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埋み火 の商品レビュー

3.8

27件のお客様レビュー

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2021/12/09

文庫で575ページ。申し訳ないけど、一番の感想は「長いっ!」(^^;; 雄大の目線で、雄大の話し言葉で進むお話。本人はツッパっているけど、実際は”気は優しくて力もち“、根っこが真っ当で、優しいオトコなのである。しかしこの、良くも悪くも、ヤンキー感たっぷりの感じが・・うーーん、なん...

文庫で575ページ。申し訳ないけど、一番の感想は「長いっ!」(^^;; 雄大の目線で、雄大の話し言葉で進むお話。本人はツッパっているけど、実際は”気は優しくて力もち“、根っこが真っ当で、優しいオトコなのである。しかしこの、良くも悪くも、ヤンキー感たっぷりの感じが・・うーーん、なんだろうなあ、何故か私にはしっくりこなくて。すべての説明が冗長な印象なのでした。私的には、このページ数の、2/3くらいの量にできるんじゃないかなあ・・なんて思っちゃいました。(小説など書けない自分の個人的感想です、お許しを) とはいえ、印象に残ったところを少し。 ーーーーー 「『じゃなきゃいけない』って、自分で自分に制約を課してる分には、けっこうにイケてるって俺は思う。だけど、それを他人に押しつけたとたん、最高にダサくなる。誰かにとっての『じゃなきゃいけない』は、俺の『じゃなきゃいけない』じゃない」 「今を生きるってのは、それだけ楽じゃないからさ」 「しかたねえょ、生きちゃってんだから。考えなしの馬鹿だからよ。何でも行き当たりばったりで、失敗もたくさんしてるけど、でも仕方ねぇよ、生きちゃってんだから」 ーーーーー 私としては、日明恩さんは、警官シリーズのほうが断然好きでした。

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2019/10/26

途中まで無駄に長いのかと思ったけど、しっかり最後まで楽しめました。このシリーズ自体も2作目で立ち位置が定まり、人間関係にも深みが出たように思います。この後も楽しみです。

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2019/10/03

前作 鎮火報 に続いて登場人物達がとても魅力的。裕二の父親は嫌いだけど。数ペーシでこんな嫌いってすごい! 長いくどいと言われる消防の詳細説明も私はさくっと読める。確かに長いけど。 最後の終わり方が気になるあと引く感じなので 続編を読んでからまた感想をまとめたい。

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2018/06/17

老人世帯でつづく不可解な火事。住人は“不幸な偶然が重なって”焼死した。調査を始めた若手消防士・大山雄大は、老人たちの哀しい過去と、裏で糸を引く意外な人物を突き止めるが…。雄大の胸のすくような活躍が閉塞した世の中に風穴を開ける。

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2018/02/11

前作から九ヵ月後。 守はどこかへ出かけていない。 そんな中雄大の抱える問題は、後輩との人間関係。 さらには奇妙な老人の住む家で連続する失火。 事件の影に何故か気づいてしまった雄大。 親子問題が今回のテーマです。 ラストの方にある、雄大と母親民子との会話は、 素晴らしい。

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2016/10/15

老人世帯でつづく不可解な火事。住人は“不幸な偶然が重なって”焼死した。調査を始めた若手消防士・大山雄大は、老人たちの哀しい過去と、裏で糸を引く意外な人物を突き止めるが…。雄大の胸のすくような活躍が閉塞した世の中に風穴を開ける、人気シリーズ第2弾。

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2015/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日明恩による消防士の活躍を描くシリーズ第二作。 相変わらず口では日勤消防士を目指すといいながらも、第一作と比較しても随分まともな消防士となった雄大。後輩消防士の香川との仲がギクシャクしていたり、自衛官出身の星野がいなくなってたり、何より漆黒の引きこもり中年・守がいないなど、前作からの違いが経過した2年を物語る。 本作では雄大の親友・裕二が勤める工務店の、完成間近の建物だけを狙った放火事件や死者が出ているのになぜか近隣に被害を及ぼさない程度の失火が相次ぎ、それらの謎に雄大と裕二が迫っていく。 当たり前ではあるが、消防士はチームで救助活動を行うため、誰かが足を引っ張るとみんなが危険にさらされる。それが雄大にもわかっているからか、前作ほどの型破り感は感じられない。口ではやる気がないなどと言いながら非番の日に火災現場に赴き、謎に迫っていく様子はイッパシの消防官を彷彿とさせる。これを成長とみるか、一般化とみるかで物語の感じ方が変わってくる気がする。 終始雄大視点で物語が進行するため、時々読者が置いていかれるあたりがやや不満か。説明過剰と思えるところと、もう少し説明が欲しいと思うところのバランスが難しいのだが。

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2021/03/19

とある赤羽の消防士視点の一人称語りで、ある意味ライトノベル。前半は、老人宅での連続不審火焼死の真相を調べるべく奔走する。これが半分くらいで終わってしまい、あとは若者たちの友情、家族とは、友達とは?みたいな説教臭い話になる。 作者も文中で書いているが、主人公(つまり、一人称視点の...

とある赤羽の消防士視点の一人称語りで、ある意味ライトノベル。前半は、老人宅での連続不審火焼死の真相を調べるべく奔走する。これが半分くらいで終わってしまい、あとは若者たちの友情、家族とは、友達とは?みたいな説教臭い話になる。 作者も文中で書いているが、主人公(つまり、一人称視点の主)は馬鹿なので、しゃべる語彙がものすごく少ない。その反面、普通の文中(つまり、自分の考えていること)は非常に多弁で苦悩が有るというギャップは面白い。 文章は口語的に書かれていることも影響し、「てにをは」や主語の省略が多用されるため、読み始めてペースに乗るまで、相当鍛錬が必要な文である。 また、主人公の思考には非常に無駄が多く、一言を発して、次の言葉までの間に本旨と関係ない内容などが差し込まれるため、「だれがどうなった」を把握することが難しい。正直なところ、上手い文とは言いがたい。 しかし、その無駄こそがこの本の中では生きていると言え、最後には面白く感じている不思議な文である。 登場人物などは、バカな主人公以外に完璧超人みたいなのが出てきて、あ、これ女性作家だと思ったら当り。まあ今回はそこまで鼻につかなかったけど、この人の他の作品ではダメかもしれないという予感がある。

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2015/06/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

消防士シリーズ第二弾。 雄大が少し成長していて、前作より楽しく読めた。 表現の若さとうだうだ感は相変わらず気になるが、 二作目なので慣れてきました。

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2014/01/08

続きモノとは知らず読んだので1は未読です。文章に 独特のリズムがあって、それがちょっと自分には 合わなかった。あとはやはり1ありきみたいな印象。

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