腰痛探検家 の商品レビュー
【韓国語版】私小説は日本の伝統かも知れないが個人的興味はない。ましてや腰痛闘病記?実は私も高3の卒業登山でギックリ腰になり大学の山岳系同好会に属しながら山が地獄のように思えた1年がある。だから共感はできる。但、韓国語多読という目的がなければ一生読まなかった類の本だ。だがだが!これ...
【韓国語版】私小説は日本の伝統かも知れないが個人的興味はない。ましてや腰痛闘病記?実は私も高3の卒業登山でギックリ腰になり大学の山岳系同好会に属しながら山が地獄のように思えた1年がある。だから共感はできる。但、韓国語多読という目的がなければ一生読まなかった類の本だ。だがだが!これが実に面白い。日本語原書未読にも拘わらず私がのめり込んだ最初の外国語本となった。分らない単語があるにも拘わらず先を知りたくて頁を捲る。忘れていた幼年期の読書感覚!私の読書生活のターニングポイントになるかも知れない強烈な体験だった。 【韓国語版】韓国語多読第3弾!気のせいか韓国語を読むのがちょっぴり早くなったような気がする。でも高野氏の書く日本語がムチャクチャ簡単、いや失礼、簡潔平明だという可能性もある。本書を含め後2冊読みきり、他の作家本に挑戦すれば事実が判明するであろう。怖いけど(^_^;) 2013年03月24日
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名医を求めての放浪記 オカルトっぽいところから、姿勢・筋力強化指導 鍼灸、手術大好き医師、心因性まで 表紙の情けない棒人間の絵がいい ずるずる延びていく治療 ダメ男と付き合う女性の雰囲気、と著者 目が不自由で日本語堪能な男性 こちらは一発で具合が良くなる 私の場合は腹ばい...
名医を求めての放浪記 オカルトっぽいところから、姿勢・筋力強化指導 鍼灸、手術大好き医師、心因性まで 表紙の情けない棒人間の絵がいい ずるずる延びていく治療 ダメ男と付き合う女性の雰囲気、と著者 目が不自由で日本語堪能な男性 こちらは一発で具合が良くなる 私の場合は腹ばいに寝そべって パソコンをいじるのと(今もその姿勢w)と 体重オーバーが問題だから 腰痛といっても、まだましな方なんだろう 夏樹静子の「椅子がこわい」はずいぶん前に読了 腰痛、本当に分かりにくいものだ
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うむ。自身も腰痛持ちとして、気になって読んでみた。 確かに彼自身が中で明記しているよう、全盛期と比べると少しくどい感じがする。たとえ話(男と女が云々とか)を減らして、もっとストレートに探求してほしい気がする。それにしても腰痛とはかくも世知辛いモノなのか。
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あははは、おもしろーい!高野さんは何を書いても面白いなあ。自身の腰痛体験をつづった「腰砕け巨編」、まさにこれは高野さんが目指しているという「誰も書かない本」だよね。 読み終えて思ったのは、高野さんって本当にまじめなんだなあということ。よい治療を求めて東奔西走、いくつもの整形外科...
あははは、おもしろーい!高野さんは何を書いても面白いなあ。自身の腰痛体験をつづった「腰砕け巨編」、まさにこれは高野さんが目指しているという「誰も書かない本」だよね。 読み終えて思ったのは、高野さんって本当にまじめなんだなあということ。よい治療を求めて東奔西走、いくつもの整形外科や整体、整骨院、果ては心療内科まで渡り歩き、その都度そこの腰痛への考え方をとことん知ろうとし、感化され(そこがおかしい)カラダについて、ついには人生についてあれこれ考える。あとがきで高野さん自身が書いているように、腰痛に執着し、とりつかれている。 でもそこはそれ高野さんのこと、サービス精神満点で、いつものように笑わせてくれる。残り三分の一くらいを一気に読んで満足して本を閉じていたら、同じ部屋にいた夫が「その本面白かった?」と聞く。「うん、とっても!なんで?」と尋ねたら、私は読みながらずーっとニヤニヤしていたそうだ。むう。 とりわけ笑ったのは… なかなかわからなかった腰痛の原因としてついに難病を指摘された高野さん、病名がついて「少し嬉しいがほとんど絶望的という、片思いの相手が自分のことを好きだと書き残して死んでしまったような異常に複雑な気持ちにとらわれた」。そりゃ確かに嬉しくて絶望的だ。 PNFという療法のホームトレーニングとして「四つんばいになって、手足をぷるぷるさせていると、必ずダルマ(著者の愛犬)が『お、何おもしろそうなことやってんの?』という顔で飛んでくる」。ビジュアルを想像するとかなり笑える。 心療内科の医師に「あなたはストレスに弱くて、いつも人の顔色をうかがっている」と言われ、むかついた高野さん、「家に帰ると、妻に向かって喚いた。『じゃあ、もっとわがままに生きろってことか!?』『え、今より!?』妻は仰天した」。これがいちばんおかしかった。 自分自身、ここ何年かしつこい肩の痛み(世に言う五十肩…)や目の不調(光視症ってヤツ)にかなり悩まされてきたので、高野さんの苦闘にはすごく共感した。本当に体の不調、とりわけ痛みは人を支配してしまう。これさえなければ…と、あるべき姿を取り戻そうと必死になる。高野さんの言うとおりそれは「幻想」だ。「まあ、今はこんなもん」と思い「前に歩き続ける。期待せず、諦めず」。本当にそうだなあとしみじみ思いました。
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腰痛探検家。腰痛になっちゃった探検家でもあり、腰痛の世界を彷徨う探検家、でもある。 本物の探検の予定も控えているし、チャッチャと治してしまいたい作者の願いとは裏腹に、腰痛という密林は作者を捕らえて逃がさない。 その密林で出会うプレデター、じゃなくて腰痛治療の専門家たち。鍼、マッサ...
腰痛探検家。腰痛になっちゃった探検家でもあり、腰痛の世界を彷徨う探検家、でもある。 本物の探検の予定も控えているし、チャッチャと治してしまいたい作者の願いとは裏腹に、腰痛という密林は作者を捕らえて逃がさない。 その密林で出会うプレデター、じゃなくて腰痛治療の専門家たち。鍼、マッサージ、気功、西洋医学、どれもがもっともらしく、どれもが胡散臭いが、痛みが消えることだけはない。 意表を突く想像の斜め上の結末まで含めて、腰痛って不思議なものですね。
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本書の著者は頭がおかしい。ひさひぶりに原稿を読み返して、率直にそう思った。腰痛治療に明け暮れていたときは朝から晩まで腰痛のことしか考えられず、まったもくもってどうかしていた。それが水泳のお陰で一段落し、原稿を書き始めた。当時自分としては冷静に振り返っていたつもりだったが、今読めば...
本書の著者は頭がおかしい。ひさひぶりに原稿を読み返して、率直にそう思った。腰痛治療に明け暮れていたときは朝から晩まで腰痛のことしか考えられず、まったもくもってどうかしていた。それが水泳のお陰で一段落し、原稿を書き始めた。当時自分としては冷静に振り返っていたつもりだったが、今読めば文体が異常だ。 今度は腰痛でなく、腰痛人間のことを世に知らしめたいという執着にとらわれてしまったようだ。腰痛はどうにもしつこい。というより、私にもんだがるのかもしれないと始めた思い当たった。
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腰痛の探検家・高野さんの本と思って読んでみたらば、もっとすごかった。 腰痛世界という魔窟を高野さんが探検する話なのであった! とても面白かった。まさに探検、様々な治療法が乱立している秘境のような世界を高野さんが彷徨うのだ。 彷徨いながら語る言葉がおもしろくて可笑しい(^0^) 悪...
腰痛の探検家・高野さんの本と思って読んでみたらば、もっとすごかった。 腰痛世界という魔窟を高野さんが探検する話なのであった! とても面白かった。まさに探検、様々な治療法が乱立している秘境のような世界を高野さんが彷徨うのだ。 彷徨いながら語る言葉がおもしろくて可笑しい(^0^) 悪い彼氏と別れられないダメ女子しかり、自分の身体を直すのを会社再建にたとえ、性転換したのみならず社長に出世してしまったり、笑った〜。 「ラーメン屋のおやじ理論」も面白かったし、高野さんほんとに面白い。 民間療法、西洋医学、東洋医学、整体…。読んでいて自分も治療に立ち会っているような気になってくる。どれも理論をきくとなるほどと思ってしまう。 痛みの原因、治療の解釈、ほんとにいろいろな視点があって感心する。 いろいろ真剣に取り組むけれど、どれも良くなるのには至らず腰痛メビウスにはまり込む。同情いたします。 腰痛世界はほんとうに奥深いですね。高野さんが数々の治療を試した末にたどり着いた境地にしみじみ感じ入りました。
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腰痛もここまで考え込んでみると可笑しいですね。僕も相当考えたつもりでしが、完敗です。 この探検小説家さんの初めて読んだ本が「腰痛探検」では、著者も不本意でしょう。ムベンベも読んで見ます。 あとがきの、サハラマラソン完走の記載に、何か騙されたよう。 一般人が医療サービスと付き...
腰痛もここまで考え込んでみると可笑しいですね。僕も相当考えたつもりでしが、完敗です。 この探検小説家さんの初めて読んだ本が「腰痛探検」では、著者も不本意でしょう。ムベンベも読んで見ます。 あとがきの、サハラマラソン完走の記載に、何か騙されたよう。 一般人が医療サービスと付き合う事、選ぶ事の難しさを考える一大喜劇。
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腰痛になり、 とにかくアッチコッチの整形外科、イイと評判の整体、果ては心療内科に通いまくった記録。 高野さんが、新宿歌舞伎町にある怪しげな、カリスマ先生のところへ行けば、 おぉ、そんなところにカリスマが居たか! と自分も通いたくなり、 高野さんが、愛犬を通わせている動物...
腰痛になり、 とにかくアッチコッチの整形外科、イイと評判の整体、果ては心療内科に通いまくった記録。 高野さんが、新宿歌舞伎町にある怪しげな、カリスマ先生のところへ行けば、 おぉ、そんなところにカリスマが居たか! と自分も通いたくなり、 高野さんが、愛犬を通わせている動物病院の院長先生が、針で動物を次々治し、 そこで診てもらうことになったとあれば、 おぉ、体の声をよくよく聞いて治してくれる医者の中の医者が居たか!と、 やはり自分も通いたくなった。 いやーもー高野さんが、”通い始める”と、ことごとく胸が高鳴った。 そして、次を探すくだりになると、高野さんと共に心が沈んだ。 整形外科や整体の先生をカレシに例え、自分をダメ女子と比喩するあたり、 かなり笑えた。腰痛方面に問題ない人も面白い読み物としておおいに楽しめるでしょう。
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