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そして誰もいなくなった の商品レビュー

4.2

848件のお客様レビュー

  1. 5つ

    336

  2. 4つ

    295

  3. 3つ

    131

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    1

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2024/06/27

これを今まで読まずにミステリを語ってきた自分が情けなくなるほど、ストーリーの内容や構成として抜群の面白さだった。確かに現代の新本格ミステリと並べてみると、シンプルすぎるところもあるかもしれないけれど、これが書かれた時代を思ったらさすが女王と呼ばれるだけのことはあると思った。 現代...

これを今まで読まずにミステリを語ってきた自分が情けなくなるほど、ストーリーの内容や構成として抜群の面白さだった。確かに現代の新本格ミステリと並べてみると、シンプルすぎるところもあるかもしれないけれど、これが書かれた時代を思ったらさすが女王と呼ばれるだけのことはあると思った。 現代のミステリを読み慣れていても、最後のどんでん返しにえっと声を上げてしまいそうになった。この調子でクリスティー作品をどんどん読んでいきたい。

Posted byブクログ

2024/06/27

日本のミステリ文学の中でも、度々オマージュされるようなトリックや世界観が多くあり、さすが、世界で最も読み継がれるミステリだった。とはいえ現代には、洗練された無駄のない作品が数多く存在するため、若干古く感じしてしまう気持ちも否めない。例えば今どきの作品には、ミステリのトリックに関係...

日本のミステリ文学の中でも、度々オマージュされるようなトリックや世界観が多くあり、さすが、世界で最も読み継がれるミステリだった。とはいえ現代には、洗練された無駄のない作品が数多く存在するため、若干古く感じしてしまう気持ちも否めない。例えば今どきの作品には、ミステリのトリックに関係がないような登場人物の不要な発言は、できる限り控えられているが、そういった描写は度々ある。一方で、それがまた文学らしさを醸し出している側面もあり、必ずしも悪いばかりではないが、それを古典として楽しめる気の持ちようも必要かもしれない。 最終的な感想としては、こういったスタイルの作品をゼロから生み出す天才がいて、その最高傑作を読むことができてよかった、というところだ。

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2024/06/26

原点・源流にして頂点! 独特の翻訳文とカタカナ名の登場人物に慣れるまでが大変だったけれどそれを乗り越えて読んでほしい作品。 叶うなら、最初に触れるミステリーがこれでありたかった…!

Posted byブクログ

2024/06/25

初めてアガサ・クリスティを読んだけど、さすがの一言に尽きる。これが1900年代序盤に書かれたとは全く思えないほどの完成度。今の推理小説のお手本となりすぎているためか、逆に目新しさを感じないほど。ただ、少し強引な展開やトリックがあるので、そこは純粋な感想としては「矛盾してるなあ」と...

初めてアガサ・クリスティを読んだけど、さすがの一言に尽きる。これが1900年代序盤に書かれたとは全く思えないほどの完成度。今の推理小説のお手本となりすぎているためか、逆に目新しさを感じないほど。ただ、少し強引な展開やトリックがあるので、そこは純粋な感想としては「矛盾してるなあ」と残念に思った。ただ、それも創作なのでご愛嬌。作品の完成度を考えるとかわいいものです。天才アガサ・クリスティの傑作。読めてよかったです。

Posted byブクログ

2024/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりにミステリーを読んだ。 「そして誰もいなくなった」という題名から興味をそそられ、古典的なミステリーの代表作だとも聞いて読むことにした。読む前は、島に来た10人の中には犯人はいないと思っていた。だんだんと人数が減っていく描写は緊迫感があり、面白かったが、最後のオチは現在、ミステリーが蔓延っているからか、あまり驚きは少なく、なるほどなぁぐらいで最後の手紙?を読んでしまった。(お前かぁ!ってなって面白くはあったが) 自分の中の掟として、その本を読むなら最大限の魅力を引き出したいと思っている。しかし、あまりミステリーに慣れていないのか犯人の推測をあまりせずに読んでしまったため感動が薄れてしまった気がする。 これからミステリーを読むときは、推理をしながら読むとしよう。

Posted byブクログ

2024/06/19

クリスティーの本は初めて見たけど、主人公という存在は居なく、登場人物の視点がかわりがわりになって人が殺される度に誰を怪しいと思うのか登場人物の心理が描かれていて良かった。最後まで誰が犯人か分からなかった。

Posted byブクログ

2024/06/18

救助の来ない孤島で、童謡通りに次々と殺人が起こる… 登場人物たちと同じように翻弄されっぱなしだった! 最後エーッ!?て めっちゃ面白かった 私いたら真っ先に死んでそう

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2024/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

友達が読んでいて、とても面白そうだったので購入してみました。 不気味な童謡の通りに人が殺されていく。正直最初は読みにくかったけど途中からは一瞬で読み終わりました。 この人が犯人で決定か、と思いきや真犯人は本当は死んでないふりをして行動していたなんて。読み終わったあともう一度要点を見てみると全てが繋がってとても清々しい気持ちになった。コナン君もこんな気持ちなんだろうな。 次はまた同じ作者の本に挑戦してみようと思います。 とても面白いのでぜひ読んでみてください。

Posted byブクログ

2024/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結末がびっくり! 実は最後のページが少し見えてしまい、ネタバレを喰らったのですが、、笑 とはいえ、まさかの動機で本当におもしろかったです。1人ずつ殺されていく系の本は十角館、ある閉ざされた雪の山荘でに次いで3冊目ですがやっぱりこのタイプのミステリーは全く飽きません! 初海外作品で初めの数ページはちょっと苦労しましたが、途中から一気読みでした。ハマっちゃいそう♪ なんだかんだ動機が殺人依存??的なのは初めてかも、、

Posted byブクログ

2024/06/06

登場人物の多さに最初は諦めかけたが、あまりの面白さに登場人物を毎度ちらちら確認しながら読み進めてしまった。 この小説を読む前からミステリー好きと思っていたが、読了すると改めて自信を持ってミステリーが好きだ!って言いたくなるな。

Posted byブクログ