失われた時を求めて(1) の商品レビュー
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遂に!読み始めた。というか、全1冊本で読んだり何度も挫折したりしているのだが。ストーリーどうこうはまだなんともだけど、面白いシーンがいくつかあって、不思議と飽きない。この調子でどこまで読めるだろうか。 美味しそうなスィーツがいっぱい出てくる!
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ルネ・ジラールの模倣理論に興味があり、彼の著作で触れられていた本書を手にとった。模倣の欲望が人間の思考や行動に及ぼす影響を鮮やかに描写しているという。 時に冗長なのではないかと思うほど詳細な風景・心理描写にはまだ慣れない。何とか掴んだのは、主人公の母親・ヴァントゥイユ嬢・ゲルマ...
ルネ・ジラールの模倣理論に興味があり、彼の著作で触れられていた本書を手にとった。模倣の欲望が人間の思考や行動に及ぼす影響を鮮やかに描写しているという。 時に冗長なのではないかと思うほど詳細な風景・心理描写にはまだ慣れない。何とか掴んだのは、主人公の母親・ヴァントゥイユ嬢・ゲルマント公爵夫人に対する強い欲望である。愛情・恋心・憧れと形は違えど、この3人に対する主人公の想いの強さは際立っていた。 以降のストーリーや主人公の心の動きにどのような影響を及ぼしていくのか、2巻も読んでみようと思う。大長編なので、完走できるか不安であるが。
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● 2025年2月22日、YouTubeで「本を読むこととお金を貯めること」で検索して出たショート動画、「頭のいい人がこっそり読んでる本4選」のコメ欄に書いてある、皆のおすすめ本。 「プルーストの失われた時を求めてを読破したクラスメイトは頭良さそうに見えた」 https://...
● 2025年2月22日、YouTubeで「本を読むこととお金を貯めること」で検索して出たショート動画、「頭のいい人がこっそり読んでる本4選」のコメ欄に書いてある、皆のおすすめ本。 「プルーストの失われた時を求めてを読破したクラスメイトは頭良さそうに見えた」 https://youtube.com/shorts/xdxuWn5jcTA?si=HWLgoUfFBAqRCGMB ● 2025年3月11日、グラビティで京大医学部目指してて京大理学部合格したと報告してる高三の男子が投稿してた。「夜と霧も読みたいし嘔吐も読みたいし失われた時を求めても読みたいしでまじで受験いらない」
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先月、私は50歳になった。 もういつかこうしたい、とは思えない歳になってしまった。 だから 50歳の誕生日にわたしは、初めて仮病で会社を休み、新宿の紀伊國屋書店で「失われた時を求めて」吉川一義訳 全14巻(箱付き)を買った。 税込18,029円 全巻分が詰まったコンクリー...
先月、私は50歳になった。 もういつかこうしたい、とは思えない歳になってしまった。 だから 50歳の誕生日にわたしは、初めて仮病で会社を休み、新宿の紀伊國屋書店で「失われた時を求めて」吉川一義訳 全14巻(箱付き)を買った。 税込18,029円 全巻分が詰まったコンクリートブロックのように重い箱を、店員さんは一番大きな紙袋を二重にして入れてくれた。 新宿の雑踏を右手に食い込む紙袋の重みを感じながら歩いていると、その重みはこれから見知らぬ世界に旅行をするときのスーツケースの重みのようだった。 残り13巻、どっぷりとプルーストの世界を旅したいと思う。
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第77回ビブリオバトルinいこま「今こそ読みかえしたい本」で紹介された本です。 コロナ禍のため現地とYouTube live配信のハイブリッドで実施。 https://www.youtube.com/watch?v=tAfrBjdyztk 2020.8.23
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僕のようなフランスかぶれには、ほとんど夢のような小説だ。 当時のフランスの芸術、文化、思想の集大成であり、ページをめくるごとに行間から馥郁たる香気が立ち上ってくる。 『その小道は、サンザシの匂いでぶんぶん唸っていた。 生け垣のつくる形はさながらひとつづきの小礼拝堂で、積み上げ...
僕のようなフランスかぶれには、ほとんど夢のような小説だ。 当時のフランスの芸術、文化、思想の集大成であり、ページをめくるごとに行間から馥郁たる香気が立ち上ってくる。 『その小道は、サンザシの匂いでぶんぶん唸っていた。 生け垣のつくる形はさながらひとつづきの小礼拝堂で、積み上げられて仮祭壇をつくる散華のような花のむこうに隠れている。 花の下には、太陽が、あたかもステンドグラスを通過してきたかのように床に光の格子縞を落としている。』
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マンガはともかく、発刊中や続き物の小説を手元に揃えずには読めない質だとわかってるので、岩波文庫で今回全巻一気揃えして開始を決意した。 実は、同時期にスタートした光文社古典新訳文庫の高遠氏のを買っていたのだけど、14年(プルーストが完成に要した日で、高遠氏が当初コミットした完成年数)経ってもまだ6巻で半分にも至らず、しかも7巻目は6年経っても出てこないしで、その辺りの事情も開示されないなか、乗り換えを決意した。 吉川氏の訳も評判のようで、実際読んでみてその滑らかさというかすんなり読めるので、読みにくいという幻想を抱いてた身にとっては嬉しかった。まだ1/14であるが、まずは1巻を読み切れたことを喜びたい。有名なマドレーヌ効果とされるが、たまたま口にした、お茶に浮いたマドレーヌのかけらの味覚のような、偶然の感覚的な出会いを通じて、意識することなく現れる記憶が無意志的記憶として、その記憶が流れるままに紡いであるものを読んでいくのがこの小説の味わい方であり、ストーリーを追ってはいけないことがコツとのことで、その感覚で読めたのがよかった。すなわち、少しでもいいので毎日読むいうことを励行した。メイン読書の合間に読んでいく作戦である。これだとブツ切れになるリスクはあるが、上記のようにどこで止めてどこで再開するのもそんなに悪くならないのである。夢の途中で覚め、また夢を見る不思議な感じで、継続できるのである。なのでまずは通読が目標、そのうえで将来はぜひ再読でも楽しみたい思い。 この1巻では比喩的ではあるが、この小説の論点でもある中心テーマも語られており、全体の中でも重要な位置づけであることを認識した。まあこの歳になって読めるようになっただけかもしれないが、ずっと想像していた読みにくさは全くなかった。がんばって第2歩も遂行したい。
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一文一文が濃厚で、あっという間に持って行かれる。 圧倒されてるのにここちよくて、どんどん読める。これが傑作の力ですかー このまま最終巻まで行けるといいな笑
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2023年3月 思考は次々と展開し、まなざしは言葉よりも雄弁に語る。過敏な語り手に共感するところは誰しもあるのではないかと思う。 『収容所のプルースト』という本を読んで、生死が隣り合わせの収容所において心のよすがとなったプルーストに興味を持った。今のところ、この小説に描かれている...
2023年3月 思考は次々と展開し、まなざしは言葉よりも雄弁に語る。過敏な語り手に共感するところは誰しもあるのではないかと思う。 『収容所のプルースト』という本を読んで、生死が隣り合わせの収容所において心のよすがとなったプルーストに興味を持った。今のところ、この小説に描かれているのは、少年の母親に対する愛情と家族の近所付き合いと芸術と食卓である。生命が保障された環境下にある「私」の実に人間らしい悩みと喜び。収容所において人の心を救ったのは、この人間らしさなのではないかと思った。
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訳者の人もあとがきに書いていたが、懸命に内容を追おうとする読み方よりも、虚心に思うがままに読むことがこの本の読み方の正解な気がする あまりにも比喩表現が多くて、長ったらしく感じる時もあるけど、基本的に読んでいてずーっと心地よい気分だったな 暖かい午後に陽の射す庭や、夜眠る前に温...
訳者の人もあとがきに書いていたが、懸命に内容を追おうとする読み方よりも、虚心に思うがままに読むことがこの本の読み方の正解な気がする あまりにも比喩表現が多くて、長ったらしく感じる時もあるけど、基本的に読んでいてずーっと心地よい気分だったな 暖かい午後に陽の射す庭や、夜眠る前に温かいものを飲みながら読むととんでもない幸福を感じそう 14巻まで頑張って読むぞー
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