夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです の商品レビュー
インタビュー集なので軽い気持ちで読み始めたのだが、面白くてやめられなくなってしまった。村上春樹のいろいろな小説を読み返したくなった。
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タイトルと装丁に惹かれて即借。内容にはかぶってるものも多かったけど、村上春樹さんの人柄みたいなものに触れれた気がして嬉しい。
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これだけたくさんの村上さんの言葉に接することができるのは至福の限りだ。こんな風に小説を書いているのかと、とても興味深かった。自分も、地下室の隠れたドアを、探しにいってみようか。
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村上春樹の熱心な読者の人は、まず一回目を読んで理解できない何かが気になり、二回目を読んでもまだ謎が残るので三回目を読むらしいことを知り、「そうか村上春樹の小説は三回読まなきゃいけなかったのか・・・」と思いました。一回読んで理解できないのは私だけじゃなかったんだ!多分これからも「分...
村上春樹の熱心な読者の人は、まず一回目を読んで理解できない何かが気になり、二回目を読んでもまだ謎が残るので三回目を読むらしいことを知り、「そうか村上春樹の小説は三回読まなきゃいけなかったのか・・・」と思いました。一回読んで理解できないのは私だけじゃなかったんだ!多分これからも「分からん!」って言いながら楽しませて貰います
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あまりマスコミに登場しない村上春樹の貴重なインタビュー集。執筆活動に関する村上春樹の真摯な態度と、作品のテーマに関する一貫した姿勢が繰り返し繰り返し語られています。 作者は、小説家は目覚めながら夢を見続けることのできる能力を持った人間だと定義しています。そのような能力を持たない私には想像しかできませんが、小説家にとっての執筆行為は、時には魂を磨り減らすこととなったとしても、人生を賭して行うに相応しい恩寵をもたらすのでしょう。 私も、現在、つたないながらも学生時代の専門分野から派生させた能力を活かせる職務に就けています。日々の雑務の中ではふと忘れがちになりますが、自らの能力を着実に研鑽していく機会を持つように努力したいと思わされました。
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こんな風に生きられたらなと思う。 自分の人生の最後までちゃんと目標が見えているってすごい。 だから、毎日一歩一歩の積み重ねが大事だって感じるんだよな。 見習いたい。
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さまざまな興味深いことをはなされてましたが、私はその全部が分かったわけじゃない。 とにかくわかったことは、 「これからはなるべく出版年順に読もう」ということ。それから、 「一人称とか三人称とかの違いは、だんだんに技術を習得してきたものであること」 「初期からの変化は、やっぱり村上...
さまざまな興味深いことをはなされてましたが、私はその全部が分かったわけじゃない。 とにかくわかったことは、 「これからはなるべく出版年順に読もう」ということ。それから、 「一人称とか三人称とかの違いは、だんだんに技術を習得してきたものであること」 「初期からの変化は、やっぱり村上さんの変化だったんだな」ということ。 漠然としてるので、実際に読まないとわからないかもしれない。もちろん、読む人に寄って違うものを受け取ると思うが、小説を書くことに対する真摯な姿勢に打たれる。
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村上春樹が一貫してインタビューに応える言葉がぶれないということは彼が本を書き始めてからその真摯な態度が変わらないということだろう。 読者としては彼の伝えようとしているものが何か、もっと深く知りたいと思う気持ちが募るので彼の語る言葉をもっと聴きたいと思ってしまう。そういう意味での満...
村上春樹が一貫してインタビューに応える言葉がぶれないということは彼が本を書き始めてからその真摯な態度が変わらないということだろう。 読者としては彼の伝えようとしているものが何か、もっと深く知りたいと思う気持ちが募るので彼の語る言葉をもっと聴きたいと思ってしまう。そういう意味での満足感の得られる本。 また、時代とともに彼が取組んできた課題が作品としてどのようにして書かれたかを知ることができた貴重な機会でもある。 個人として自分が何をなしうるか、あくまで個として追い求めている彼が、何も考えず、人の中にある暗闇に頼ることが楽でかつ危険であることを訴えたかったことを再認識。 更に、批評家より読者を大事にする姿勢と自由に本を楽しんでもらいたいという素直な気持ちもよくわかった。 彼の言う、物語の意味や、読書歴による作家への考察など、どれも興味深かった。 自分は何をすべきか与えられた才能は、日々磨き続けなければいけない。健全な肉体にしか、不健全なものも受け入れられないのだと言う彼の言葉が心に残った。 正直最初のいくつかのインタビューは直ぐに言葉が心に響かず、何度も良い直した。それは私が初期の作品のストーリーを忘れているせいでもあるが。徐々に彼の言葉や思想に慣れてきて面白くなってきた。 また、まだ読んでいない短編があったことにも気付き、過去の作品も再度読み直してみたくなった。
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村上さんの小説の作り方を初めてこんなに読んだかも。12年間でインタビューの受け答えがうまくなってるのを感じます(特に最近)。掲載誌毎に内容もずいぶん変わるんだな。文學の難しいインタビューは村上さんの底力を感じる(笑)
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すべての小説を読んでいなくても楽しめました。たぶん、これまでの経歴や読書体験から普遍的な仕事のスタイルを確立するまで、繰り返しインタビュアーに語っているせいだと思います。本当に、普通の人であって、繰り返しに耐性のあるまじめな方という印象を受けました。とても読者を信頼しているから、...
すべての小説を読んでいなくても楽しめました。たぶん、これまでの経歴や読書体験から普遍的な仕事のスタイルを確立するまで、繰り返しインタビュアーに語っているせいだと思います。本当に、普通の人であって、繰り返しに耐性のあるまじめな方という印象を受けました。とても読者を信頼しているから、書評も気にしない。ただ書き上げたものを広く読者に届けなければという思いは強いようです。TV、インターネット娯楽がたくさんある生活をしている人々の首根っこをつかまえて私の書いた小説を読んでくれと。だけど、著者自ら前に出て新作について語ることはしない。読者に影響を与えたくないから。本当に素直な生き方をしている人だと思いました。
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