フェリカの真実 の商品レビュー
失敗から学ぼう! NFC方式のIDカードであるフェリカについて、技術的な面とビジネスの面の両面から学ぶことができます。 私は文系の人間なので、技術的な面は他のサイト等で学びながら読み進めていく必要がありました。 ビジネスの面からは、先見性、意思決定、リスク分散など多くのことを学...
失敗から学ぼう! NFC方式のIDカードであるフェリカについて、技術的な面とビジネスの面の両面から学ぶことができます。 私は文系の人間なので、技術的な面は他のサイト等で学びながら読み進めていく必要がありました。 ビジネスの面からは、先見性、意思決定、リスク分散など多くのことを学べました。 海外のビジネスにも触れているので、大変視野が広がりました。一読をお勧めします。
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常々そのお店でしか使えないプリペイドカードに何の意味があるんだろう?と思ってきたのだけど、フェリカが元々はマルチな機能を持った決済手段になろうとしてたものの様々な思惑によって辿り着けなかったものだったんだね。ソニー側の硬い頭や企業のエゴが残念です。 日本にオクトパスカードあったら...
常々そのお店でしか使えないプリペイドカードに何の意味があるんだろう?と思ってきたのだけど、フェリカが元々はマルチな機能を持った決済手段になろうとしてたものの様々な思惑によって辿り着けなかったものだったんだね。ソニー側の硬い頭や企業のエゴが残念です。 日本にオクトパスカードあったら良かったのに。サービスありき、ビジネスモデルありきという目的があってこそというのを忘れないようにしたい。パスモのように相互利用の価値に理解ある会社が増えることを願う。 エンジニアながら日下部さんの先見の明がすごすぎる。 香港行ったらオクトパスカードを利用してみたいな。 LSI 半導体 SRAM 半導体メモリの一種、記憶素子 システムインテグレーター エスクロー マニュアルを作成し万が一の時誰でも見れば作れるようにという対応策 インレット AVCSD オーディオビジュアルコンテンツスーパーディストリビューション サイバネ ディファクトスタンダード事実上の業界基準 戦術の間違いは戦略で補えるが、戦略の失敗は戦術では補えない ボックスビジネス物販よりオペレーター運営者 ネット時代に売るのはコンテンツではなくライツ視聴権 TASPO=マイフェア(オーストリア ミクロン社) ボックスビジネス 物販 キャピタルゲイン 売却益 インカムゲイン 運用益 全部の要求に応えようとしたものと、無理と諦めたものの差は大きい。 そうか、資本金が無駄に多いところも何か問題があるのか。金融機関からの融資が受けられないから増資もあるんだね。
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ソニーが1997年に香港の公共交通機関向け非接触IC「オクトパス・カード」の生産を始めてから、フェリカICチップの累計出荷数は、2010年6月末時点で4億6千万個を突破したとのこと。 殆どのガラケーにはモバイルフェリカICチップが載っているし、ナナコもワオンもスイカもパスモも電子...
ソニーが1997年に香港の公共交通機関向け非接触IC「オクトパス・カード」の生産を始めてから、フェリカICチップの累計出荷数は、2010年6月末時点で4億6千万個を突破したとのこと。 殆どのガラケーにはモバイルフェリカICチップが載っているし、ナナコもワオンもスイカもパスモも電子マネーの種類は違えど基盤はみなフェリカなわけです。 タイプAとかタイプBとか、国際的にみれば非接触ICのライバル規格が存在するにも関わらず、少なくとも国内市場を席巻しているという点では素直に凄いなあと感じるわけですが、その規模感がそのままソニーの収益に繋がっているかというと、そういうイメージはない。 技術で勝ちビジネスで負けた、ソニーの非接触IC事業の20年余にわたる歴史を振り返るドキュメンタリーです。 焦点は、ソニーが独自に進めたビットワレットによる電子マネー”Edy”事業の失敗に当てられています。 実はJR東日本がスイカを出したときに、ビットワレットが提携して、決済手段としてエディを載せる道もあったとか。 ここでうまく提携できていれば、スイカやパスモが別規格の電子マネーとして展開されることはなかったことでしょう(それでもナナコやワオンは出てきたかもしれないけど)し、その後ビットワレットが楽天に買収されるようなことはなかっただろうと思います。 が、その果実をソニーがうまく吸収できていたかどうかはまた別の話という気もします。 モノ作りをやってきた会社がオペレーションで儲けるには、相当の戦略性が必要になるわけで、その点やっぱりAppleは凄いな、と改めて思わされます。 まあそれはそれとして、本来、決済の「手段」でしかないはずの電子マネーをアプリケーションと切り離して独自に展開しようとしたことに無理があった、という点には重要な教訓が込められている気がします。
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今さらながら読んでみた。途中技術的な部分でやや分かりにくい説明はあったものの、全体的に面白かった。理由は二つで、単純に読み物として面白い、もう一つが NFC やフェリカというものがどういったものなのかが理解できた事。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
同僚がスマホでおさいふケータイでアプリでカードを選択して支払いしてるのを見ていて、ずっと疑問だったんだよね。 なんでおさいふケータイ一台でnanacoもWAONもSuicaも使えんの? プラットフォームは別なんじゃないの?と。 本書を読んで、日本におけるICカードの規格のほとんどがFelicaをプラットフォームにしているという事を初めて知った。 しかも作ってるのがSonyだったことも知らなかった。 え?SuicaってJR東の独自開発じゃなかったんだ...へぇ~...。 香港の交通系ICカードに参入したのち、さらに、シンガポールにも納入しプラットフォームとしてのFelicaは成功を収めたと言ってもいい。 しかし、日本国内の現状はICカードの乱立を招いている。それは消費者にとってもマイナスである。 フェリカが技術開発に成功し、ビジネスに失敗した理由とはなんだったのか。 ビジネスは出口戦略を考えてスタートアップさせないと失敗する。 手段を目的としてはいけないというのが、フェリカの失敗から読みとれる。
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プロジェクトX、その後。迷走するFeliCaの軌跡。Edy失敗の後、乱立する電子マネーはすでに通貨ではなく交換ポイントとなり、開発者の夢は果たされていない。”全て自社製品で”というのは音響映像系メーカの悪い思考習慣と感じる。
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フェリカの生い立ち、目指そうとした所(物販ではなく管理者としての収入)、チップの構造、現在の乱立の原因など、興味深く読んだ。 フェリカのプログラミング本もあるそうで、それを読むのも面白いかもしれない。 それにしても、最近Androidで入ってきているnfcを見ると、なにやら切なく...
フェリカの生い立ち、目指そうとした所(物販ではなく管理者としての収入)、チップの構造、現在の乱立の原因など、興味深く読んだ。 フェリカのプログラミング本もあるそうで、それを読むのも面白いかもしれない。 それにしても、最近Androidで入ってきているnfcを見ると、なにやら切なくなってしまいます。
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ソニー日下部進氏の立場でのフェリカビジネスモデルの推移と考察。 ビルの個人認証システムから始まり、JRとの協業へ。 磁気のクオカードに先を越されるものの、 1994年、香港のオクトパスカードでカードのハードのみだが、採用になる。 JRの国家クラスのビジネスで採用のためにはISO...
ソニー日下部進氏の立場でのフェリカビジネスモデルの推移と考察。 ビルの個人認証システムから始まり、JRとの協業へ。 磁気のクオカードに先を越されるものの、 1994年、香港のオクトパスカードでカードのハードのみだが、採用になる。 JRの国家クラスのビジネスで採用のためにはISO規格準拠がWTOでは必須。 ISO審議で非接触近接型カードとしては負け、近接通信でISO化し死守する。 勝者はtaspoや住民基本台帳カード、パスポート、運転免許証で日本にも普及する。 電子マネープラットフォームとしてのビジネスモデルを考える現場に対して、 会社トップはハードのみを切り売り、似たようなカードが乱立へ。 しまいには、NTTと合弁会社を作り、子会社ビットワレットは最終的に楽天に売ることに。 docomoのおかげで他社含めケータイの必須機能になり、発行数は増えたが、 いちばん使われているのは、SUICAであるのも現実を端的に表している。 ユーザー目線でない囲い込み路線まっしぐらの悪しきソニーの時代の象徴。
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前にレビューした『さよなら!僕らのソニー』の著者がソニーのFelica開発の舞台裏を取材したもの。 『さよなら!~』が2011年秋発行、本書が2010年発行だからちょうど1年の間隔で似たテーマの本を上梓したことになるが、使い回しされた内容はほとんどなかったのはさすが。 さて内容...
前にレビューした『さよなら!僕らのソニー』の著者がソニーのFelica開発の舞台裏を取材したもの。 『さよなら!~』が2011年秋発行、本書が2010年発行だからちょうど1年の間隔で似たテーマの本を上梓したことになるが、使い回しされた内容はほとんどなかったのはさすが。 さて内容については、全編通して「ミスターFelica」と呼ばれるFelicaの生みの親を主人公にしてストーリーが進み、フェリカ技術がどのようにSuicaに搭載されて日本中に広がり、しかしそれ以上の成功は生まなかったのかが臨場感をもって語られている。 ということで『プロジェクトX』的な読み応えは十分にあるが、その外側の事実については大変あっさりとしていたのが残念。副題が「ソニーが技術開発に成功し、ビジネスで失敗した理由」とあるのでその理由というものをぜひ知りたかったのだけど、結局は「技術開発に成功」したのは才能豊かなエンジニアが頑張ったからで「ビジネスに失敗した」のは経営陣が阿呆だったからという話で終わってしまっている。 本書を読んで一番強く感じたのは、メーカービジネスの難しさ。SuicaをはじめあらゆるICカードや携帯電話に搭載されているチップと聞くと誰もが「大成功ではないか」と思うが、部品メーカーからすると「たかだか数千万個」という感覚だということに驚くだろう。確かに、単価はべらぼうに安く、消耗品ではないので毎年同じ数だけ出荷できるものでもないし、民生品のように次々と新技術を採用した新製品を投入するわけにもいかない。やはり売り切りビジネスは報われないものだということがひしひしと感じられた。 その意味で、Felica技術を柱にプラットフォームビジネスを展開させるという本書の主人公の先見の明は素晴らしく、もし彼のビジネスアイデアが実現されていたらと思うと本当に残念だ。 最後に一つ。上で経営陣が阿呆で終わっていて残念と書いたが、ソニーが電機メーカーから脱却できなかったのは、正確には「しようと頑張ったができなかった」というのが正しいだろう。経営陣同士の権力争いや国際交渉力の低さだけでなく、過去の成功体験や既存ビジネス、あと関連会社や製造拠点とのしがらみも非常に大きいのはまさに古典『イノベーションのジレンマ』で知られている通り。経営陣が阿呆でビジネスに失敗したという論調は市井の読者からは受けるだろうが、結果論なので深みは全く無い。この著者の守備範囲ではないかもしれないが、できればその深い取材力と鋭い分析力をもって将来に向けた提言などにチャレンジしてもらえたらと思う。
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felica ICに興味があって読んでみました。 開発者の苦悩と周りの企業の欲深さが、よくわかりました。
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