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バイラルループ の商品レビュー

3.7

31件のお客様レビュー

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2011/10/12

バイラルループを引き起こして急成長を遂げた企業の成り立ちの紹介。 基本的に企業目線で内輪揉め、外部との軋轢についても記述されている。 最近のインターネット企業に限らず、タッパーウェアの営業手法などのバイラルループの原型とでも言うべきものも。 成功例だけでなく失敗例も。 バイラル係...

バイラルループを引き起こして急成長を遂げた企業の成り立ちの紹介。 基本的に企業目線で内輪揉め、外部との軋轢についても記述されている。 最近のインターネット企業に限らず、タッパーウェアの営業手法などのバイラルループの原型とでも言うべきものも。 成功例だけでなく失敗例も。 バイラル係数はわかりやすい指標だと思う。 一つの章が、一つの企業の成り立ちに対応しているので読みやすい。

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2011/09/09

タッパウェアから始まり、ネットスケープ、ホットメール、ニング、ペイパル、フェースブック他へとテンポよく話が進んでいく。読み物としても秀逸。 それぞれの企業とくにSNSの紹介や歴史、関わっていた人物などの情報が仔細に散りばめられていてためになる。

Posted byブクログ

2011/07/20

SNS系のサービス等が如何にして広まっていったのかが、多くの事例と共に掲載されている。 バイラルを起こすための要因等を考える上で非常に参考になる書籍。

Posted byブクログ

2011/05/11

Webサービスを使い気に入った人間が知人に勧め、その中から数人が新たな利用者になり、さらに彼らがそれぞれ数人の利用者を生むことでサービス利用者の数が指数関数的に増えていく過程を、ウィルスの流行過程に例えてViral loopと呼ぶ。 著者は、Webサービスの成功を支えるのはこの...

Webサービスを使い気に入った人間が知人に勧め、その中から数人が新たな利用者になり、さらに彼らがそれぞれ数人の利用者を生むことでサービス利用者の数が指数関数的に増えていく過程を、ウィルスの流行過程に例えてViral loopと呼ぶ。 著者は、Webサービスの成功を支えるのはこのviral loopであると主張し、Netscape、hotmail、eBay、Paypalなど、有名Webサービスが成功に至るまでの過程を詳細に振り返る。 ネットワーク外部性により、口コミを広め一気にサービス利用者を増やし、先行者利益を確保することが、企業の規模に寄らず、Webサービスの生き残る唯一の道であることは、個人的には既知で特に真新しくはなかった(品質が同じならば、とにかく早いほうが勝つのがこの業界)。 ただし、PaypalやeBayなどが成功に至るまでの過程は知らなかったので、これが事細かに語られる部分は興味深かった。 特に、下記の点: ①いずれの超大物サービスも、サービス開始から売却までを、2~3年で達成している(創業者の報酬は数千万ドル以上)。 ②アイディアそのものは誰にでも思いつけるもの(技術的難易度はまちまちだが)。 ③基本的にベンチャー組織は対外折衝とサービスのデザインを担うCEO+インフラ系の技術を担うCTOの創業者コンビと、技術者集団で構成されており、CEOも相当強い技術的バックグラウンド(最低でも米国1流大学技術系修士レベル)を持っている。少人数で一気にサービスを立ち上げ売り抜けるWeb系ベンチャーに、マネジメントしかできない人間はいらない。 ④数億ドル規模まで成長するWebサービスはいずれも、大量の利用者が見込めるインフラ系。 ⑤2~3年で利用者が数千人規模に達するため、システムのスケーラビリティが非常に重要になるが、あらかじめ凝ったシステムを作っても利用者が増えなかった場合ムダ金となり、利用者が先がシステム増強が先か、にわとりと卵の状態になる。これを如何に上手く乗り切るかが非常に重要(Friendsterはこれで失敗した)。 ⑥どの創業者も、企業を大きく育ててマネジメントに専念することには向いていないのを自覚しているらしく、サービスの地位を確立したらさっさと大手企業に売る。 総じて、昨今のシリコンバレーにおけるWebサービスの成功パターン・雰囲気・スピード感を概観するのにオススメ。

Posted byブクログ

2011/04/10

ブレイクする点があり、それについてIT関連の事例を取り書いている。 事例は面白いが、内容は乏しい。

Posted byブクログ

2011/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物語的な事例紹介が多く、フォトリーディング的にはあまり向かないかもしれないと思いました。後半部分からやや精読をしましたが、内容が非常に面白かったため、半精読でもう一度読みたいと思います。 バイラル係数:サービスを利用しているメンバーが引き入れるあらたなメンバーの数。バイラル係数が1なら規模はだんだん大きくなる。1以下ならいずれ頭打ちになる。 バイラルを生む方法はいくつかある。 ・サービスを利用するとお金がもらえる。 ・人紹介するとお金がもらえる。 ・面白いコンテンツである などなど 例:メントスコーラ、不幸の手紙、ニワトリ動画 バイラルループ企業には宿命があり、人の数が有限なため、すぐに頭打ちになってしまうこと。 多くのバイラルループ企業と言われている会社の初期は、ユーザー獲得に必死である。ユーザーが多くなるにつれ、サーバーの負荷が高くなるが、一度サイトを止めてしまうと物凄い勢いでユーザーが離れていってしまうため、いかにサーバーを落とさないかが肝だ。 かといって、初期に大きなサーバーを構築してもユーザーが増えるかどうか分からないため、やはりスタートはそのサービスのユーザーが増えるかどうかは気にせず、小さくやるべきであろう。 バイラルループ企業の中にSNS業者とウィジェット開発業者(ガジェットとも言う)が存在するが利益をまともに生んでいないのが現実。 成功はExitでひたすら規模を拡大させてどこかの大手に買収されるのがよいだろうと。 以下メモ バイラルループ:ネット上でソーシャルメディアを経由して情報がウィルスのように電波していくこと。ハブとなるのは個人(キュレーター) バイラルループの3つの種類 1.バイラルループ 2.バイラルネットワーク 3.1と2の融合 自我は3つ 1.おもての自分 現実世界 2.内面の自分 一人の時 3.デジタルな自分 ネット 6.6人を介すと世界のありとあらゆる人々と繋がる。

Posted byブクログ

2011/04/04

ネット企業の遍歴を知るのに良い本。私は短距離走は苦手だと認識する瞬間。以降は本からの引用です//バイラルとはソーシャルメディアを経由して情報がウィルスのように伝播していく現象。インターネットの役割には「情報アクセス」と「つながり」。バイラルループのハブとなるのは個人。ネットワーク...

ネット企業の遍歴を知るのに良い本。私は短距離走は苦手だと認識する瞬間。以降は本からの引用です//バイラルとはソーシャルメディアを経由して情報がウィルスのように伝播していく現象。インターネットの役割には「情報アクセス」と「つながり」。バイラルループのハブとなるのは個人。ネットワーク効果。当時は「インターネットでは誰も儲からない」。マークアンドリーセン。バイラル係数。バイラル企業が提供しているのは「コンテンツ(中身)」ではなく「組織化のためのテクノロジー」「環境」(コンテンツを)作り出しているのは利用者側なのだ。新規利用者一人あたりの価値が次第に大きくなっていく。ダブルバイラルループ。ロングテール。支流の数が永遠に増え続ける。「おもての自分」「内面の自分」「デジタルな自分」。他人とつながりたい本能。映画配給会社。新聞。受ける動画、懸命な売り込みとは対極、視聴者を楽しませる見返りに口コミの広がりを期待している点。フレンドスター、ツィッター。いちどついていけなくなったが最後、追いつくためには猛烈な拡大のスピードを上回る速さ。ビーボ。面白いネットワークを演出するには凝ったプロフィール欄をつくる熱心なユーザーの人数が臨界点を越えないといけない。100以上のSNS。

Posted byブクログ

2011/02/02

タイトルにある『バイラルループ』とは、情報がウイルスのように伝播していく現象をさしている。その広がりの速さは、まさに時代の流れを端的に表しているといえる。インフルエンサーのような力のある人の発言が、これまでの6次の隔たりや18次の隔たりを感じさせないくらいのスピードで埋め合わせて...

タイトルにある『バイラルループ』とは、情報がウイルスのように伝播していく現象をさしている。その広がりの速さは、まさに時代の流れを端的に表しているといえる。インフルエンサーのような力のある人の発言が、これまでの6次の隔たりや18次の隔たりを感じさせないくらいのスピードで埋め合わせているといっても過言ではない。ユーザーがつながればつながるほど、その関係性を示す数値は跳ね上がり、時を待たずして有益な情報は人の目の届くところのものとなる。また、ソーシャルメディアにおいては、バイラル係数の1を基準とし、それを下回れば次第に廃れていき、1を超える限りにおいてはバイラルループが機能し、拡大成長していくと考えられている。最近はウィキリークスがらみの話とあいまって、この情報流出、情報拡大はひとつの主要なテーマとなっている。その視点から問いを投げかけ意見する著書がまだ見当たらないため、この本は今まさに手に取り、読み考える一冊になるのではなかろうか。

Posted byブクログ

2011/01/29

優れたインターネットサービスは、やはり技術者から生み出されるってことか。。ネット業界のアメリカンドリームが詰まった1冊であった。

Posted byブクログ

2011/01/06

タイトルのインパクトほどには、鮮度の高い情報は無かった感じ。成功例の羅列という印象も残った。ウェブマーケティング、バイラルマーケティングって何? という人にはお勧めかも。

Posted byブクログ