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シズコさん の商品レビュー

3.9

91件のお客様レビュー

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2024/09/29

#66奈良県立図書情報館ビブリオバトル「母」で紹介された本です。 2016.5.21 https://m.facebook.com/events/1549622278670996/?acontext=%7B%22action_history%22:%22null%22%7D&am...

#66奈良県立図書情報館ビブリオバトル「母」で紹介された本です。 2016.5.21 https://m.facebook.com/events/1549622278670996/?acontext=%7B%22action_history%22:%22null%22%7D&ref_source=newsfeed&ref_mechanism=feed_attachment

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2024/09/26

幼少時から抱いていた作者と作者の母との関係の悩みや葛藤、そして後悔。 自身も老いたからこそ理解出来るそんな思いがあるように感じた。

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2024/09/10

「死んでよかったね、生きてたら死ねないんだから」「貧しいことは楽しいこと、貧しいことは友情を分かち合うこと」 ハッとする言葉が悔しさ、自責の念、怒りの言葉の海の中に浮いていた。 似た者同士は憎しみあって、似た者同士であることに気づけないのか。

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2024/06/27

けっきょくと言ったら変だけど、なんだかんだで佐野さんはお母さんのことを尊敬していて愛していたんだなと思った。 親を愛していてその自覚がある 親を愛していてその自覚がない 親を愛していなくてその自覚がある 親を愛していなくてその自覚がない 時期によって一様ではない。佐野さんは3...

けっきょくと言ったら変だけど、なんだかんだで佐野さんはお母さんのことを尊敬していて愛していたんだなと思った。 親を愛していてその自覚がある 親を愛していてその自覚がない 親を愛していなくてその自覚がある 親を愛していなくてその自覚がない 時期によって一様ではない。佐野さんは3つ目から1つ目に変化した、ならすと2つ目の感じが多かったのかな、と思った。 同じ親を持つ姉妹でも親への愛情表現は異なるものだなと思った。 自分は父に対しても母に対しても、尊敬していてその自覚がある。幸せなことだと思う。呆けても尊敬は変わらない気がするけど、どんなことを感じるか想像がつかない。呆けた姿を自分も含め他人に見せたくないだろうなというのは想像できる。 親から子に対してもいろんなパターンがあるとも思った。けど、子を愛さない親っているのかな、というのは思う。虐待したり殺してしまう親も、どんなに歪んでいても何らか心の奥底には子を想う心があるのではないか、そうでないことはなかなか信じられないなぁと思った。 それと、佐野さんのお母さんからしてみたら、子を亡くす経験を三回もされている。そういう時代だったとしても、並大抵のことではない。 自分には三人の娘がいる。どの子が死んじゃうことも考えられない。受け入れられない。 けど、万が一死んでしまったら、受け入れて無理やり前を向いて生きていくしかない。残った子に対しても、死んだ子に対しても、父はいつも前向きに生きていた と思われたい、と思った。

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2022/11/05

母娘の不仲の話が読みたくて。大陸からの引き上げに始まる子ども時代はなかなか壮絶で、時代の違いもあって身近には感じられなかった。佐野さんは母が好きになれない自分を自覚しながら、それに罪悪感を覚えていて、なんならえらいなと思う。母のすごいところは素直に認め、自分の難点も素直に認める。...

母娘の不仲の話が読みたくて。大陸からの引き上げに始まる子ども時代はなかなか壮絶で、時代の違いもあって身近には感じられなかった。佐野さんは母が好きになれない自分を自覚しながら、それに罪悪感を覚えていて、なんならえらいなと思う。母のすごいところは素直に認め、自分の難点も素直に認める。公平な目線だ。時系列が前後し、同じ話が何度もくり返されるのだけ気になった。

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2022/08/19

時々胸が痛くなる直球な言葉たち。 その度悲しく切なるのは私の中にも多少なりとも同じ感情があって、そう思った瞬間に罪悪感が襲ってくるからだろうか? 母娘の関係は年齢や状況によってどんどん変わっていく。でも母は母で、娘は娘なんだと思う。

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2022/04/26

こんな時代だったわねと思いながら読みました。自分の母のことをちょっとだけ思い出しました。反面教師にしてきた母のことを。

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2022/02/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

母と娘の関係は難しいと言われる。 母娘に限らず、肉親には、共に過ごした時間と、良くも悪くも、深い愛情や期待がある。 簡単に好いたり嫌ったりできるものではない。親子とて他人だと分かっているけど、そうそう割り切れるものではない。 著者も幼い頃から母親に虐待まがいの扱いを受け続け、母親が認知症を患うまてでは母親を嫌う気持ちを抱き続けていた。 一方で、家族の記憶を反芻する中で、激動の時代を力強く生きて、物理的に家族を支え続けてきた母親への尊敬と同情の念を抱いていることも再認識する。 ときに同じシーンの記憶を二度三度と繰り返し思い返しながら、許せない気持ちと許したい気持ちを行ったり来たりするのはとてもリアルだった。 そして最後のベットで、ごめんなさいを伝えあう場面は思わず涙が出そうになった。 認知症の影響とはいえ、心を溶かした状態で母の死を迎えられたのはとても幸福なことなんじゃないだろうか。

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2022/01/31

将来、親の介護をする時に思い出すかもしれない。 最初は少し読みにくいと思った文章のリズムや繰り返しのセリフが、だんだんクセになってきて、読み終わったあとにもう一度読みたくなった。 最初の方は兄弟の説明で、わけがわからなくなり、家系図を書きたくなった。

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2021/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ぽんぽんとリズム良い文章に、赤裸々でありながらユーモラスな優しさも感じ、あっという間に読み終えた。 時代背景もあるだろうが、厳しい母との葛藤、互いに素直になれない哀しみ、家族の情、生きる厳しさなど、印象深い。 そして、呆けた母への思いの変化が熱をもって綴られ、美しい。 『 母が私との関係を高校の担任に、「嫉妬でしょうか」と云った時、私は見当違いの事を何云っているのだろうと思った。  そして、わかった。もしかしたら本当だったのだ。私は父にそっくりだったのだ。・・・・・  母は本当に私に嫉妬していたのだ。』 『もしかしてこの人、本当には強くない人なのだろうか。』 "謙虚"という言葉が浮かんだ。 わたしの目に映る風景も、5年後、10年後変わっているかもしれない。 傲慢にならないよう、謙虚に! 歳を重ねるごとに可愛いく素直な心で生きたいと想った。

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