上杉隆の40字で答えなさい の商品レビュー
40字とタイトルにあるが字余りがたくさんあるところが上杉隆氏の力の抜けた感じを表している。記者クラブの弊害、マスメディアへの懐疑的視点の重要性がメインメッセージ。
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都知事選に出馬したのを見てこの人を知った。どういう人なのか知りたかったので借りてみた。 情報を集めたり取材の動画とかを見た結果、あんまり可能性を感じなかったので、別の人に投票したわけだけど…。 選挙が終わってからのコメントがひどすぎると思った。「選挙に負けたけど政策では勝った」...
都知事選に出馬したのを見てこの人を知った。どういう人なのか知りたかったので借りてみた。 情報を集めたり取材の動画とかを見た結果、あんまり可能性を感じなかったので、別の人に投票したわけだけど…。 選挙が終わってからのコメントがひどすぎると思った。「選挙に負けたけど政策では勝った」と言って、「小池さんの前に」だるまに目玉を書き入れる?だるまの目玉なんて、誰の後でも先でもどうだっていいけど。選挙の負けはただの負けだから。 この本の中では、「理想的な政治家」を「自らやると公言したことを、殺されてもやり遂げようとする政治家。」と定義してる。そして、政治家として大切なのは、政策内容ではなく政治に対する政治家としての、やると言ったことをやり遂げる、もしくはやり遂げようとする姿勢だと言っている。その「やり遂げようとする」段階にまでたどり着けなかったのに、勝利宣言?理想的な政策を作り上げられれば満足というなら、都知事になる必要がないじゃないか。言葉だけの虚しい幻を振りかざして、内輪だけで楽しめれば満足できる人なのか。私が投票した人も落選したけど、この人に入れなくて良かった。 記者クラブの話題で、自分をローザ・パークスにたとえているツイートを載せていた。命懸けで人間としての尊厳を求めたローザ・パークスと、記者会見の時に良い席を与えてもらえない自分を同列に語るってどうなの。ヒロイズムに酔いがちな人なのかもしれん。 日本のメディアは信用ならんのはよく分かったけど、そんなのはもうとっくに知ってた。 問題提議をする能力には長けていると思うので、これからもご活躍を期待しますって感じ。でも、この人の別の本を読みたいかと聞かれると微妙だ。堀江との共著で出した本は、怖いもの見たさ感覚でちょっと読んでみたい気もするけど。 ベッキーの記者会見は、普段記者クラブがやってるのと似てたのね。記者が限定されていたかまではしらんが。合点がいった。
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今、読むと面白い。 その通りとも思うし、その通りでないとも思うし、その通りであってほしくないとも思う。
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Datt 教科書とマスコミを鵜呑みにしてはいけないと思った.あと,(やっぱり)政治に参加しなきゃダメだと思った.
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俺にとっては正直考えた事のある事だらけだった。もっとディープな内容を期待してたので肩透かしな感じ。小沢一郎、小泉純一郎、渡辺喜美を支持するのはでたらめかと思っていたが、そんなこともないのかな?裁判員制度だけは見落としてたら新たな発見があった。 政治が全然わからない、いい加減選挙...
俺にとっては正直考えた事のある事だらけだった。もっとディープな内容を期待してたので肩透かしな感じ。小沢一郎、小泉純一郎、渡辺喜美を支持するのはでたらめかと思っていたが、そんなこともないのかな?裁判員制度だけは見落としてたら新たな発見があった。 政治が全然わからない、いい加減選挙権もあるから少しは詳しくなりたいけど何から手を付けていいのがわからないって人にはおすすめ!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上杉隆の政治と社会を彼の視点から40字で説明しなさいと言う学習風に構成された現代のメディア、政治、社会のおかしなところを突っ込むレポート風読み物。 今のおかしな仕組みや報道の弊害など、多々ある問題点を鋭く突いています。 気軽に読める社会勉強教科書といったところでしょうか。
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びぶりお工房:録音版製作担当者きまりました。 音声デイジー版、サピエ図書館にアップしました。(2011年12月27日)
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日本の問題点がよく分かります。記者クラブ、官僚、検察、スポンサー偏重。色々あるけど、国民のリテラシーが低いのが原因なのでしょう。40字におさまっていないのが多いので、アイキャッチにはいいけど、40字でまとめる意味あまりないのでは... 小沢氏を非常に買っている所が、まだ分からん。...
日本の問題点がよく分かります。記者クラブ、官僚、検察、スポンサー偏重。色々あるけど、国民のリテラシーが低いのが原因なのでしょう。40字におさまっていないのが多いので、アイキャッチにはいいけど、40字でまとめる意味あまりないのでは... 小沢氏を非常に買っている所が、まだ分からん。マスコミに毒されているからだろうか…小沢氏は国民へのメッセージが弱いよね。まぁマスコミに嫌われているからだろうけど。 テレビで「2しゃんねる」と「YouTube」がNGワードになっているってのは改めて認識させられた。確かに巨大掲示板、動画投稿サイトと濁しているよね。宣伝になるから敢えて言ってないだけだと思ったけど、確かにマスコミの利益に反するね。 カミさんにも読ませようっと。
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#本の紹介# 著者について自分が知っていることはホリエモンの友達ということくらいですが ホリエモンの収監が決まった日に、記者会見の場所を提供してくれたひとらしい。 本書は、全3章からなって、43(はじめにの+1)の問題をそれぞれ著者が40字で答えていくという内容 #以下、印象に...
#本の紹介# 著者について自分が知っていることはホリエモンの友達ということくらいですが ホリエモンの収監が決まった日に、記者会見の場所を提供してくれたひとらしい。 本書は、全3章からなって、43(はじめにの+1)の問題をそれぞれ著者が40字で答えていくという内容 #以下、印象に残ったポイントを列挙します# #はじめに# 引用:国民の多くが理解している…諸問題のほとんどは、記者クラブというフィルターを通したもの…この事実を認識して…もしかして「洗脳」されているかも、と少しだけ疑問をもってください。 #第一章#日本の政治を40字で答えなさい 1章問題1 問題:「小沢一郎」とはどのような政治家か? 回答:シャイで口下手ながら、日本でもっともオープンで政策に強い政治家、世界と日本でその評価が真逆 1章問題18 問題:「理想的な政治家」とはどのような人物か? 回答;自らやると公言したことを、殺されてもやり遂げる政治家 引用「たとえそれが間違っていたとしても、やると行ったことをやり遂げる人は、政治家として立派であるし、尊敬に値すべきだと私は考えます。」 #第二章#国際政治を40字で答えなさい 2章問題20 問題:「外交」の目的とは何か? 回答:相手を混乱させたり交渉を長引かせたりしながら自国の譲歩を最小限にし国益を得ること。 引用:外交とは、基本的に「性善説」で考えてはいけません。…外務省の願望を無批判に垂れ流すだけでは、事の本質はいつまでたっても見えてきません。…世界の国々では、新聞やテレビを参考にはしているけれど、それがすべてだとは思っていないという国民がほとんどです。…ところが日本だと新聞が間違えると「ほらみろ誤報だ」と大騒ぎして、その責任を追求しますが…日本の場合、「無謬主義」の弊害が大きいです。…ミスを許さない社会は、みんなを萎縮させる…「人は間違えるものだ。だから新聞の報道にもどこか間違いがあるだろう」こういった軽いスタンスでメディアの情報に接する人が増えるだけでもだいぶ世の中はかわるように思います。 #第三章#社会の問題を40字で答えなさい 問題:「ニュース」を読み取るために必要なこととは何か? 回答:健全な懐疑主義を身につけること、新聞、テレビとネットの情報を見比べてリテラシーを高めること。 #感想# 小沢一郎に対するダークなイメージがあったが、筆者の本を読む限り限りなく、オープンな政治家であることがわかった。ただよくもわるくも日本は「無謬主義」であり、ミス(失言等)に対して厳しすぎて揚げ足をとりすぎるという感じは日々この国で過ごす上で、何も政治の話だけじゃなく、一般の生活においても感じる。この「無謬主義」は経済全体がドンヨリしている現在ではマイナス要因にしかなりえていないだろうと思う。 当たり前の事だが、筆者のように、①ミスを恐れすぎず②健全な懐疑主義を持ち③ホリエモンのように空気を(いい意味で)読まず(小沢一郎を肯定的に書く等)準備をした上で正しいと思うことを発言をする。というような事を心がけていきたいとおもった。
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上杉隆氏 名前は知ってたけど、著作を読むのは初めて。 読みやすく、わかりやすかった。 震災原発事故以降、特に大手メディアや国への信頼がなくなって来た中でこの本を読めて良かった。 自分が思っていた以上に情報の操作はなされているし、既得権益を守るためなら偉い人・大手メディアは何で...
上杉隆氏 名前は知ってたけど、著作を読むのは初めて。 読みやすく、わかりやすかった。 震災原発事故以降、特に大手メディアや国への信頼がなくなって来た中でこの本を読めて良かった。 自分が思っていた以上に情報の操作はなされているし、既得権益を守るためなら偉い人・大手メディアは何でもやるということ。 そしてそれは、諸外国も同じということ。 領土問題や靖国参拝問題、沖縄の基地問題にしても「外交のカードとして解決させない」というのはとても納得。 新聞テレビの大手メディアは、自浄作用を身につけないと本当に10年後20年後にはほんとにつぶれてしまうだろう。 団塊ジュニア世代以降は確実に、それ以外の手段を使いこなしているし、この本に書かれているような記者クラブの問題点もいつまでも耳目に触れないということもないだろう。
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