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そして誰もいなくなった の商品レビュー

4.2

848件のお客様レビュー

  1. 5つ

    336

  2. 4つ

    295

  3. 3つ

    131

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    1

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2024/09/21

.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬ 小さな兵隊さんが十人、ご飯を食べにいったら 一人がのどをつまらせて、残りは九人 小さな兵隊さんが九人、夜ふかししたら 一人が寝ぼうして、残りは八人 小さな兵隊さんが八人、デヴォンを旅したら 一人がそこ...

.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬ 小さな兵隊さんが十人、ご飯を食べにいったら 一人がのどをつまらせて、残りは九人 小さな兵隊さんが九人、夜ふかししたら 一人が寝ぼうして、残りは八人 小さな兵隊さんが八人、デヴォンを旅したら 一人がそこに住むって言って、残りは七人 小さな兵隊が七人、まき割りしたら 一人が自分を真っ二つに割って、残りは六人 小さな兵隊さんが六人、ハチの巣をいたずらしたら 一人がハチに刺されて、残りは五人 小さな兵隊さんが五人、法律を志したら 一人が大法官府に入って、残りは四人 小さな兵隊さんが四人、海に出かけたら 一人がくん製のニシンにのまれて、残りは三人 小さな兵隊さんが三人、動物園を歩いたら 一人が大きなクマにだきしめられて、残りは二人 小さな兵隊さんが二人、ひなたに座ったら 一人が焼けこげになって、残りは一人 小さな兵隊さんが一人、あとに残されたら 自分で首くくって、そして、誰もいなくなった •*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•* 10人にそれぞれ無人島に近い、兵隊島に来て欲しいと依頼がある。 サマーセット州の西隣り、デヴォン州海岸沖。 元はヨット好きの大金持ちのアメリカ人が購入したモダン邸宅。 3番目の新妻が船酔いする為、売りに出された。 そこでの夕食で、10人それぞれに罪があるという レコードが流れ始める…… 孤島と化した屋敷… 犯人は何処に?… ------------------------------------ ○主な登場人物○ ロレンス・ジョン・ウォーグレイヴ 元判事 (1930.6.10.エドワード・シートン殺害の罪) ヴェラ・エリザベス・クレイソーン 現 体育教師 (1935.8.11.シリアル・オギルヴィー・ハミルトン殺害の罪) フィリップ・ロンバート 元陸軍大尉 (1932.2.ある日.東アフリカ部族民21名死に追いやった罪) エミリー・キャロライン・ブレント 老婦人 (1931.11.5.ビアトリス・テイラー死に追いやった罪) ジョン・ゴードン・マッカーサー 退役将軍 (1917.1.14.アーサー・リッチモンド故意に死地に赴かせた罪) エドワード・ジョージ・アームストロング 現 医師 (1925.3.14.ルイーザ・メアリ・クリース死に至らせた罪) アンソニー・ジェイムズ・マーストン 青年 (去年11.14.ジョンならびにルーシー・クームズ殺害の罪) ウィリアム・ヘンリーブロア 元警部 (1928.10.10.ジェイムズ・スティーヴン・ランドー死に至らせた罪) トマス・ロジャーズ 執事 エセル・ロジャーズ その妻(料理担当) (1929.5.6.ジェニファー・ブレンディー死に至らせた罪) ----------------------------------- ○感想○ 最近、いつも行く図書館をかえまして… 読みたい本が前の図書館より多くて、有難い。 と、私が読みたい本の帯紹介に 21世紀のそして誰もいなくなったって書いてある。 ムム( ▔•ω•▔ ) あれ、先に名作読んだ方が良い感じ? え、でも… ミステリー初心者の私には敷居が高い…… もし、私のミステリー経験値が少ないが故に その良さが分からなかったら、嫌だ…( ▔•з•▔ ) 迷って迷って、今回はアガサ・クリスティー作品を先に読む事に致しました。 はじめまして、アガサ・クリスティー先生! まさに時を超えても、皆に愛される作品。 無駄な描写が一切無い、ギッチリ詰まったパンの様。 ズッシリ重ためなのに、軽くサラサラ読める。 もう、これは芸術的に綺麗なミステリーでした。 犯人による緻密な犯行計画、見えない線路の様に組み敷かれたレール。 被害者達はそれを辿るように綺麗に最後を遂げて行きました。 未だに衰えず、数々のオマージュ作品が生まれる訳が分かりました。 --------------------------------- 〇お気に入りシーン〇 全ての言葉が本件に絡んでいる為、今回なし。

Posted byブクログ

2024/08/14

代表的なミステリーで読みたいと思いつつも読めていなかった作品。 10人の中に犯人がいるはずなのに、最後の告白を読むまで誰が仕組んだことなのかわからなかった。10人も人が死んだにも関わらず、陰鬱な後味ではなく、あっという間に読める夢中にさせる作品だった。

Posted byブクログ

2024/08/14

ふはぁぁぁ〜。すごい。 すごかった。 さぞかし犯人は興奮したことでしょうね。 タネ明かしの仕方もすごいなぁ。

Posted byブクログ

2024/08/14

初めて読んだのはだいぶ前 お話を分かっていたから楽しく聴けた。 だけど、これ初めてだったら多分理解出来なかった気がする” 登場人物が多かったり、複雑だったり... 思ったページに少し戻ったりしながら読む (聴く)のは少し難しいから、私みたいな1度聴いたくらいじゃ忘れちゃう民は(あ...

初めて読んだのはだいぶ前 お話を分かっていたから楽しく聴けた。 だけど、これ初めてだったら多分理解出来なかった気がする” 登場人物が多かったり、複雑だったり... 思ったページに少し戻ったりしながら読む (聴く)のは少し難しいから、私みたいな1度聴いたくらいじゃ忘れちゃう民は(あと私、本だとカタカナの名前無限に覚えられないので....) もう少し単純で簡単な作品じゃなきゃ初読(聴)は出来ないなぁと実感。 あ、物語は めちゃくちゃ面白いです。 本で読むのをオススメします。笑

Posted byブクログ

2024/08/13

初めてのアガサ・クリスティ。もう流石としか言いようのない程に夢中になって読みました。 どこからがネタバレか…というのは人によって異なると思いますが、私は本書冒頭の解説で軽いネタバレを受けたように感じ、そっと飛ばして本編を読みました笑 海外文学作品をあまり読まないために冒頭は人...

初めてのアガサ・クリスティ。もう流石としか言いようのない程に夢中になって読みました。 どこからがネタバレか…というのは人によって異なると思いますが、私は本書冒頭の解説で軽いネタバレを受けたように感じ、そっと飛ばして本編を読みました笑 海外文学作品をあまり読まないために冒頭は人物名を覚えるのに苦戦しましたが、一人ひとりのキャラクターが掴めてくると一気に読むスピードが上がりました。 翻訳の仕方もあると思いますが、一文も一章も短いため、非常にサクサクと読み進めることができました。 また、これまでに触れてきたミステリ小説のパロディ元であろう描写もいくつかあり、そういった面でもワクワクしました。 これから他のクリスティ作品も読んでいきたいと思います。楽しみ!

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2024/08/12

スキマ時間に少しずつ 本を読む事が多い私ですが、 いつ本を開いても、どこで読み始めても、 アガサクリスティーの世界に没入できます。 さすがです。 はじめてのサスペンスにもオススメです。

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2024/08/10

10人の人物名と職業が書かれた表紙裏を見ながら読み進めた。 展開ごとに全ての登場人物各々の視点から描かれていたので、深く理解しながら読み進められたが、長くて回りくどいなとも感じた。 最初に掲載されていた書評で、この話は本ならではの魅力があると述べられていたが、1人1人詳細に表...

10人の人物名と職業が書かれた表紙裏を見ながら読み進めた。 展開ごとに全ての登場人物各々の視点から描かれていたので、深く理解しながら読み進められたが、長くて回りくどいなとも感じた。 最初に掲載されていた書評で、この話は本ならではの魅力があると述べられていたが、1人1人詳細に表現されているところが魅力になっているのだと思う。 有名な作品ながら展開を知らなかったため、極限状態に置かれた10人が自分の身を守るという名目で殺し合って誰もいなくなるという”人間の心理”を表現した作品だと思いながら読み進めたら、普通のミステリーだった。

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2024/08/04

ミステリーの王道というイメージから、さすがに一度は読んでみたいと思い購入しました。 読む順番を間違えた私が悪いんですが… 十角館の殺人の下位互換感をどうしても感じてしまいました… こちらが本家なのは分かっているんですが… 文章も海外作品なので少し違和感があり、期待してしまっていた...

ミステリーの王道というイメージから、さすがに一度は読んでみたいと思い購入しました。 読む順番を間違えた私が悪いんですが… 十角館の殺人の下位互換感をどうしても感じてしまいました… こちらが本家なのは分かっているんですが… 文章も海外作品なので少し違和感があり、期待してしまっていただけに少し評価が低くなってしまいました。 個人的に殺人のトリックそのものにはそこまで興味がないというのもあると思います。

Posted byブクログ

2024/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに読んでゾクゾクした本だった。最初のお前は誰を殺した、とレコードが読み上げる部分は怖かった。 その後も兵隊の童謡に合わせて人がバタバタ死んでいってどんなトリック?って思った。最後も淡々となぜ殺したのかどうやって殺したのか書かれてて、これも怖かった。 ミステリーの名作と呼ばれる『そして誰もいなくなった』。読んでよかった。

Posted byブクログ

2024/08/03

アガサ・クリスティの名作を読み返した。 孤島に招き寄せられた、10人の人々。 夕食の席で、彼らの過去の罪を暴き立てるレコードプレーヤーが鳴り響く。 そして1人はその場で毒を飲み、死んでしまう。 自殺か?殺人か? それもあいまいなまま、残った人々は(司法では裁かれなかった)過去の...

アガサ・クリスティの名作を読み返した。 孤島に招き寄せられた、10人の人々。 夕食の席で、彼らの過去の罪を暴き立てるレコードプレーヤーが鳴り響く。 そして1人はその場で毒を飲み、死んでしまう。 自殺か?殺人か? それもあいまいなまま、残った人々は(司法では裁かれなかった)過去の罪に思いを馳せる。 次の朝、また1人が亡くなったことがわかる。 これは殺人だ、しかも、この島にわれわれ以外誰もいない、ということは、われわれの中の誰かがその犯人なのだ。 その死に方を予言するような童謡の歌詞、10人いた兵隊の人形が一体ずつ消えていく。 犯人は誰か? 誰と協力すれば生き延びられるのか? 誰も怪しくないような、誰もが怪しいような。 人数が減るに従って、お互いが「このうちの誰かが犯人だ」と疑心暗鬼になっていく様子が細かく描かれる。 それに加えて過去の罪に苛まれて精神を削り取られていく人物もあったり、各キャラクターの人間性が際立ち、スリリングな展開。 でも、大変読みやすく、一気に読んでしまった。

Posted byブクログ