1,800円以上の注文で送料無料

機嫌のいい犬 の商品レビュー

3.8

29件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好書好日でフルポン村上氏との対談で、短歌の本を出しているのを初めて知り購入。 川上氏の選ぶ言葉が心地良い。 「私の好きな季語」と合わせていつも側に置いておきたい。これからも短歌の本を出して欲しい。

Posted byブクログ

2024/03/01

言葉のセンスで俳句を作ってる人!言葉を面白いと思ってる人。感覚がするどいね。川柳つくってみてほしい。

Posted byブクログ

2022/02/13

対象物と程よく距離のとれた句が並び、気持ちよく(それこそ機嫌よく)読んでいくと色っぽい句が出てきて少しどきっとする。 2005年以降に好きな句が多かった気がする。 新しい句集は出ないのかな。 蛸の句が三つほどあって、蛸好きなのかな、と気になった。

Posted byブクログ

2022/01/17

川上弘美流派、とでもよびたいくらい、個性的な俳句が並びます。 でも、ちゃんと季語が入っているから、俳句です。 はっきりした態度を示さないと茄子を投げられたり、日記をバカヤロと呼ぶ初期作品。 ラムネ瓶を通してみる雨の光景。くちづけの前に拾おうとするどんぐり。義眼を外すって・・・。片...

川上弘美流派、とでもよびたいくらい、個性的な俳句が並びます。 でも、ちゃんと季語が入っているから、俳句です。 はっきりした態度を示さないと茄子を投げられたり、日記をバカヤロと呼ぶ初期作品。 ラムネ瓶を通してみる雨の光景。くちづけの前に拾おうとするどんぐり。義眼を外すって・・・。片恋でめざしって・・・。作者の見たものなのか、行ったことなのか、考えたことなのか、勘ぐろうとする邪な心を遮ってしまう。 川上さんが俳句と出会った時、「あるものは「俳句」っぽく、あるものは短い詩のように、あるものは見たこともない不思議な言葉のつらなりを作り出していて」と感じたように、私も感じましたよ、この句集に。 でも、自分が選ぶとしたら、何故かオーソドックスになってしまうのでした。 五月雨やゆがめてあをきラムネ玉 名画座へ行く落第のおとうとと 終点より歩いて十歩冬の海 この後せきしろさんの自由俳句を読み、さらに混乱する。 最後の「俳句を、作ってみませんか。」は素晴らしいです。 でもどうやら私には俳句の素養はないです・・・。

Posted byブクログ

2021/07/17

俳句について、どんな句が「名句」なのか、技術的に高いのか、ということはぜんぜん分からないのですが、「この句は好き!」「ピンと来る」「キュンと来る」「ずっしりする」「さわかさを感じる」などなど、心が動く句があります。 そんな読み方で許して下さい。 川上さんの句は、好きな句がたくさん...

俳句について、どんな句が「名句」なのか、技術的に高いのか、ということはぜんぜん分からないのですが、「この句は好き!」「ピンと来る」「キュンと来る」「ずっしりする」「さわかさを感じる」などなど、心が動く句があります。 そんな読み方で許して下さい。 川上さんの句は、好きな句がたくさんあった。 度肝を抜かれたのが、決然と洟をかむおじいさんの句でした。 凄いよ、「決然と」だよ。

Posted byブクログ

2017/05/14

俵万智先生の俳句とか結構好きだし、川上弘美作品は結構ビビッと来てるんだから、川上先生の俳句もきっと面白いに違いない! と思って手に取ったんですが。 小説と俳句とエッセイの面白さは、必ずしも同じメジャで測れるものでは、ないんだなァ← 俳句ビギナーすぎる私には、ちと早かったかも...

俵万智先生の俳句とか結構好きだし、川上弘美作品は結構ビビッと来てるんだから、川上先生の俳句もきっと面白いに違いない! と思って手に取ったんですが。 小説と俳句とエッセイの面白さは、必ずしも同じメジャで測れるものでは、ないんだなァ← 俳句ビギナーすぎる私には、ちと早かったかもしれません。

Posted byブクログ

2016/08/21

川上弘美さんの句集(1994-2009) 人に誘われて俳句を始めた当初からのものだとか。 年別に収録されていて、説明はないものの春夏秋冬の順に並んでいることが分かる。 句の数が多い年、少ない年、すっかり抜けている年、とくに決めごとはなく自由に書いている感じが、なんか良い。 「五...

川上弘美さんの句集(1994-2009) 人に誘われて俳句を始めた当初からのものだとか。 年別に収録されていて、説明はないものの春夏秋冬の順に並んでいることが分かる。 句の数が多い年、少ない年、すっかり抜けている年、とくに決めごとはなく自由に書いている感じが、なんか良い。 「五月雨や ゆがみてあをき ラムネ玉」 「ポケットに 去年(こぞ)の半券 冬の雲」 俳句ってどことなくとっつきにくい印象があったけれど、思いのほか日常に根差しているんだなぁ、と。 暮らしの中でふと気づいたことを俳句にしてみる。そういうことから始めるのも面白いかも。 川上さん自身も最初は「私が俳句なんて…」モードだったのが、始めてみたらすっかりはまってしまったようだし。 勝手なイメージ、川上さんって趣のある旧い日本家屋に住んでいそうな印象で、この句集を読んでますますそれが深まった。 (もしかしたら近代的な高層マンションに住んでるかもしれないけど。笑) 小説「センセイの鞄」を彷彿とさせるような句も見つけた。 私の知人でも俳句会に入っている人がいるけれど、同じ会にいるメンバーでも、俳句に対する思いはけっこう違うらしい。 最近の、決まりに囚われない自由な句も良しとする人もいれば、きちんと決まりは守って真面目に作るべきだと言う人もいて。 いずれにしても面白く奥深い世界。 17文字で風景や思いを表す。そこに情緒が生まれるなんて、日本語でしか出来ない技なのかも。

Posted byブクログ

2015/05/09

いいとかわるいとかはわからないけど、俳句って楽しそう、と思った。 最後の「俳句を、つくってみませんか。」でも紹介されてた「会ふときは柔らかき服鳥曇」は本当に恋の予感を感じる。わたしここしばらく毎日花柄のワンピースを着てる、予感を感じる?

Posted byブクログ

2014/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

俳句のイメージが変わりました。 好きなのは もの食うて機嫌なほりぬ春の雲 終点より十歩歩いて冬の海 闘いに雪香水をつけ替へて 徹頭徹尾機嫌のいい犬さくらさう

Posted byブクログ

2013/07/05

全然、言葉を読み解くとか出来ないので、音の綺麗さを只楽しみました。 接吻中に冬満月の大きさとか琵琶の花見えた句とか可愛い。

Posted byブクログ