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乙女の日本史 文学編 の商品レビュー

3.5

39件のお客様レビュー

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2011/08/11

『乙女の日本史』第二弾、ついに登場!さよなら、おじさん目線の文学論。 教科書で習ったあの名作も、乙女目線で読み解けば新たな「日本」が見えてくる。「いままで私が信じてたのは“おじさん史観”だったのか!」と、「歴女」のみなさんに熱烈な支持をうけ、歴史読み物としては異例のベストセラー...

『乙女の日本史』第二弾、ついに登場!さよなら、おじさん目線の文学論。 教科書で習ったあの名作も、乙女目線で読み解けば新たな「日本」が見えてくる。「いままで私が信じてたのは“おじさん史観”だったのか!」と、「歴女」のみなさんに熱烈な支持をうけ、歴史読み物としては異例のベストセラーとなった『乙女の日本史』から1年。 第二弾は「日本文学」を乙女目線で読み解きます。 第一章 上代文学 アマテラスは男か女か?――『古事記』『日本書紀』ほか 第二章 平安文学 元祖・おひとりさまが嫌った「えせさいわい」――『枕草子』ほか 第三章 中世文学 乙女目線の文学批評の誕生――『無名草子』ほか 第四章 近世文学 男の娘(おとこのこ)が二人も大活躍☆――『里見八犬伝』ほか 第五章 近現代文学 美少女搭載おじさんモビルスーツ・谷崎――『痴人の愛』ほか 特別読み切り ・少女小説の「エス」の世界 ・ヒロイン・ヒーロー像にみる近現代の男女観 ほか

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2011/06/07

前作「乙女の日本史」が面白かったので、購入。ただ、前作ほどのキレはなかった。筆の滑りが悪いというべきか。いずれの節も最後の言い切りが足りない。結局、どういうこと?と思うところも随所にあった。前作ではそんなことなかったのにね。 その理由ははっきりとはわからない。二番煎じだからか、...

前作「乙女の日本史」が面白かったので、購入。ただ、前作ほどのキレはなかった。筆の滑りが悪いというべきか。いずれの節も最後の言い切りが足りない。結局、どういうこと?と思うところも随所にあった。前作ではそんなことなかったのにね。 その理由ははっきりとはわからない。二番煎じだからか、期待しすぎたせいか、著者が本来、歴史よりも文学を専門にするゆえ、文学を勝手に切ることにためらいや「こう言い切るとニュアンスが…」みたいな懸念を持ってしまったのか。 もしかしたら、文学を切ること自体、難しいのかもしれない。歴史は、時代は違えど、人間のあり様を読み解くもの。文学は、作家がそれぞれに解釈、表現した人間を読み解くもの。読み解きの自由度にも制限が出てくるようにも思う。 このシリーズの面白さは、とかく、「小難しい」「えらいもの」と考えがちな歴史を、現代人的な“ぶっちゃけ”で切り、そこから「案外、昔の人も私たちと変わんないかもよ(笑)」と普遍化してしまうことだと思う。そのぶっちゃけの度合いが弱ければ、面白度も落ちる。読んでいる方は、学校で習う程度の歴史や文学の基礎知識は持った上で、それが裏切られ、ひっくり返されることをこの本に期待しているのだから。そこが足りないまま、「草食男子」だ「美少女搭載型モビルスーツ」だと当世風の俗語と結びつけようとしても、言葉だけが虚しく空回りするよね。 でも、次にまたこのシリーズが出たら買いますよ。今回はイマイチだったけど、この試みは好きなんで。

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2011/05/03

「オジサン」的視点から見られていた文学を、みずみずしい柔軟な、新しい視点という意味での「乙女」的観点から読み解いた一作。 上代〜近現代までの代表的な文学作品を網羅した文学論になっています。 非常に面白かったです。 学校で習った基本的な知識があれば、あとはするする読んでいくこと...

「オジサン」的視点から見られていた文学を、みずみずしい柔軟な、新しい視点という意味での「乙女」的観点から読み解いた一作。 上代〜近現代までの代表的な文学作品を網羅した文学論になっています。 非常に面白かったです。 学校で習った基本的な知識があれば、あとはするする読んでいくことができます。 ただの読物としても楽しいですが、新しい視野を得ることができる作品としても、とても意義がある本だと思います。 特に、時代ごとの女性の地位や価値観、扱われ方に着目しながらの論展開なので、女性にとっては興味深いものかも? なかでも、文学を読み解いていくことで、日本人の価値観は、昔も今もあんまり変わらない(特にサブカル的な側面で)というお話が印象的でした。 是非第一弾の乙女の日本史も読んでみたいです。

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2011/05/03

日本文学からみる日本のエロの歴史…? 日本文学に弱いから読んでみた。 日本文学って全部エロだったのかと衝撃を受けた(この感想は間違っているだろうか

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2011/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

確認先:稲城市立中央図書館 版元を東京書籍から実業之日本社に移籍して刊行した本書。結論から言えば、移籍しないほうがまだよかったのではないかという思いを強くする。学校教育へのアンチテーゼを唱えるならば、学校教科書を発行している東京書籍で出してこそ筋が通るものだ。移籍したことで、三流のムック本との違いを明快に出せなくなっている(惜しい部分ではあるのだが、一方ではそのくらいの浅はかさだったのだということを筆者が認めた格好かと)。 一方で堀江が主張する「おじさん史観」からの脱却というのは、かつて上野千鶴子らが鼎談の形で刊行した『男流文学論』(現在ちくま文庫で入手することができる)との親和性をうかがわせるが、『男流文学論』がフェミニズムと近代家族のパーステクティブから生まれた(男性作家が見る)女へのまなざしをあげつらうのに対して、本書は女のまなざしから見た男へのまなざしを過剰追認している部分が最大の相違点である。 そして、堀江自身の「男のまなざし」に対する自己批判がまったくといっていいほどないのは前著同様だ。多くの読者がそこまで指摘しないだろうという甘さ丸出しの部分の早期の改善を求む。

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2011/03/22

上代から近世までのオーソドックスな物語の豆知識的なとこから、裏読みまで。 いつの時代も乙女は禁断と妄想に明け暮れていたのだとしりました。 浦島太郎が官能昔話だなんて、知らなかった…

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2011/02/09

『乙女の日本史』がおもしろかったので、こちらも読んでみました。 日本史なのに文学?と思いましたが、つまりは文学史のことです。 『乙女の文学史』にしなかったのは、これから『乙女の日本史○○編』という本を続けて出していく予定なのでしょうか。 日本史よりもはじけていないような気がしま...

『乙女の日本史』がおもしろかったので、こちらも読んでみました。 日本史なのに文学?と思いましたが、つまりは文学史のことです。 『乙女の文学史』にしなかったのは、これから『乙女の日本史○○編』という本を続けて出していく予定なのでしょうか。 日本史よりもはじけていないような気がしましたが、もともと虚構の作品である文学に関わる人々を歴史的に紹介しているため、事実や伝承のみの日本史よりは、斜め読み的な斬新な見方に対する衝撃が少なかったようです。 日本史よりも文学の方が知っているつもりでいましたが、微に入り細に入った言及には驚くばかり。 著者は、相当文学に造詣が深いことが伺い知れます。 また、著者は自分のことを「著者」、掲載した作品の著者を「作者」と徹底して書き分けており、読者に対するスマートな配慮を感じました。 じっくり読んでみると、ためになることばかり。 箇条書きにしてみました。 今回も、大正浪漫風の装丁が素敵な一冊となっています。 「おじさん的視点」を目の敵にしているような書き方が随所に見られて、(すごく意識しているなあ)と思いましたが、そもそも「おじさん的視点を離れて乙女的視点から見つめ直す」ことがメインとなっているため、是非もないことなのでしょう。 今回も、とてもマニアックな知識欲を刺激されて、全般的に楽しめたので、ぜひ、関連本をこれからも出していってほしいと思います。 ・かぐや姫にプロポーズし、大恥をかいた4人の求婚者には、奈良時代に実在した役人の名前が使われた ・源氏物語:愛情のあらゆる側面が描きこまれた、極めてシビアな恋愛描写は文学として世界最高水準 ・紫式部のパトロン:藤原道長 ・江戸時代:ヒゲを毛抜きで脱毛。平和な時代のご法度。大名は幕府に願い出を出さなければヒゲは許されず ・松平定信:八代将軍吉宗の孫 ・徳川家斉:子供55人、全てシーボルトもびっくりの美男美女ぞろい  ・葛飾北斎の娘、葛飾応為(おうい):父に「おーい」としか呼ばれなかったから。父の存命期だけ画家として活躍 ・「東海道中膝栗毛」弥次さん50、喜多さん30、元恋人で二人の恋は冷めていた  お伊勢参りで人生リセット ・芥川:妻の純粋さと自分の汚さのギャップに苦しみ、頭のいい女性と不倫

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2011/02/06

女性目線から書かれた日本の文学史に関する著書。ところどころに解説を加えたり、時代区分の終わりに読み切りようの文章を加えたりと、細かな配慮が行き届いていることがいい印象につながった。内容を見てもそれほど重くなく、文学をあまり知らない人や学生にも気軽に読めるものとなっている。文学のそ...

女性目線から書かれた日本の文学史に関する著書。ところどころに解説を加えたり、時代区分の終わりに読み切りようの文章を加えたりと、細かな配慮が行き届いていることがいい印象につながった。内容を見てもそれほど重くなく、文学をあまり知らない人や学生にも気軽に読めるものとなっている。文学のその多くが男女関係に関わるものであり、時代を問わず、人にとって恋や愛は永遠に尽きることのないテーマであるように思われた。今の恋愛小説や恋愛漫画ももちろんいいが、時にははるか古の男女の恋に目を向けてみるのもまた、乙な気がするものである。

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2010/11/08

乙女の日本史に第2弾が・・・・!! クラスの女子に大好評だった第1弾。 これも期待できそうです!絶対買う!

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