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なぜ、はたらくのか の商品レビュー

4.2

38件のお客様レビュー

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2011/09/04

印象に残ったフレーズ ・端(はた)を楽させる⇒はたらく ・人さまのためにはたらくこと。人さまの役に立つ技術を身につけること。自分を磨き続けること。物やお金よりも、人の役に立つ心の財産を残すこと。おかげさまの心で、生かされていることに感謝すること。戦争を二度としてはならないというこ...

印象に残ったフレーズ ・端(はた)を楽させる⇒はたらく ・人さまのためにはたらくこと。人さまの役に立つ技術を身につけること。自分を磨き続けること。物やお金よりも、人の役に立つ心の財産を残すこと。おかげさまの心で、生かされていることに感謝すること。戦争を二度としてはならないということ。 ・健康であることのありがたみをわかって、自分の体に感謝すること ・雨が続いたら雨もよし、風が吹いたら風もよし。 ・自分の決心はどんどん人に話すこと、それが目標を叶えるコツ。 自分語り 15歳から94歳まで理容師として働き続けた加藤壽賀さんの言葉を集めた本。関東大震災、戦時中戦後、夫・次女の死。胸を締め付けられるような状況ながらも、明るく、笑顔を絶やさず働く姿勢は気高く、女性としての誇りが感じれます。二人のお嬢様に対する思いが強く、身体測定の時に惨めな思いをさせないようにと、新調した下着を着けさせ、自分はそのお古を着ていたというところがkンどうしました。

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2011/06/14

我々の世代では親や祖父母から教わったような事が書かれている。当たり前の事を子ども達に教える教本としてオススメ

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2011/04/03

関東大震災、太平洋戦争と2度の苦難を乗り越え、二人の子どもを育て、94歳まで現役理容師だった加藤寿賀さんの「説教」。どの言葉も単なる言葉単なる知識でなく、重い経験に裏打ちされた智慧の言葉。簡単に読めてしまう、インタビュー形式の本だけれど、何回も読み返したい深み、渋味、含蓄のある本...

関東大震災、太平洋戦争と2度の苦難を乗り越え、二人の子どもを育て、94歳まで現役理容師だった加藤寿賀さんの「説教」。どの言葉も単なる言葉単なる知識でなく、重い経験に裏打ちされた智慧の言葉。簡単に読めてしまう、インタビュー形式の本だけれど、何回も読み返したい深み、渋味、含蓄のある本だと思う。

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2011/02/19

震災や戦争の体験や、今の若い世代へのメッセージなどを1項目1〜2ページで淡々と語られてゆく。 目新しい内容ではないが、94歳が語ると重みがある。 私は新橋につとめているので、巻頭にあるお店の写真の場所に心当たりがあったのだが、そこに理容室があった事を思い出せないでいた。店の奥隣...

震災や戦争の体験や、今の若い世代へのメッセージなどを1項目1〜2ページで淡々と語られてゆく。 目新しい内容ではないが、94歳が語ると重みがある。 私は新橋につとめているので、巻頭にあるお店の写真の場所に心当たりがあったのだが、そこに理容室があった事を思い出せないでいた。店の奥隣に写っている「やきとん」が売りの居酒屋には仕事帰りに何度も訪れている場所なのにだ。 どうしても気になって、今日出社する前に行ってみた。 閉店されて1年以上たっているけれど、お店は残っていた。 居酒屋に囲まれてひっそりとそこにいた。 『バーバーホマレ』の文字は小さくて、今にも消えてなくなりそうなほど儚くみえたけど、なんだか亡くなった加藤さん(著者)の働いている姿が見えるような気がした。 本の言葉が思い出されて元気が出た。仕事するか!

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2010/12/29

● 人間はなぜ、はたらかなくてはいけないか?それは「端を楽させる」ためなんです。 ● 嫌な相手にも頭を下げなさい。仕事に頭を下げると思えば我慢できる。 ● 全部自分でやろうとするのは、責任感が強そうに見えるけど、お任せするという素直な気持ちに欠けることなのです。 ● 「話す...

● 人間はなぜ、はたらかなくてはいけないか?それは「端を楽させる」ためなんです。 ● 嫌な相手にも頭を下げなさい。仕事に頭を下げると思えば我慢できる。 ● 全部自分でやろうとするのは、責任感が強そうに見えるけど、お任せするという素直な気持ちに欠けることなのです。 ● 「話す」は「放す」。話さないと放せない。

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2010/11/10

激動の時代を生き抜いた人だからこそ一言一言に重みがあります。15から94まで働いた人だから分かる働き方。考え方。生き方。真剣に生き方を考えさせられます。 生活のためだけに働く。自分さえ良ければ。楽して・・・。 そんな人は幸せになれないよ。と説教されているように感じました。 また読...

激動の時代を生き抜いた人だからこそ一言一言に重みがあります。15から94まで働いた人だから分かる働き方。考え方。生き方。真剣に生き方を考えさせられます。 生活のためだけに働く。自分さえ良ければ。楽して・・・。 そんな人は幸せになれないよ。と説教されているように感じました。 また読み進めていくうちに、この本は生き方を通して成功する方法が描かれた本だと思いました。辛いことがあっても笑顔で。自分を無くしなさい。自分を無くせば辛くも悲しくも苦しくもない。相手が良くて自分もよい。一つでも自分の習慣の中に感謝の心を取り入れたら、心が豊になり幸せになれるのではないでしょうか?

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2010/11/04

関東大震災や戦争をくぐり抜けてきた人の言葉は重い。 ■この本を知ったきっかけ  小飼弾 404 Blog Not Found の書評 ■読もうと思ったわけ  書評を読んだ時点では読む気はなかったのだが、書評を読んだ直後に本屋で目に止まってしまい感じるものがあったため。

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2010/10/31

うるさいバァさんの説教がたまに聞きたくなるんだよね。 そう。床屋に通うぐらいたまに。 本というのは素晴らしい。 そういうバァさんが身内にいなくても、そしてバァさんがもうこの世にいなくても、それに耳を傾けることが出来るのだから。 本書「なぜ、はたらくのか - 94歳・女性理...

うるさいバァさんの説教がたまに聞きたくなるんだよね。 そう。床屋に通うぐらいたまに。 本というのは素晴らしい。 そういうバァさんが身内にいなくても、そしてバァさんがもうこの世にいなくても、それに耳を傾けることが出来るのだから。 本書「なぜ、はたらくのか - 94歳・女性理容師の遺言」は、理容師という平凡な仕事を、50年間文字通り死ぬまで続けて来た著者の超凡なる箴言。 内容紹介 東京・新橋駅のガード下、わずか6坪の理髪店がある。「バーバーホマレ」。1953年の開店以来、ハサミを握り続けた一人の女性・理容師がいた。彼女はこの店の2階で暮らし、女手ひとつで娘2人を育てた。多くのお客様に支えられ、人さまのため、家族のためにと働き続けてきた。15歳で理容師修行を始めてから94歳で亡くなるまで。「東京が2回も焼け野原になる姿を見たんだよ」。関東大震災、東京大空襲。死体が転がる中を、命からがら逃げ続けた。「あのことが、人生でいちばん辛かった」。夫を事故で亡くした。娘を病気で亡くした。それでも、「待ってくれる人がいるから」とハサミを置くことはなかった。 年長者の説教のほとんどを「老害」の二文字でスルーする私も、こういうバァさんの説教であれば耳を傾ける。その一言一言が、手で裏付けられているからだ。なぜかはわからないが、その言葉を紡ぐのに首から上しか使っていないのか、それとも全身で紡いだのかは、著者の享年の半分にも満たない人生しか歩んでいない私のような若輩者でも気づかずにはいられない。 世の中がよくなっていくことの欠点の一つは、そうした体験を得る場が見つけづらくなることかも知れない。関東大震災と第二次世界大戦を生き抜き、戦地から生還した夫がその年に交通事故で亡くなり、娘二人を女手一つで育て上げという人生は、1969年生まれの私はおろか、著者の娘達の年齢であっても得難い体験であるが、著者の年代であればさほど珍しいことではなかったのだ。 かといって日本中全てがそうだったわけではない。私の父方の祖父母はほぼ著者と同年代であるが、著者のような体験を持たない。大地主だった先祖の田畑を売ってぬくぬくと生活していたことと、私の代にはほぼ食いつぶし終わっていたことは幼少の私にもわかった。そんなわけで私にはたまに説教を聞きたくなるようなバァさんは身内にはいない。戦後65年の今となってはいない人の方が多数だろう。 しかし本書をひも解けば、著者の説教にいつでも耳を傾けることができるのだ。 ありとあらゆる説教がそうであるように、本書も100%真に受けることはできない。著者と同じ人生は一つもない以上、著者が得た経験則がそのまま読者に通用するわけもない。しかし「端を楽にしてきた」人であれば、自分にしか使えない言葉はなるべく避けるものだ。それで端であるところの読者自身が楽になった言葉であれば、それはありがたく頂いておけばいい。 P. 186 命ある限り「昨日より今日の方がよかった」と言えるように生きていかなくては。 それが、人として生まれた宿命ではないでしょうか。 誰にも当てはまる、誰が言ってもおかしくない言葉だ。 こういう言葉こそ、言い手を選ぶ。それにふさわしい人生を歩んで来た人でもなければ、歯が浮いてしまうだろう。 たまに聞きたくなるような説教ができるジィさんに、 こんな言葉が似合うジィさんに、 私はなりたい。

Posted byブクログ