デンマークのにぎやかな公共図書館 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
北欧の図書館に焦点を置いた本。 印象的だったのは、本を借りるだけの場所はないということ。 司書にレファレンスををしたり、宿題の相談をしたり 自治体によっては市民サービスのようなものを取り入れている。 あらゆるバックグラウンドの人のニーズに対応できるよう努力をしている組織なんだということ。 日本の図書館に関しては、本を借りる場所という意識しかなかったが もしかすると他に何か取組をしているかもしれない。 と興味をもつきっかけになりました。
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図書館の事だけでなく、北欧に流れる思想についても知ることが出来たように思う。これからの図書館の使い方を私自身が再考、発見した良い経験になった。
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読みやすいです。 デンマークの図書館はすばらしいなと感じさせられます。ただ、それは図書館の力だけではなく、国・住民などみんなで作り上げられているからだと思います。 日本の図書館も時代に合わせ進化し、誰もが訪れたくなるようになって欲しいです。
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とても分かりやすい文章で、デンマーク図書館のサービスや置かれている状況などが書かれていてとても面白かった。ぜひデンマークの図書館を訪れてみたい。
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「セルフヘルプ」って素敵ですね。 自分の知りたいことを自分で調べるために図書館に行く。 司書はあくまでサポート役で、答えそのものではなく調べ方のお手伝いをせんならんわけで。 スマートにサポート出来るようになりたいものです。あたふた。
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北欧といったらやっぱりインテリア、ということでまずは外観に興味を持って読みはじめたが、内装や建築以上に、サービスが良い。 隣の芝生は…ではなく、日本とは良い意味でかけ離れてる。 図書館は空気だというほどの、利用者と図書館の密着率。 やっぱり小さい頃にどれだけ図書館に触れているか、...
北欧といったらやっぱりインテリア、ということでまずは外観に興味を持って読みはじめたが、内装や建築以上に、サービスが良い。 隣の芝生は…ではなく、日本とは良い意味でかけ離れてる。 図書館は空気だというほどの、利用者と図書館の密着率。 やっぱり小さい頃にどれだけ図書館に触れているか、が大きいんだろうなぁ。 以前映画にみる図書館のイメージという授業で色々考えさせられて、わたしは幼少期からの図書館利用が影響しているんではないかと考えたわけだが、 ここの国の人たちは司書にどんなイメージを持っているんだろうか。 図書館・司書へのイメージの寒暖をサーモグラフィーのように色で表して世界地図を作ったら面白いと思う。各国の図書館事情と照らし合わせればきっと面白い。元になるデータをとるのが大変だろうけれど、誰か作ってくれないかな。 なんでも分けあうという、北欧の国民性も素敵だった。 良い発見があって、読んで良かったと思う。
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江東区図書館 1930年代に、教育者グルントヴィが、対話を中心とする全人教育を打ち出し、生涯学習の重要性を説いた。民主化運動に深い影響を与え、生涯学習機関フォルケホイスコーレの設立に結実した。 21世紀の図書館の役割として、住民サービス窓口との連携、学校図書館との一体化、移民...
江東区図書館 1930年代に、教育者グルントヴィが、対話を中心とする全人教育を打ち出し、生涯学習の重要性を説いた。民主化運動に深い影響を与え、生涯学習機関フォルケホイスコーレの設立に結実した。 21世紀の図書館の役割として、住民サービス窓口との連携、学校図書館との一体化、移民などマイノリティの宿題カフェなどがあげられる。 図書館を住民の政治参加の場にする、との思いで作られたデモクラシーコーナーでは地元議員と住民とのインフォーマルな対話の場が持たれている。
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北欧3つの基本、「平等」、「共有」、「セルフヘルプ」をコンセプトに展開する、小規模ながらもさまざまな仕掛けが埋め込まれたデンマークの図書館が目指しているもの。成功しているものから実施してはいるもののまだまだ認知度が低いもの、課題が残るものまで、さまざまなサービスが紹介されている。...
北欧3つの基本、「平等」、「共有」、「セルフヘルプ」をコンセプトに展開する、小規模ながらもさまざまな仕掛けが埋め込まれたデンマークの図書館が目指しているもの。成功しているものから実施してはいるもののまだまだ認知度が低いもの、課題が残るものまで、さまざまなサービスが紹介されている。リビング・ライブラリーについても少し。図書館は「エンパワーメント」の場所である。←本当にそうだなぁ、そうであってほしいと感じる。
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おしゃれな北欧。図書館の充実感があります。デンマークは本代が高いので図書館の利用者が多い。サポート力がすごい。分からない事は人に聞く。司書の存在が大きい。移民が多いので、マイノリティーの言葉の問題などにも取り組んでいたり、宿題サポートなどがある。 しゃべってもよい部屋と静寂の部屋...
おしゃれな北欧。図書館の充実感があります。デンマークは本代が高いので図書館の利用者が多い。サポート力がすごい。分からない事は人に聞く。司書の存在が大きい。移民が多いので、マイノリティーの言葉の問題などにも取り組んでいたり、宿題サポートなどがある。 しゃべってもよい部屋と静寂の部屋があります。デンマークの人は本が大好き。電車の中でも読者が多い。 日本にも欲しい図書館です。
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図書館界に燦然と輝く(らしい)北欧の中でも成熟した図書館システムを持つデンマークを中心に公共図書館を見て回った記録。 著者が最初に書いているとおり、あとからじわじわすごさがわかる。 サービス自体は「ふーん」で終わる程度のものが多い。 これならうちの近所でもやってるよなとか、開館...
図書館界に燦然と輝く(らしい)北欧の中でも成熟した図書館システムを持つデンマークを中心に公共図書館を見て回った記録。 著者が最初に書いているとおり、あとからじわじわすごさがわかる。 サービス自体は「ふーん」で終わる程度のものが多い。 これならうちの近所でもやってるよなとか、開館時間はむしろあそこのほうが長いよなとか。 でも、理念や利用者の使い方(使わせ方)や試みをみていくうちに、うわすげえってくる。 在り方、存在感が違う。 そのサービスがなんのために行われているのか、姿勢が明確。 こうあろうとする姿と、受け入れられ方が日本(の私の知っている図書館)と違う。 「空気のように当たり前」は、「空気のように必要」でもある。 図書館は単に本が置いてある場所じゃなくて、情報を保障する場所。 自分が生きていくために、いろんなことを選べるように、選ぶための知識を得る手伝いをする場所。 必要な人に必要なものを提供する場所で、なおかつすべての人を受け入れてくれる場所。 シェラン島の駅に併設された…というか駅と図書館と郵便局をかねた小さな図書館が印象に残った。 本屋もないような小さな町にも(だからこそ)図書館を作る。 図書館が必要なものだと認識されていることに安心する。
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