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マルドゥック・スクランブル The 1st Compression-圧縮(完全版) の商品レビュー

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123件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2026/03/31

「マルドゥック・スクランブル」タイトルだけは知っていたのですが、今回初めて読みました。いままで冲方丁の作品で読んだことがあるのは「天地明察」だけだったので「こんなサイバーパンクな作品を……!」と思いながら読んだのですが、たぶん、「マルドゥック・スクランブル」を読んできた人たちから...

「マルドゥック・スクランブル」タイトルだけは知っていたのですが、今回初めて読みました。いままで冲方丁の作品で読んだことがあるのは「天地明察」だけだったので「こんなサイバーパンクな作品を……!」と思いながら読んだのですが、たぶん、「マルドゥック・スクランブル」を読んできた人たちからしたら「天地明察」の方が「こういう作品も書くのか……!」だったのかもしれないですね。ジャンルが広い作家さんだなぁ。 環境が「こう」だから行動が「こう」なって、結果「こう」なってしまったというのが登場人物ごとに書いてあるのと、主人公が色々なイベントを乗り越えて周囲の環境について改めて考え、行動を選び取っていく姿に全然違う作品であっても共通点を感じました。 この巻、こんなに「次の巻につづく!」で終わるとは思わなんだ。バイオレンスみの強い作品で人を選びそうな作品だけれど、すでにたくさんの人に選ばれている作品でもあり、主人公のバロットがこの先どんな成長をしていくのか気になります。倫理観がぶっ壊れてしまったキャラクターが次から次へと登場してくるので、途中で一瞬「う~~~ん」となりかけたのですが、相棒のネズミ、ウフコックが良い奴すぎて絶望しきれず、最後まで読んでしまいました。これ、十二国記の楽俊で一回やったことある読書体験だ!と思いました。 近いうちに続巻も読んでみたいと思います。

Posted byブクログ

2026/01/15

めちゃくちゃ面白い 全体的に狂ってる世界だから性的な描写ばかりなのは注意が必要 勧める年齢層には気を遣った方が良さそう まず、文章の書き方がうますぎませんか? 読んでるというより、本が喋ってるような感覚に陥る 状況説明を読むのと同時に読者に世界を作らせるのって簡単なようで難し...

めちゃくちゃ面白い 全体的に狂ってる世界だから性的な描写ばかりなのは注意が必要 勧める年齢層には気を遣った方が良さそう まず、文章の書き方がうますぎませんか? 読んでるというより、本が喋ってるような感覚に陥る 状況説明を読むのと同時に読者に世界を作らせるのって簡単なようで難しいことだと思うけど、イメージを作らせるきっかけ作りが上手だと思う あとは、シーンの転換前、シブくカッコいい言い回しや表現で閉じるのが気持ち良すぎ SFだし、ちょっとカッコつけすぎる・イタすぎるくらいで釣り合いとれてる アクションシーンが激烈 演出が全部火力5000倍の戦隊モノみたいで超おもろい 最終ページ捲った瞬間に、次巻を用意してなかった自分に絶望した。 明日買ってきてすぐ読みます

Posted byブクログ

2026/01/10

感想 世界観が独特すぎて、ついていくのが最初はやっと。どうやったらこのような話が思いつくのだろう? あらすじ 少女娼婦のバロットは、シェルにより殺害される。しかし、ネズミのウフコックの改造により命を救われる。 バロットは、改造により操作能力を開花させる。ウフコックと一緒にシ...

感想 世界観が独特すぎて、ついていくのが最初はやっと。どうやったらこのような話が思いつくのだろう? あらすじ 少女娼婦のバロットは、シェルにより殺害される。しかし、ネズミのウフコックの改造により命を救われる。 バロットは、改造により操作能力を開花させる。ウフコックと一緒にシェルを訴えるための手掛かりを探す。一方、シェルの方もこれに対抗して元ウフコックの相棒のボイルドを雇う。 ボイルドは、人体改造の趣味がある5人の脳外科医にバロットを始末するように依頼する。 バロットは襲いくる5人をウフコックと返り討ちにする。しかし、ウフコックの言うことを聞かなかったバロットは襲いくるボイルドに追い詰められる。

Posted byブクログ

2025/08/20

冲方丁さんの作品は初めて読んだ。 主人公バロットの心情の変化がとてもリアルに描かれ、大人向けな描写もありつつ、しっかりとしたSF的な設定が盛り込まれており、読み応えがあった。

Posted byブクログ

2025/05/25

有力者に利用された挙句に殺されかけた娼婦の少女が、先端技術によって蘇り、法廷で復讐を果たすために戦う。架空の未来都市・未来技術を背景にした正統派SF。 一方で、世界観や技術よりもむしろ、手に入れた力を行使する悦びや追われる恐怖、生きる意味を失いかけたことへの戸惑いなど、主人公の揺...

有力者に利用された挙句に殺されかけた娼婦の少女が、先端技術によって蘇り、法廷で復讐を果たすために戦う。架空の未来都市・未来技術を背景にした正統派SF。 一方で、世界観や技術よりもむしろ、手に入れた力を行使する悦びや追われる恐怖、生きる意味を失いかけたことへの戸惑いなど、主人公の揺れ動く心を描くことに重点が置かれていて重い読後感が残る。そしていいところで次回に続く。

Posted byブクログ

2025/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コミカライズ版は大分昔に読んだことがあり、好きな作品でした。読み返していないため記憶は曖昧だが、結構アレンジされていたんだな〜と数年越しに知る(コミカライズの方も大今先生の才能を感じられる素晴らしい出来だと思う)。 SF小説は苦手だからと敬遠していた原作にやっと手を出しました。びっくり、面白いし読みやすい。もっと早く読めばよかったです。冲方先生の文章がお洒落かつ綺麗で、そういう楽しさもあります。 「なんで私なの(私だったの)?」と、自身の存在証明をするように問い続けるバロットは痛々しい。でもその痛みの中から彼女の力強さというか、生命力が生まれてくるようで惹き込まれる。やっぱりバロットは魅力的な主人公だな〜と思った。もちろん人間でもネズミでもないのに、1番優しいウフコックも好き。 彼を濫用してしまうシーンは辛いが、長年支配され蹂躙されてきたバロットが「そちら側」にまわる快感を知り、同じ屈辱を味わうべきだという思考になるのは人間は弱いし…子供だし…しょうがないよねと思えてしまう程度には哀しい経験をしすぎたバロット。繰り返す問いへの単純明快な答えを見つけた気がして飛びつく。大きな力を持ったとき、どれだけの人が制御できるのだろーか。

Posted byブクログ

2023/12/12

映画が大変面白かったので原作にも手を出してみました。 映画が1時間しかなかったのでてっきり省かれたところがいっぱいあるもんだと思っていたらかなり原作通りに作られていてびっくり。 SFらしい近未来が舞台なのに未成年娼婦は普通にいるし当たり前のように男性社会で今の日本と変わらない...

映画が大変面白かったので原作にも手を出してみました。 映画が1時間しかなかったのでてっきり省かれたところがいっぱいあるもんだと思っていたらかなり原作通りに作られていてびっくり。 SFらしい近未来が舞台なのに未成年娼婦は普通にいるし当たり前のように男性社会で今の日本と変わらないなぁと苦い気持ちに。 裁判のシーンなんてセカンドレイプそのものですよね……男性に襲われたらほとんどの女性は殺されるのが怖くて抵抗なんて出来ないと思います。 ラストのバトルシーンでの「男の人ってこんな気持ちなんだ」と言いながら男達を嬲り殺すバレットの気持ちが少しわかってしまってまたつらい。 畜産業者の面々のキャラが立ってていいと思いました。絶対友達にはなりたくないけどなんだか嫌いになれない魅力があります。 小説だと一人一人の生い立ちが語られるので読んでよかったなと。 1番好きなキャラはボイルドなんですが最後どうなるか知っているので読み進めるのがつらいー‼︎

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2023/11/20

名前だけ知っていた『マルドゥック・スクランブル』 社会や人間関係の上下関係の構造が明確に描かれ、そうした構造が今後どのようにして揺らがされていくのかが楽しみになりました。 個人的には身分格差といったマクロなレベルの表象としてのエアカーとガソリン車や、螺旋階段といったものよりもミ...

名前だけ知っていた『マルドゥック・スクランブル』 社会や人間関係の上下関係の構造が明確に描かれ、そうした構造が今後どのようにして揺らがされていくのかが楽しみになりました。 個人的には身分格差といったマクロなレベルの表象としてのエアカーとガソリン車や、螺旋階段といったものよりもミクロなレベルの表象としてのバンダースナッチ•カンパニーのメンバーのフェティシズムなどのが面白かったです。男女格差とかのなかでもパブリックな側面じゃなくて、プライベートな側面が色濃くでていたなと思います。とくに、バロットの過去が語られる簡易法定やその後の戦闘での独白などは男性として色々と胸に問われるような気持ちで読んでいました。 バロットたち登場人物の存在証明に対するスタンスも次の話からさらに深まっていくのかなと期待と、今後の展開はどうなるのか楽しみな気持ちの読了感でした!

Posted byブクログ

2023/08/20

(1st~3rdまでを合わせた感想です) 本作にはいくつかのバージョンがあるが、私が読んだのは2010年に刊行されたハヤカワ文庫JAの[完全版]。解説では全部読むのを勧められたけど、読むとしたらシリーズの続刊のほうが先だろうからちょっと無理かな・・・ でも時間があれば読んでもい...

(1st~3rdまでを合わせた感想です) 本作にはいくつかのバージョンがあるが、私が読んだのは2010年に刊行されたハヤカワ文庫JAの[完全版]。解説では全部読むのを勧められたけど、読むとしたらシリーズの続刊のほうが先だろうからちょっと無理かな・・・ でも時間があれば読んでもいいかも、と思わせるくらいの面白さと魅力にあふれた作品でした。 特に中盤のカジノシーンは、ディーラーとの頭脳戦の描写がスリリングかつ圧巻で、本作一番の読みどころだと思う。敵との戦闘シーンも、重力を無視して歩くとか、情景を想起しにくそうな場面が多いにもかかわらず、さほど気にせず読み進められたのは描写力と文章のリズムが良いからなのではなかろうか。 この設定だとどうしても『攻殻機動隊』や『ブレードランナー』が想起されるんだけど、主人公の置かれた境遇とかが普通のSFだとまずやらないようなハードさで、先行作品とは一味違った新鮮さを感じた。 それにしてもよくこの内容で映画化できたなあと思う。

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2022/09/23

近未来SFアクション。スーパーガールとして復活した娼婦の少女と、言葉を喋るネズミとのコンビが、少女を身請けし殺そうとした男の犯罪を追う。 カジノにて少女が(男の犯した犯罪の記憶が記録された)チップをそこでのギャンブルに勝つことよって奪取するシーンには驚かされた。緻密な実況解説に著...

近未来SFアクション。スーパーガールとして復活した娼婦の少女と、言葉を喋るネズミとのコンビが、少女を身請けし殺そうとした男の犯罪を追う。 カジノにて少女が(男の犯した犯罪の記憶が記録された)チップをそこでのギャンブルに勝つことよって奪取するシーンには驚かされた。緻密な実況解説に著者の教養の深さを見せつけられた 今作の痛快さは現実の自身の無力さを突きつける、と同時にそれと対峙する勇気をくれる まず課題に出会ったら、時間がかかっても解決策は自力で編み出そうと思う。気安く他人に訊ねるのでなく。

Posted byブクログ