上杉隆の40字で答えなさい の商品レビュー
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政治と社会版「悪魔の辞典」だ。シニカルな表現で、真実にせまる。日本の問題を記者クラブ、検察の正義、 官僚機構など批判されないところにあると考え、健全な懐疑主義を持とうとする論は、熱く、清々しくもある。 まとめると『健全な 批評が鍛える 日本社会 諸刃の剣 自らにも向けよ』といったところでしょうか?
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わかりやすい、と思わせる短さです。 まぁ、わかりやすいものは大概そうですが、 根拠に基づいてない主張は多いですよね。 根拠に基づいていない主張から、 正しい知識を得ることはできません。 それでも、わかったような気にさせるそのワザは、 勉強になるといえば勉強になりますが、 やっ...
わかりやすい、と思わせる短さです。 まぁ、わかりやすいものは大概そうですが、 根拠に基づいてない主張は多いですよね。 根拠に基づいていない主張から、 正しい知識を得ることはできません。 それでも、わかったような気にさせるそのワザは、 勉強になるといえば勉強になりますが、 やっぱりちょっとずるいかなと思うのと 複雑な構造の一面を見ただけで理解した気になることの弊害を感じてきたので星ひとつで。
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政治と社会の問題を40文字でまとめた本。新聞やニュースからではなくジャーナリストから見た答えは大変参考になる。自分で聞いたもの読んだものが必ずしも正しいことはないとしたうえで情報やニュースに触れるようにしたい。
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上杉隆( @uesugitakashi )著。 非教科書的とあるけど、これを教科書にすればいいんじゃないでしょうか? 日本では、「ウソには寛容だけど、ミスには厳しい」 そう言われて、実感する。恐ろしい国です。
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「上杉隆とは何者か?」40字で答えなさいと言われたら、本書を読むまでは「Twitterの普及とともにメジャーになった「真実を晒す」ジャーナリスト」と書いただろう。 本書を読んで、「真実を追求し、伝える」姿勢・活動だけではなく、独自のユニークな視点を持っている人だなぁという印象を強...
「上杉隆とは何者か?」40字で答えなさいと言われたら、本書を読むまでは「Twitterの普及とともにメジャーになった「真実を晒す」ジャーナリスト」と書いただろう。 本書を読んで、「真実を追求し、伝える」姿勢・活動だけではなく、独自のユニークな視点を持っている人だなぁという印象を強くした。 ウィットに富んだ「40字」は、その感性をよく表している。高校生の現代社会の授業あたりで副読本にしたら面白いんじゃないだろうか。 「おわりに」で著者が訴えている(著者の書いた内容も含めて)「健全な懐疑主義を忘れるな」というメッセージを多くの日本人に広めたい。
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テレビでもかなり辛口な著者が、40字という制約をつけて世相を切る本。私は、著者のいう日本のニュースは横並びということを、3月の震災の時につよう感じた。海外のメディアが報道する震災の様子や原子炉の情報が、日本のニュースより正確な情報であった。そういった点から、著者の発する提言は、かなり正確だと思われる。まだまだ、日本は戦中政府お同じ体質なんではないだろうか。 このところの若者は語学に堪能なので、将来にほんメディアが相手にされない時代がくるだろう。海外のメディアでなくても、ニコ動などから画像として情報が発信され、より万人に正確な画像がわたることがあれば、すこしずつ変わってくるかもしれない。あの中国でさえ、画像の正確性には勝てないだろう。 今回、この本は電子書籍で読んだ。短い項で区切られ、それぞれのまとめとして40字の原稿がでてくるのが、非常に要見やす方用ん自思われる。紙の書籍だと、まどろっこしく、途中で読み止めてしまっただろう。各電子書籍の操作性がバラバラなので、ある程度標準化してもらえると助かる。これでは、コンテンツより操作性で購入するようになってしまう。
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記者クラブの弊害を軸に,具体的な問題を設定することでメディアリテラシーの重要性を説く一冊.テレビや新聞の報道をみてもやもやしている部分に 40 文字のフレーズで切り込む. 残念なのは,250 ページのなかに 43 もの問題を設定しているために個々の議論が薄くなってしまうところ....
記者クラブの弊害を軸に,具体的な問題を設定することでメディアリテラシーの重要性を説く一冊.テレビや新聞の報道をみてもやもやしている部分に 40 文字のフレーズで切り込む. 残念なのは,250 ページのなかに 43 もの問題を設定しているために個々の議論が薄くなってしまうところ.短く説明しようとすると定量的よりも定性的かつ抽象度は高めの議論になるため,読者にしてみればこれまで聞いたこともない話や検証不可能な話を根拠に結論が導かれているように読めてしまうところが気になる. また用語の定義に紙数を割く余裕がないので,「ジャーナリズム」とは何かについてすら読者がもっている概念に引っ張られてしまう.例えば既存メディアのジャーナリズムは自身の意見を入れないことで責任逃れをしているとの指摘があるが,ジャーナリズムとは中立でなくてはならないという定義(これがすでに既存メディアによって洗脳されたイメージである可能性を含めて)によれば責任逃れとの指摘は当たらない可能性がある. また少子化の原因を宇野首相(当時)のスキャンダルを契機とする性モラルの厳格化としているが,あの事件でモラルに厳しくあらねばならないと感じた記憶はなくいささか極論に過ぎる.こういった指摘を想定してすべてが書かれているのであれば,すでにこの本は所期の目的を達成しているのかもしれない. 最後に,本文中で脱字により意味が反転してしまっている箇所があったりする.これは編集者がもう少し頑張るべきだったといえる.
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政治とは?国とは? 知っていそうで実は知らなかった数々の真実を40字で完結に答え、その解説が載っていて面白い。 ただ、少子化の原因という部分にはちょっと同意出来ないので☆マイナス1(笑)
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新聞、テレビからのニュースをママ鵜呑みにするのではなく、情報を考えて選択する必要があるということを気づかせてくれる。 それにしても記者クラブって一体何であるんだろうね?
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近年のニュース番組などに違和感がある方はぜひ読んでほしいです。 特に最初の方はよくまとまっており、わかりやすく説得力があります。 後半は徐々に陰謀論じみてはくるが、その辺をのめり込み過ぎず「そういうこともあるのかも・・?」位のスタンスで読めば得るものは多いと思います。 政治に...
近年のニュース番組などに違和感がある方はぜひ読んでほしいです。 特に最初の方はよくまとまっており、わかりやすく説得力があります。 後半は徐々に陰謀論じみてはくるが、その辺をのめり込み過ぎず「そういうこともあるのかも・・?」位のスタンスで読めば得るものは多いと思います。 政治について不信感を募る前に、それを伝えてるマスメディアにも手放しで信用できない大きな歪みが潜んでいる。そう感じました。
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