生まれてバンザイ の商品レビュー
子供が生まれてから読むと、「ああ、あるよね、そういう時!」と共感したり、気づいていなかったり言語化できていなかった自分の思いを代弁している歌を見つけたり…で、とても面白かった。 歌の載せ方が、一首一頁なのでじっくり味わえるが、必然的に掲載数が減るので「もっと沢山よみたかったなぁ」...
子供が生まれてから読むと、「ああ、あるよね、そういう時!」と共感したり、気づいていなかったり言語化できていなかった自分の思いを代弁している歌を見つけたり…で、とても面白かった。 歌の載せ方が、一首一頁なのでじっくり味わえるが、必然的に掲載数が減るので「もっと沢山よみたかったなぁ」という気持ちにもなる。
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◆きっかけ 俵万智さんの『そだちノート』を読んで以来、もっと彼女の育児を題材にした短歌を読みたいと思っていた所、ブクログで見つけて。2016/8/20 ◆感想 『プーさんの鼻』『かーかん、はあい 子どもと本と私』などの歌集から抜粋された歌を集めた歌集だった。なので読んだことがある...
◆きっかけ 俵万智さんの『そだちノート』を読んで以来、もっと彼女の育児を題材にした短歌を読みたいと思っていた所、ブクログで見つけて。2016/8/20 ◆感想 『プーさんの鼻』『かーかん、はあい 子どもと本と私』などの歌集から抜粋された歌を集めた歌集だった。なので読んだことがあるものも多かったが、そうそう!と共感したり、優しい気持ちになったり、読む時読む時で心にひっかかる歌は違っていて、何度でも楽しく読める。まだまだ彼女の他の歌集も読んでみたいと改めて思った。
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泣く~!めっちゃ泣く! 赤んぼとの、なんでもない特別な日々。 こんなみずみずしい言葉で切り取って取っておきたかったなぁ!
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生まれてバンザイ,母となったものならば心の底から共感できる思いにあふれている.愛しいものを見つめ,驚き,幸せと健やかな成長を願う思いに満ちている.
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まだ母になって間もないけれど 子どもについイライラしてしまったり このままでいいのかな…と不安になったり 自分の時間がなくなって息苦しくなったり 自分の存在が小さく、消えそうに感じたり なんでだろう… こんなに子どものこと大好きなのに こんなにかわいいのに なんでこんなに辛い...
まだ母になって間もないけれど 子どもについイライラしてしまったり このままでいいのかな…と不安になったり 自分の時間がなくなって息苦しくなったり 自分の存在が小さく、消えそうに感じたり なんでだろう… こんなに子どものこと大好きなのに こんなにかわいいのに なんでこんなに辛いの? … そんな辛い時期に出会ったのがこの一冊。 子育てが辛く感じた時は こんなマイナスな気持ちを消そう、減らそうとするのではなくて 喜びや幸せでココロを満たすのも大事だなと強く思います。 ココロを満たすほうに視線を向けると 自然と喜びや幸せが目の前に現れるというか、 もともとあったものに気づくというか。 それが大事な気がするんです。 この俵万智さんの歌集には 子どもが生まれてから一緒に過ごす喜びや幸せな気持ち 成長していく子へ対する思いや寂しさが詰まっています。 短い歌の中で こんなにも美しい言葉で こんなにも幸せな時間を表現できるのかととても感動します。 でも何よりも 娘が元気に生まれてきてくれたこと すくすく育ってくれたことの喜びを思い出し いまある幸せに気づくことができるとてもステキな一冊だなと思います。 ベテランママにも、パパにも ぜひ読んでほしいです^^ 市町村の一歳半健診でこの一冊配られたらすごくいいのになぁ♡ 自分の本屋さんで 1歳になるお子さんを持つお母さんにプレゼントしようかな^^ 近所のケーキ屋さんで 「1歳の誕生日ケーキプレゼント」をもらった時のことを思い出して ふと思いました(笑)
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子育てのネタバレのようで読めなかった。 子が大きくなった時に、 小さき頃を思い返すように、 読みたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『バンザイの姿勢で 眠り居る吾子よ そうだバンザイ 生まれてバンザイ』 そうだね、よかったねって感じです。 『泣くという音楽がある みどりごをギターのように 今日も抱えて』 ステキです。 ママになる前の万智さんの一首もいいです 『悲しみがいつも私をつよくする 今朝の心の ペンキぬりたて』
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「プーさんの鼻」からの再録が大半。 詠み手の愛情がブワッと立ち上ってくる歌集だったが、だからこそサラダ記念日の歌以降はおさめる必要があったのだろうかと思ってしまった。
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子どもがいる親ならすべて共感できる。子育てしているときに自分でも感じていたけど、言葉にできなかったような感情が、このように短歌にまとめてくれると、自分の気持ちも整理できたように思う。
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図書館で何気なく手に取った1冊。 「生まれてバンザイ」は、「サラダ記念日」「チョコレート革命」などで有名な歌人・俵万智さんの妊娠から出産、その後の育児の日々の中から生まれた短歌を編者が選りすぐってまとめた1冊でした。 普通は1行で表現される短歌ですが、詩のように、言葉の語感や文...
図書館で何気なく手に取った1冊。 「生まれてバンザイ」は、「サラダ記念日」「チョコレート革命」などで有名な歌人・俵万智さんの妊娠から出産、その後の育児の日々の中から生まれた短歌を編者が選りすぐってまとめた1冊でした。 普通は1行で表現される短歌ですが、詩のように、言葉の語感や文章の意味を重視して、1ページに複数行に分けて記載されています。 そのため、短歌に馴染みが薄い人にも読みやすく、その歌が詠まれた時の情景や気持ちがよく伝わってきます。 日々成長していく子どもとの何気ない日常を、心のシャッターで切り取り、三十一文字の言葉の中にギュッと写し取る。 素晴らしい才能だと感心しながら、時には育児に疲れ音をあげそうな自分を励ましてくれる歌、小さな幸せに気づき、感動する歌など、1つ1つをできるだけ丁寧に味わって読みました。 4歳4ヶ月の長女と、もうすぐ9ヶ月になる次女の娠・出産・子育てをしている私には、どの歌にも共感でき、思わず涙が出てくる歌もいくつかありました。 母にも読んでもらったのですが、やはり母も感じるところがあったようで、母も涙を拭いながら読んでいました。 現在“母”の女性に読んでもらいたい、これから母になる予定の方にも贈りたい、“珠玉の1冊”だと思いました。(文庫本サイズですが、イラストや色が配され、特別な装丁がなされているので、プレゼントにもピッタリだと思います。)
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