もりのおくのおちゃかいへ の商品レビュー
ひとりで大丈夫と、ケーキをもって出かけたけど、転んでしまう。そして着いたところには、お客さんがいっぱいいて、びっくりしてしまう。森の中でふしぎに出会う物語。登場人物?たちの視線がこちらに向けられているように感じ共感が得られる。ラストはハッピーエンド。
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モノクロの世界でのカラー使いにうっとり… 不気味?と思わせてからの 温かいお茶会や賑やかな行進など 読み進めるほど盛り上がっていく♪
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雪の晩が明けた次の日。おばあちゃんのうちへ雪かきをしに出かけていったお父さんの忘れ物を届けるために、キッコちゃんはひとりで、真っ白の森の中を通っておばあちゃんの家を目指す。 子どもが、初めて親の力を借りずに何かを成し遂げる時、「ひとりでできたね」とよく言うのだけど、厳密にはひ...
雪の晩が明けた次の日。おばあちゃんのうちへ雪かきをしに出かけていったお父さんの忘れ物を届けるために、キッコちゃんはひとりで、真っ白の森の中を通っておばあちゃんの家を目指す。 子どもが、初めて親の力を借りずに何かを成し遂げる時、「ひとりでできたね」とよく言うのだけど、厳密にはひとりではなくて、親や家族以外のよその人の協力や見守りがあってのことだったりする。それでも、挨拶をして、輪に入り、困りごとを打ち明けて助けを求めることができたのはやはりその子の力でもある。親の知らないところで、実はドキドキの大冒険の中で自分もびっくりするような力を発揮する経験を、しているのかもしれない。 というようなことを考えた。
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お父さんを追いかけて、転んだ時に、もしかして異界にワープしたのでしょうか? やさしい動物さんの世界の温かいお茶会から、おばあちゃんの家へお土産のケーキ(なんて美味しそう!)付きで送り出してもらえたのは、キッコちゃんが家族思いで何の欲も持ってないからなのだろうなぁ、と思いました。
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お父さんの忘れ物を届けに森に行ったら動物たちのお茶会に参加しちゃった女の子のお話で、お話はとてもシンプルだし感動するとかそういう類のものではない。 ただ、とにかく絵にパワーがある。 木炭画で女の子にだけ色がついているのと、女の子は点と線だけのシンプルな顔なのに動物たちがマジでリ...
お父さんの忘れ物を届けに森に行ったら動物たちのお茶会に参加しちゃった女の子のお話で、お話はとてもシンプルだし感動するとかそういう類のものではない。 ただ、とにかく絵にパワーがある。 木炭画で女の子にだけ色がついているのと、女の子は点と線だけのシンプルな顔なのに動物たちがマジでリアル。 急に家にやってきた女の子を見る動物たちの顔とか、ちょっとホラーでした。 味のある絵本だけど、小さな子どもは絵が怖いって言うかもね。
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お茶会に入って行った時の、振り返った動物たちの目がこわかった! でもみんな優しかった。 雪の中、キッコちゃんの髪やスカートの黄色と赤が映えてかわいい。
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最後まで読み終わってから改めて表紙を見ると動物達の優しさに溢れた表紙だったことに気付いてもう一度読みたくなる。
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木炭と鉛筆で細密に描かれた、白黒の世界が印象的だが、それゆえに、どこか幻想的な雰囲気も漂わせており、特に、主人公「キッコちゃん」の家の、内玄関回りの絵などは、ちょっとした迷宮のようにも見えてくるから、不思議である。 雪かきをする為、おばあちゃんの家に出かけた、おとうさんが忘れ...
木炭と鉛筆で細密に描かれた、白黒の世界が印象的だが、それゆえに、どこか幻想的な雰囲気も漂わせており、特に、主人公「キッコちゃん」の家の、内玄関回りの絵などは、ちょっとした迷宮のようにも見えてくるから、不思議である。 雪かきをする為、おばあちゃんの家に出かけた、おとうさんが忘れていったケーキを、届けようと追いかける、キッコちゃん。雪の森の中で、ようやく、おとうさんの後ろ姿を見つけたと思い、気持ちも逸ったのか、転んだはずみで、ケーキが潰れてしまいました。 せっかくのおばあちゃんへのケーキがと、ガッカリのキッコちゃんだったが、それでも気を取り直して、足跡を辿っていったら、見知らぬ家に入ろうとするおとうさんを発見。キッコちゃんは不思議に思いつつも、その家の窓からそっと覗いてみたら・・ 物語の内容は、私にはありふれたものに感じられて、少々物足りなさを感じたのですが、それとは別に、いくつか興味深い点を発見しました。 まずは、動物たちの描写ですが、これが人間の体格に動物を当てはめているような印象で、どこか幻想的で夢を見ているような、非現実的感覚に陥りそうな足元の覚束なさが、私には怖く感じまして。 子どもの体格なら、まだ可愛くも思えましたが・・これは別に、人間には人間の体型が、動物には動物それぞれの体型が自然なんだよと言っているわけでもないんですよね。しかし、そんなメッセージ性を想像してしまうような思いにさせるのは、白黒の無感情な絵だからだろうか。 また、それとは対照的に、所々色の付いた部分もあるのが気になってしまい、この鮮やかさは、特にケーキの描写が圧巻で、ここの場面だけが、妙に現実感漂わせているのが、また不思議といえば不思議で。 しかし、そもそも色の付いた部分は、何もケーキだけではなく、キッコちゃんの髪の色や、ニット帽、手袋、スカートもそうだし、動物たちのいくつかの服、楽器等々・・と割合的には少ないが、どこかポイントもありそうだなと思っていたら、白黒の絵との対比なのではと思いました。 例えば、キッコちゃんの場合。 おとうさんの忘れていったケーキに対して、真っ先に、「わたし、とどけにいく!」と志願し、ひとりでいけるかと、おかあさんに心配されても、「うん、いける!」と、明るく前向きな楽しさを感じさせる、この気持ちの高まりが、髪の色や、他の装飾品に表れているのではないかと感じました。 また、動物たちのそれらについて、服は、それが子どもの場合が多い事から、キッコちゃんに対して仲良くなりたい気持ちの高まりであったり、楽器は、キッコちゃんと共に心から楽しいなと感じられた、それであったりと、元々はキッコちゃんだけが持っていると思われた、気持ちの高まりという色を動物たちが察知して、その思いを共有したかったのかなと考えると、表紙のいくつかの色の付いた部分において、既に、この時点で心の高まりを、キッコちゃんに感じていたんだと思うと、何だか非現実的だった動物たちが、急に愛しくなってくるようで・・・こうして読んだ後に、あれこれ思いを巡らせて印象が変わっていくのも、絵本の良いところですし、味わい深いところだと感じました。 ちなみに、ケーキの色の付いた部分は、絵本のキャラクター以上に、読んでいる私の気持ちの高まりを表しているようにも思われて、これは食べてみたくなりますね。
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挿し絵はとても雰囲気があり、雪の中の静かな情景がよく伝わってくると感じた。 しかし、内容は最後、唐突に終わる感じでした。
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5歳7ヵ月 〈親〉 絵が好き◯ 内容が好き ◯ 今回は早すぎた。いつかまたよんであげたい 〈子〉 初回からくいつく ◯ 何度も読む ◯ その他 素敵な絵にひかれて借りました。 もりのおくの動物たちのおちゃかいに迷いこんだ女の子。 はじめて読んだ時は、どうぶつたちがほぼモノ...
5歳7ヵ月 〈親〉 絵が好き◯ 内容が好き ◯ 今回は早すぎた。いつかまたよんであげたい 〈子〉 初回からくいつく ◯ 何度も読む ◯ その他 素敵な絵にひかれて借りました。 もりのおくの動物たちのおちゃかいに迷いこんだ女の子。 はじめて読んだ時は、どうぶつたちがほぼモノクロで、女の子がカラー、という表現が少し不気味な印象。 どうぶつたちを悪しきモノの象徴として描いているのか?と勘違い。 でもお話はほんわかしているし、おちついてイラストをみると、色彩が全体的に散りばめられていて、どうぶつたちだけをモノクロにしているわけではないとわかって、安心。 息子も何度も読んでいました。
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