バイラルループ の商品レビュー
2021年現在だともう古い感じのする内容ですが、2010年に刊行されたものだとすれば、先見性を感じさせるものでした。読みやすくて前半はサクサク読んでいましたが、後半はSNSの歴史みたいな感じで、バイラルというより広告モデルの解説のようでした。細かいネタがたくさんある感じで、結局ど...
2021年現在だともう古い感じのする内容ですが、2010年に刊行されたものだとすれば、先見性を感じさせるものでした。読みやすくて前半はサクサク読んでいましたが、後半はSNSの歴史みたいな感じで、バイラルというより広告モデルの解説のようでした。細かいネタがたくさんある感じで、結局どうやってバイラルループを作るかについてはちゃんと系統立てて説明できている気がしませんでした。一通り読んでですが、バイラルループは成長を爆発的に促すものではあるが、それがあったとしても失敗する企業はたくさんあることから、一番大事なものといえるかは疑問です。
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モノやサービスが人の口コミや紹介を通じて、「ウィルスのように伝播していく「バイラルループ現象」という現象について具体的に描かれている。インターネットの誕生以降、個人個人の境界がどんどん薄くなりなんだかひとつの生き物みたいになっていっているな。そういう意味ではWebというのは本当に...
モノやサービスが人の口コミや紹介を通じて、「ウィルスのように伝播していく「バイラルループ現象」という現象について具体的に描かれている。インターネットの誕生以降、個人個人の境界がどんどん薄くなりなんだかひとつの生き物みたいになっていっているな。そういう意味ではWebというのは本当に凄い革命だ。
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【この本が有効と思われる対象】 「口コミ」を広げて顧客を広げたいけど、 どうやっていいかわからない。。。参考事例や、 基本となる考え方が知りたい!という方 【内容】 口コミや仕組みによって、ユーザー間を伝播し、 サービスが拡大していった事例と、 その事例の要点(成功要因)がまとめられている一冊。 【面白かった点】 ホットメールのユーザー獲得方法 【この本を読んでのアクション】 ユーザー伝播プロモーションを考える際、以下点に照らし合わせて考える。 ・WEBベースであること ・無料であること ・コンテンツをユーザーに作ってもらうこと ・コンセプトが単純なこと ・ユーザーが自主的に口コミをする座組となっていること ・バイラル係数が1を超える座組となっていること ・成長率が予測可能なこと ・利用者増加と価値の向上が比例すること ・他のバイラル施策と相乗効果があること ・ライバルが真似できないこと
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ホットメールとかタッパーウェアとか色んなところで見聞きした覚えの話題が中心であり、正直に言って「これは失敗したかも」と思った。しかし後半のペイパルの詳しい話は実は初見だったり、本書最後尾部分の広告製品に絡んだ分野での調査や洞察はさすが大物記者と思わせる内容で面白かった。マイケルバ...
ホットメールとかタッパーウェアとか色んなところで見聞きした覚えの話題が中心であり、正直に言って「これは失敗したかも」と思った。しかし後半のペイパルの詳しい話は実は初見だったり、本書最後尾部分の広告製品に絡んだ分野での調査や洞察はさすが大物記者と思わせる内容で面白かった。マイケルバーチってこんな執拗にバイラルを追いかけている人だったんだ、というのも新鮮な驚き。 バーチが良い例だがバイラル・ループは優秀な人間が苦労してトライしたからといって簡単に成功する手法ではない。そしてネットワーク効果が効く製品とそうでない製品は思った以上に開きがあるともここ最近は感じている。使いこなすのが難しい手法である事を理解した上で、失敗を恐れずに取り組んでいく事が肝心だなーと思ったり。
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読書レポート:バイラルループ あっという間の急成長にはワケがある アダム・ペネンバーグ著 | デジたろうとピアノ http://digitaropiano.luna.ddns.vc/digitaropiano/?p=3717
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バイラルループを全く知らない人向け 事例を並べているだけで内容はあまり無い 読者は分かった気になってしまい気持ちよくなるが、実は何も分かっていないうまいマーケティングを実践している本だと思う
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バイラル・ループは、インターネット上で、個人をハブとした信頼に基づく情報の流れをいいます。いわゆる口コミです。バイラル・ループ起業家たちの野心がすけて見えて面白いですね。
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世界の長者番付を見ると、上位付近は一代で財を成した人たちが占めている。彼らの会社はなぜ成功できたのか?その成長の源泉にはどんな仕組みがあったのか? その理由は、ネット世界が生み出したパンデミックの様なコミュニケーションの連鎖にある! タイトルのバイラル・ループとは、ウィルスの様に爆発的に伝染していく連鎖のことらしい。ネットスケープ、ホットメール、イーベイ、ペイパル、フェイスブック、マイスペース、ビーボ、ユーチューブ、ニングなど、爆発的に成長した企業の創業時の出来事を取材して取りまとめている。 これらの企業に共通しているのは、ユーザーに対してコミュニケーション・ツールを提供し、そこに人を集めるコンテンツ自体は、一握りのヘビー・ユーザーと数多くのライト・ユーザーが、彼ら自身の時間と能力を使って作り上げていることだと思う。要するに、そうしたいという欲求があるユーザーの要望にピッタリとはまるツールを提供することに成功した企業なのだ。 各章ごとに様々な企業の事例を紹介しているので、これまで成功した企業がどの様な波を捉えて成功したのか、ということを知ることはできるが、この現象がどういう心理的な動きに基づくのか、どのような経済理論に従うのか、実際のビジネスにどの様に応用できるのか、までには深く踏み込めていないように思う。あくまで調査レポートで、学術的分析はこれからなのかも知れない。 特に、ビジネスへの応用についての著者の考えはまだまとまっていないようだ。なぜなら、バイラル・ループ企業の草分けとして登場するタッパーウェアは、ホームパーティを利用した口コミ販売で製品を販売する企業だ。この企業は、タッパーという優良製品があって初めて、ホームパーティ販売という口コミのバイラル・ループが意味を持つ。しかし、本書で取り上げられる企業の多くは、自社コンテンツを持っているわけではなく、コンテンツを持つ人々を集める仕組みを持っているだけだ。 このように考えると、タッパーウェアとその他のバイラル・ループ企業例では、結果的に同じバイラル現象が起きていることは間違いないが、その起源と利益の仕組みは全く違う。前者は製品の売上が利益の源泉だが、後者は広告収入をメインとしている。 つまり、ここで紹介される企業は、他のスポンサー企業やコンテンツをつくるユーザーがあって初めてビジネスが成立する。バイラル・ループ企業が高い評価を受けるのは、彼らが数多くのユーザーを囲い込んでいるからだ。 バイラル・ループ企業はインターネットにコミュニティを形成する。彼らよりも優れたコミュニティを形成する方法を探究するのか、あるいは囲い込まれたユーザーに提供する優れたコンテンツを開発するのか。ここには二つの道が提示されているのだろう。 ただ、ビジネスの多くは後者に属するという事実が、本書に対するビジネス的な物足りなさを感じさせる原因となっている気がする。
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「バイラルループ」というのは、インターネット上のSNS、ブログ、twitterなどを介して情報がウィルスのように次々と伝搬して行くことを指す。 バイラル(口コミ)マーケティングという言葉を最近耳にするようになり、次世代のマーケティング手法として注目されている考え方である。 ...
「バイラルループ」というのは、インターネット上のSNS、ブログ、twitterなどを介して情報がウィルスのように次々と伝搬して行くことを指す。 バイラル(口コミ)マーケティングという言葉を最近耳にするようになり、次世代のマーケティング手法として注目されている考え方である。 ITバブル時代に生まれたWebサービスは、このバイラルループによってヒットしたものが数多くある。本書では、Netscape Navigatorを巡るMicrosoft社との攻防、米国のオークションサイト イーベイと電子決済システム ペイパルの覇権争いなど、実例を通して「バイラルループ」の仕組みが理解できる。 他に現在のhotmailやYoutube、Myspace、Faceなどもバイラルループを起爆剤にして急成長をとげたサービスだ。 これらの仕組みを考案した人達は、一様に宣伝役と並み外れた技術をもったエンジニア、投資家の三者でクラスターを形成することによって、バイラルループを引き起こし、大成功を収めたということ。 どの企業に共通していえることは、サービスが起動に乗ったら、創始者達はMicrosoft、Google、AOLなどに売却し巨額の富を得ている。 典型的なシリコンバレーの成功例と言えるだろう。 話題がITに特化してしまってはいるが、読み物としても十分に楽しめて、バイラルループについても理解を深められる良書である。
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口コミによる利用者の急激持続的な拡大、ヴァイラル・ループを引き起こして成長したサービスの事例が色々と紹介してある。 読んでてわくわくした。あの気持ちを取り戻したいときに読み直す。
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