この国を出よ の商品レビュー

大前研一,柳井正【著】

2010/10/11

眠くならないので読書。2時間くらいで読めた。内容は既にだいぶ分かっていること。悔しいのは、行動に移せてないこと。よし、動くんだ。「行動なき理念は無価値」なんだ。

2010/10/10

　自分自身はすでに運良く海外に出てしまったが、日本の将来を憂えている大物2人による日本人よ海外を見ろ、目を覚ませといった内容の提言となっている。特に日本の政府に対しては手厳しい。民主党の仙石国家戦略担当相がギリシャの危機に際して「他山の石にしたい」と寝ぼけたことを言っていると。世帯年収が300万円以下のロウアークラスが急増、600万円以下のミドルも含めて全体の80％。これを世界的にみても珍しいのに、認識が無さ過ぎると。日本人が稼ぐ力を身につける必要性を切々と説いている。自身もそこには危機感が無かったので、そこまで落ちているのかと正直驚いた。
　ビジネスを通じて、いろんな人を幸せにできる。社会に貢献するという気持ちが、両者からにじみ出ている。厳しい姿勢の裏には、日本を愛している気持ちがある。
　海外に出ろというメッセージは海外に出て学べることの多さと、センスと闘争心を身につけて帰ってこれることという意図が隠れている。確かに、その通りだと思う。中国も、多くの学生を海外に留学させ、閉鎖的で何も考えないよう誘導している一般国民と大きく違った扱いと期待を寄せている。
　亀井大臣のモラトリアム発言は、中国人の友人と一緒にいた時にニュースでみたが、2人で思わず噴き出したくらいだ。日本をこれ以上バカ扱いされたくない。自分自身にはまだ力が足りない。もっとも前へいこう。　

2010/10/10

★ルール
（１）３０分間で全てのページに目を通します。
（２）自分が事前に決めたキーワードに絞り、得たい結果のみを探します。

１．読書前のキーワード（タイトル、目次からす推測）
・稼ぐ力を身につける

２．期待すること（キーワードから自分が得たいこと）
（１）どのようなマインドを持つべきか？
（２）自分と日本とのかかわりはどうあるべきか？

３．読書メモ（得られたこと）
（１）「顧客」は何を求めているかを常に追求することが大切
（２）自分に期待をすること⇒自信を持て！
（３）目標を持ち行動をすること
（４）３Ｃ（顧客、競争相手、会社）を意識すること
（５）リーダーシップについて
（６）熱きアンビシャス、不屈のスピリッツの大切さ

2010/10/09

対談をまとめたものなのですごく読みやすい。

宇部出身の柳井社長、政治が活発な土地柄だけに、反動で中学生の頃から「政治大嫌い」になったらしい。なので、ずっと政治的な発言は控えていたけど、「もう黙ってられない」。

日本の経済政策についてや、他の国がいかに起業家精神や痛みを厭わず成長を目指しているか、ドラッカーの経営哲学についてなど。

きっと若い世代に向けて読みやすくしているんだろうなあ。

社会に出たばかりの人や就職活動中の人、あるいは、年をとってしまったけどどう社会と関わっていいかもんもんとしている人が読んでいいと思う。

個人的には「失敗を恐れるな」「誤ったと思ったら軌道修正」というメッセージを受け取った。