時の地図(下) の商品レビュー

フェリクス・J.パルマ【著】,宮崎真紀【訳】

2010/11/29

実在の人間や実際に起こった事件などを絡めつつ、SFやらロマンスやらサスペンスやらを織り交ぜて、最後の第三部で全てを収束させてひっくり返している。パラレルワールドものに対する一つの答えを提示しているんじゃないだろうか。

2019/01/16

今はのぼうの城下巻に夢中なのでこちらは後回しになりそう。でもたぶん完読する予感。
読了。
もし、自分がタイムトラベラーだったら書店で下巻を買おうか迷っている自分に近寄って、こう囁く。「読むべきだ。読んで損はしないよ。保証する」

2010/11/03

サスペンスとラブロマンスとタイムトラベル
そしてタイムトラベルにサスペンス。
あれ？この人主人公ではなく、脇役だったんだとか
最初はチョコチョコ顔を出す語り手に、読むほうの
リズムを崩され勝ちだったが、実在の人物、歴史上の事件を
追っていくうちにグイグイ物語に引き込まれる。
それは、序盤、アノ事件やアノ時代に「あれ！？」
と思うことがあって、なんか違和感を抱えながらも
最後まで読み進めば「そういうことね！」と膝を打ち納得ができる
誰にでもお薦めというわけではないが
よく考えられて、よくできた物語。
これを読めばH.G.ウェルズの『タイムマシン』を
読んだ気分にもなれるお土産つき。

2010/10/18

このひねり技！　第三部でパズルのピースが次々にはまっていく驚き。いや、まいりました。小ネタや作中話にもくすぐられます。