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ばかもの の商品レビュー

3.6

90件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    10

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2010/10/28

10/10/28読了 湿っぽくしないし、無理に盛り上げない。さらっと全てを繋げていく描き方がすごくいい。

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2010/10/26

さくさく読めました。 映画にするにはちょうどいい量なのかな。 ちょっと人前で読むのには抵抗のある幕開けなのでお気をつけて。。。

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2010/10/14

前半の性描写は、ついつい作者の顔を思い浮かべてしまい、なんともいえないキモチに・・・。3分の1過ぎたころからイッキに時間が進む。この作家の作品、クセあるけどスキ。食べ物も適材適所な登場をする。ただ、しつこいんですけど。。。濡れ場で顔を思い浮かべるのがツライ(芥川賞授賞のときのお姿...

前半の性描写は、ついつい作者の顔を思い浮かべてしまい、なんともいえないキモチに・・・。3分の1過ぎたころからイッキに時間が進む。この作家の作品、クセあるけどスキ。食べ物も適材適所な登場をする。ただ、しつこいんですけど。。。濡れ場で顔を思い浮かべるのがツライ(芥川賞授賞のときのお姿。今はキレイにされているらしい)。

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2016/07/31

流されるばかり、ついには酒に溺れるダメ男のヒデと、強いのか弱いのか何とも捉え切れない性格の額子の物語。 二人ともある種の破綻者なので、感情移入し辛い筈なのに、なぜか物語に引き込まれて行きます。そこらは絲山さんの上手さのようです。でも、入り込めない人も居るでしょうね。ですから人によ...

流されるばかり、ついには酒に溺れるダメ男のヒデと、強いのか弱いのか何とも捉え切れない性格の額子の物語。 二人ともある種の破綻者なので、感情移入し辛い筈なのに、なぜか物語に引き込まれて行きます。そこらは絲山さんの上手さのようです。でも、入り込めない人も居るでしょうね。ですから人によって評価が大きく割れる作品だと思います。 つらい経験をした後の二人の再会。燃え上がる訳でもなく、どこか淡々と寄り添って行く静謐感が良い感じです。 映画化されるそうですが、どうかなぁ。

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2010/10/12

状況が劇的すぎてイマイチ。 主人公の感情表現細か。 2人に相互作用はない。 同じ畑で取れた野菜を全く別のおかず(例えば和風とフレンチ)に仕上げで、同じ食卓においた感じ。

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2011/05/25

出だし 「『やりゃーいーんだろー、やりゃー』  後ろから柔らかく抱きしめていたヒデの腕を、がばりと振りほどいて額子は言う。ヒデは、口のなかで楽しんでいた氷のかけらを飲み込んでしまったような気持ちになる。」 「ほんと、容易じゃねえ。何もかも。 でも、案外平静な気持ちだ。」 生き...

出だし 「『やりゃーいーんだろー、やりゃー』  後ろから柔らかく抱きしめていたヒデの腕を、がばりと振りほどいて額子は言う。ヒデは、口のなかで楽しんでいた氷のかけらを飲み込んでしまったような気持ちになる。」 「ほんと、容易じゃねえ。何もかも。 でも、案外平静な気持ちだ。」 生きるって大変。でも、せいいっぱい生きた姿は美しい。 リズム感のよい文体が、アル中になった主人公の姿を描写していても全体を変にべったりと重くしないので、いっきに読めた。 たまにでてくる群馬弁が、群馬に住んでいたいとこを思い出させた。

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2010/10/09

一気に読めました。アルコール依存症は主人公程ではないにしてもほとんど何かの形で依存している人も多いと思うし、自分もそういった弱い部分はあるので、とても身につまされた気分になりました。主人公と新興宗教にはまった女性との関係はなにか唐突な感じを受けましたが、その女性の好きな”yes”...

一気に読めました。アルコール依存症は主人公程ではないにしてもほとんど何かの形で依存している人も多いと思うし、自分もそういった弱い部分はあるので、とても身につまされた気分になりました。主人公と新興宗教にはまった女性との関係はなにか唐突な感じを受けましたが、その女性の好きな”yes”を聞きながら読んでたら、妙に物語とマッチングしているのに気付いた。

Posted byブクログ

2010/10/05

たった今読み終わった。 絲山秋子氏を読むと、言葉では表せないなにかが胸にやってくる。 自分の言葉で表せない何かを、感じるために、この本があるのだ。自力では表せない何かが、ここにちゃんと書いてある。

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2010/10/03

主人公の男(ヒデ)の十代のころの、どうしようもなく若い馬鹿みたいな明るい描写と、ぞっとするくらい早いスピードで転落していく二十代の描写と、改めたものの孤立したまま新しい日々を探る中で額子とかかわりあう三十代の描写と…… 短い文章、ストーリーなのに、はっきりと違っていて、引き込まれ...

主人公の男(ヒデ)の十代のころの、どうしようもなく若い馬鹿みたいな明るい描写と、ぞっとするくらい早いスピードで転落していく二十代の描写と、改めたものの孤立したまま新しい日々を探る中で額子とかかわりあう三十代の描写と…… 短い文章、ストーリーなのに、はっきりと違っていて、引き込まれる。すごい。 ヒデと額子だけのストーリーとすると、面白い小説だった!! ただ、色んな人物について丁寧に書かれてるもののほうが好みだから、このお話は、ヒデと額子がいっぱーい!な感じで、ちょっと重い…… 『甘い』という加藤君の場面が、色んな意味でよかったー。

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2010/10/03

やっぱり絲山秋子はいい!正月映画になるらしいけど、主人公のヒデと額子を内田有紀と成宮寛貴とか。 ちょいと違う気がする。でも、たのしみにしていよーっと。

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