1,800円以上の注文で送料無料

選ばなかった冒険 の商品レビュー

4.3

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2019/05/07

とても面白いファンタジー&バトル小説なので利根も面白い上に、物語上での設定もとても良いものなので感動しました。 こうゆう系の小説をたくさん描いて欲しいと思っています。話に引き込まれてしまうので何回も何回も(実際もう10回以上読んでいます)読んでしまう物語です。 何回読んでも、話に...

とても面白いファンタジー&バトル小説なので利根も面白い上に、物語上での設定もとても良いものなので感動しました。 こうゆう系の小説をたくさん描いて欲しいと思っています。話に引き込まれてしまうので何回も何回も(実際もう10回以上読んでいます)読んでしまう物語です。 何回読んでも、話に引き込ませる素晴らしい作品です!

Posted byブクログ

2016/08/18

長男の読み聞かせに用いた本。 久しぶりの岡田淳。 たぶん作者の発想の原点になったのは、当時のRPGにおける、敵を殺して経験値を稼いでいくという 「作業」化したルーチーンへの違和感だったのではないか。 そこから、岡本自身の創造してきたファンタジー世界と、日常との関係に関するメタ...

長男の読み聞かせに用いた本。 久しぶりの岡田淳。 たぶん作者の発想の原点になったのは、当時のRPGにおける、敵を殺して経験値を稼いでいくという 「作業」化したルーチーンへの違和感だったのではないか。 そこから、岡本自身の創造してきたファンタジー世界と、日常との関係に関するメタフィクション的な考察が行われている。 表題の「選ばなかった冒険」は、「光の石の伝説」というコンピューターゲームの開始場面で、「冒険におもむく」ことを選択しなかった物語の主人公、学が、夢の中において、リアルとしか思えないようなかたちで、ゲームの世界に入り込んでいく、という過程を意味しているのだろう。 また同時に、このゲーム世界にまきこまれていく、もう一人の主人公あかりが、このゲームの目的も手段も拒否して、非暴力をつらぬこうとする過程としての「冒険」を意味しているのかもしれない。 物語の中の生を、ゲームとしての「決まり事」にせず、より重い、真実味のある第二の世界として体験できてこそ、それが私たちにとってより「深い」体験になるのだ、というのが岡田の信念なのだろう。そのために、まずは現実の世界とのつながりを確保するのだが、ここではゲームの世界の登場人物たちが、そのもっとも弱い「スライム」的な存在にいたるまで、現実に知っているクラスメイトの分身である、という設定がおかれる。 そして、一部の登場人物は「ゲームらしく」、同じ状況では決まったセリフしか述べないが、残りの登場人物とは、きちんと対話ができるという対比を通じて、その物語の脇役一人一人までが、それ自身の生を生きていることを実感させることの重要さ、逆に、ゲームの基本構造が要請する「目的」にあえて乗らないことで得られる自由の意味が語られる。 その一方で、リアルな第二世界は、最終的に消滅することによって、現実世界にその世界を引き継ぎ、現実世界そのものをより豊かにしていくんだという岡田のファンタジー観が強調されているように感じた。

Posted byブクログ

2016/04/29

もう20年くらい前の創作なのに古臭くない テレビゲームの世界のパラレルワールドかな 冒険なんだけどなんだか切ない ゲームの世界がどんどん緻密になっているようだけど いいのかなあ 選ばないでほしい ≪ 送られて 人格なくし 記憶まで ≫

Posted byブクログ

2016/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

俺、この主人公と考え方が違う。 俺だったら、そういうやりかたはしないかな。 選ぶのも攻撃だけじゃなくてさ。S12 すでに物語よりゲーム話となっているような。 最後、はあ?なにしてんの。 おまえ何してくれてんの!って展開。 あいつ、どうなってんだよ。信じられねー。

Posted byブクログ

2015/09/03

中1の頃学級文庫で読んだ本、タイトルも著者も忘れて表紙と内容のおぼろげな記憶で探していたところ、なんと旅先の図書館で再会し、即購入。 あー懐かしい!と思いながらも、10年経ってから読んでもはらはらどきどき、一気に読んでしまう岡田ワールドはすごい。 夢も現実もどちらも現実というあり...

中1の頃学級文庫で読んだ本、タイトルも著者も忘れて表紙と内容のおぼろげな記憶で探していたところ、なんと旅先の図書館で再会し、即購入。 あー懐かしい!と思いながらも、10年経ってから読んでもはらはらどきどき、一気に読んでしまう岡田ワールドはすごい。 夢も現実もどちらも現実というありそうでなかった話。

Posted byブクログ

2014/06/07

今月の読書クラブ「本とワインの夕べ」の課題。岡田淳さんの本。どちらがリアルな世界なのかをかき混ぜる構成は見事。 読後はいくつもの謎がのこる。闇の王は誰だったのかとかね。この作品が憲法9条論になっていると読むのは、読み過ぎかな。

Posted byブクログ

2013/09/28

なんか、腑に落ちなかったなぁ。でも、ゲームの中のNPCのアイデンティティーや自然権に思いを馳せさせるという目論見で、ゲーム好きな子に読ませたい。ゲーム好きではない子には絶対に読ませたくない。

Posted byブクログ