面白く読めていたのに、最終章で一気に失速。 最後もどうなの?っていう結末で残念でした。 自分が思っていたガラシャとまったく違っていたので、他の人が書いている本も読んでみようと思った。
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