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わたくしが旅から学んだこと の商品レビュー

3.6

35件のお客様レビュー

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2012/03/20

30年もレギュラー番組の看板をしていたという、世界中を旅してきた女性ジャーナリストの人生。 まだ海外旅行が頻繁でなかった時代に橋渡しのような存在。 様々な偉人と対面しています! あの若さで世界一周記録に挑戦するところも凄い! 戦後にアメリカに留学出来たという良きチャンスを掴むこと...

30年もレギュラー番組の看板をしていたという、世界中を旅してきた女性ジャーナリストの人生。 まだ海外旅行が頻繁でなかった時代に橋渡しのような存在。 様々な偉人と対面しています! あの若さで世界一周記録に挑戦するところも凄い! 戦後にアメリカに留学出来たという良きチャンスを掴むことが出来て学生時代は大変充実されていたようです。 でも上流家庭過ぎて、何だか私には遠すぎました・・・笑 また今現在の年齢でも何でもひとりでしようとしているところは凄いと思いましたが、人生の伴侶になる人がいても良かったんじゃないかなーって思いました。向上心は見習いたいものです。

Posted byブクログ

2012/01/15

ハワイに行く飛行機の中で読もうと、成田空港の書店で購入した本です。 どうしても、海外へ行く時には、仕事であっても あまり難しい本や、仕事がらみの本というのは、読む気にならないのです。 そして、日本に戻ってくる時には、 なぜか、仕事がらみの本が読みたくなるのは、 我ながら不思議な...

ハワイに行く飛行機の中で読もうと、成田空港の書店で購入した本です。 どうしても、海外へ行く時には、仕事であっても あまり難しい本や、仕事がらみの本というのは、読む気にならないのです。 そして、日本に戻ってくる時には、 なぜか、仕事がらみの本が読みたくなるのは、 我ながら不思議な現象です。 ライトな読み物を探していた時に、この本に出会いました。 もちろん、以前から存在はしっていたのですが。 私も旅行が好きですし、旅行仲間にあって話しているような 気分になれるのではないかと、勝手に想像しておりました。 「兼高かおるの世界の旅」は、小さい時にテレビで見たような・・ そんな記憶しかありません。 今の時代なら、そんなに不思議なことはなくても、 当時の時代背景を考えると、 女性が一人(+スタッフ2-3名)で番組を作るなどと言うことは 相当な努力とチャンスが必要だったのではないかと思います。 書籍の内容としては、比較的あっさりとしていますが、 やはり80歳という年齢までの歳月に積み重ねられたものは 大きいものがあると思います。 書籍の内容だけを言えば、もうひとつというところですが、 大先輩の女性として、尊敬をしています

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2012/01/07

買ったまま放置していた一冊。 実家に帰ってくる時に持って帰ってきて、何気にしていたら父が興味を持ったらしく先に読了。 「読みやすくて、一気に読んじゃったよ」 ってことだったので、俺も読むことに。 中盤までは、旅とそれにまつわる話しだったけど、後半は兼高さんの生き方についての話...

買ったまま放置していた一冊。 実家に帰ってくる時に持って帰ってきて、何気にしていたら父が興味を持ったらしく先に読了。 「読みやすくて、一気に読んじゃったよ」 ってことだったので、俺も読むことに。 中盤までは、旅とそれにまつわる話しだったけど、後半は兼高さんの生き方についての話しに。 いろいろ共感する部分も多く、もっと積極的に世界に出ていかないとって思った。 狭い日本で、分かったような気になって、固定観念や何かに縛られて生きても、きっとそこに幸せはない。 ここでも、他力的な考えが出てきて面白かった。

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2011/11/30

 海外旅行自由化(1964年)以前の1959年から1990年まで続いた長寿番組「兼高かおる世界の旅」。海外旅行が夢の時代だった頃、いつかは自分も…と憧れを持って番組を見ていた人がたくさんいました。レポーター、プロデューサー兼ディレクターを務めた兼高かおるさんは、そんな人たちの憧れ...

 海外旅行自由化(1964年)以前の1959年から1990年まで続いた長寿番組「兼高かおる世界の旅」。海外旅行が夢の時代だった頃、いつかは自分も…と憧れを持って番組を見ていた人がたくさんいました。レポーター、プロデューサー兼ディレクターを務めた兼高かおるさんは、そんな人たちの憧れの的でした。そして今、82歳になった兼高さんが旅一筋の人生を振り返り、旅を通じて見えてきたこと、これからの若い世代に伝えておきたいことを語ります。旅に、そして人生に役立つアドバイスがたくさん。美しい日本語にもホレボレします。

Posted byブクログ

2020/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私の憧れの女性のお一人、兼高かおるさんの近著です。いくつか、ノートにメモした名言があり、詳しくはブログに書くつもりですが、やはり、知性と優しさ、憶測や風聞に惑わされないで、自分の目で見たありのままを語る率直さは素敵だと思います。 母はこの方の番組を見ながら 「あなたが身体が弱くても、旅が出来る機会がきっとある。だから一生懸命お勉強して、見たいものや知りたいことをたくさん増やしてね。」 と話してくれましたっけ。 そして、それは現実になったけれど、同じ日本女性の先輩に、こんな類い稀な方がいらっしゃるって嬉しい。同じようにとは言わないまでも。美しい、心のこもった言葉で語れる女でありたいなと思います。学生さんにも読んでいただきたいな。文句無く☆5個です。

Posted byブクログ

2011/10/31

物ごころついた時にはすでに放送されていた『兼高かおる世界の旅』。 彼女は海外レポーターのはしりと言える人でしょう。 海外の国々を紹介してくれる番組が好きで、よく観ていましたが、その頃女性の名前がタイトルになっている番組は非常に珍しかったため、子供には言いづらく、舌を噛みそうな兼高...

物ごころついた時にはすでに放送されていた『兼高かおる世界の旅』。 彼女は海外レポーターのはしりと言える人でしょう。 海外の国々を紹介してくれる番組が好きで、よく観ていましたが、その頃女性の名前がタイトルになっている番組は非常に珍しかったため、子供には言いづらく、舌を噛みそうな兼高かおるという人物が、一体どんな背景を持った人なのか、興味を持っていながらも、長いことさっぱりわからずにいました。 これは彼女が長い担当番組を通して感じた旅や人生に関するエッセイ。 この本で、ようやく謎に満ちていた彼女のことがわかりました。 アメリカ留学中、勉強のしすぎて体調を崩し、休学していったん帰国したものの、今度は再留学できなかったということ。 当時はスポンサーがつかないと、留学できなかったとは知りませんでした。 渡航経験を買われて、この仕事についたそうですが、留学していた大学は、結局そのまま退学したため、プロフィールとしての学歴も職歴もとくにないということです。 番組は、彼女が31歳から62歳まで続いたとのことで、本当に長寿番組だったんですね。 ケネディ大統領、チャールズ皇太子、ビヨン・ボルグ氏、ダリ氏など、各国の有名人に多々謁見している彼女は、島をもらったり油田採掘権をもらったりと、驚くようなプレゼントをもらったそうです。 その町で一番の高級ホテルに泊まるというのをポリシーとしていたとのこと。 贅沢だなあと思いましたが、別に番組予算がありあまっていたわけではなく、名が通ったホテルを連絡先にするとアポの希望も通りやすかったからだとのこと。 その分、食費を抑えて宿泊費に充てていたそうです。 独身だということも書かれてあって、初めて気付きました。 確かに、一年の半分以上を海外で過ごしている人には、結婚している時間はなさそうです。 長寿番組のため、当時のスタッフがどんどん亡くなっていくことの寂しさも綴られていました。 同行スタッフはカメラマン等2人のみで、現地での仕事はすべて彼女がプロデュースしていたそうです。 撮影の時、常にノーメイクだったということには驚きました。 彫が深く、なんとなく、ピアニストの中村紘子に似ています。 TVでよく見慣れた顔写真が本にも掲載されており、どんどんお顔の感じが変わっていくことで、時代を感じました。 すっかり一人旅に慣れて、番組引退後は、国内でも一人旅を楽しんでいるという彼女。 横浜の赤いくつ劇場の館長ですが、国際交流協会の会長としても、今なお忙しく活躍されているようです。 海外を渡り歩き、高名な人々に謁見してきた彼女は、やはり度胸が据わっており、一筋縄ではいかない性格だったようにも思えます。 最近になって謝る言葉がすらっと出るようになったとか、人を褒められるようになったなどと書かれているため、かなり我の強い人だったんだろうなと思いました。 そうでなければやっていけない、タフな仕事だったのでしょう。 茶の間の私たちは、「きれいだなあ、いいなあ」と楽しんでみていればいいだけですが、番組を一本収録するためにも、現地の人とさまざまな打ち合わせを重ね、きちんと主張し、こちらの要望を通さなくてはいけないのですから。 世界各国のさまざまなバザールの品物を見てきたものの、いつもほしいのは美術館にあるものなので、モノが増えない、そもそも物欲がないという彼女。 今でこそ、海外旅行は一般人の娯楽となりましたが、当時はドル360円時代で、なかなか手が出ない夢物語。 誰もし得なかった体験を、あれだけこなした彼女は、まさに「モノより思い出」の人なのかもしれません。 今は1ドル70円台に入り、海外旅行もしやすくなりました。 私の海外へのあこがれは、多分に彼女による番組に負うところ大きかったと思います。 世界の旅のパイオニアらしい、のびのびとしたエッセイでした。

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2011/07/12

先進的でありながら古き日本の品格も持ち合わせているこういった人はもはや戦後教育からは生み出されないような気がします。 著者の番組は両親がよく見ていたものの、残念ながら私にはうろ覚えの記憶しかありませんが、何だかすごいなあという印象が残っています。出演だけでなく、フィルムの編集まで...

先進的でありながら古き日本の品格も持ち合わせているこういった人はもはや戦後教育からは生み出されないような気がします。 著者の番組は両親がよく見ていたものの、残念ながら私にはうろ覚えの記憶しかありませんが、何だかすごいなあという印象が残っています。出演だけでなく、フィルムの編集までされていたとはびっくりです。今は数多い世界旅番組レポーターとは一線を画するといった感じです。 一流ホテルの部屋で毎晩せっせと洗濯をされていたというエピソードがユーモラスでおかしかったです。写真のピンと伸びた立ち姿がカッコイイ、と思いました。 旅行記と思って手に取ったのですが、生きる姿勢についても書かれている盛りだくさんの本でした。

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2011/06/30

八十を越えてなお、世界中を旅する女性が、どのように世界を捉えているのか知りたくて購入した本。テレビの始まったころの話や番組の裏話なども綴られており、非常におもしろかった。 彼女の「タイミングを逃さない度胸」はぜひとも見習いたいところ。

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2011/06/28

30年以上続いた【世界の旅】が終了したのが、1990年(ちなみに番組協賛していたパンナムも、その翌年に倒産しました…)。それからも旅を続けている兼高さんの文章はイキイキとして愛情に溢れ、茶目っ気たっぷりでいながら凛としたものでした。私も いつまでも旅しながら、エレガントに歳を重ね...

30年以上続いた【世界の旅】が終了したのが、1990年(ちなみに番組協賛していたパンナムも、その翌年に倒産しました…)。それからも旅を続けている兼高さんの文章はイキイキとして愛情に溢れ、茶目っ気たっぷりでいながら凛としたものでした。私も いつまでも旅しながら、エレガントに歳を重ねられたらなぁ。

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2011/06/28

NDCは290.9 著者は1959年から1990年までTBSの世界の旅のテレビ番組のナレーター、ディレクター、プロデューサーをつとめる。 約150カ国取材したという。日本はやはり美しいそうだ。海外では 常に親善大使のつもりでという心がけを見習いたい。地球規模の視点をもつことを提案...

NDCは290.9 著者は1959年から1990年までTBSの世界の旅のテレビ番組のナレーター、ディレクター、プロデューサーをつとめる。 約150カ国取材したという。日本はやはり美しいそうだ。海外では 常に親善大使のつもりでという心がけを見習いたい。地球規模の視点をもつことを提案している。

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