三面記事小説 の商品レビュー
小さな新聞記事をもとに書かれた短篇集。家族間の犯罪は多いとききますが、ああ、そうだろうなと思う、たぶん、誰にでもひとつはキリキリくると思います。
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一つ目の話だけは先に三面記事を読みましたが、それ以外は本文を先に。 石田衣良の「LAST」ばりに重かったけど、事件じたいが実話なので重かった。
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6つの短篇作品。実際にあった三面記事をベースにしてるのでよりリアルに感じてしまう。負の心理描写がうますぎて読後感はよくない。解説に角田さんは年下の人に「ちゃんとご飯食べてる?」と聞くというエピソードがあった…八日目の蝉のあの一行がふと頭を過った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新聞記事にすればこんなに短い記事で、毎日のように載り、さっと流し読みする人ならば見逃すような出来事。 それでも、もしかしたら裏側にはこんなにさまざまな思い、出来事が交錯しているのかもしれないということを感じさせる作品。 男女の間には様々なドラマが発生しているのかもしれない。。。 (この作品に載っている男女間のどろどろは怖いけど;;)
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小さな三面記事の事件を元にしたフィクションなんですが、本当にそうだったのかなって思ってしまうくらい一気に読みました。
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とてもダークな、マイナスの気配を放つ小説。 負のオーラに侵されそうになる。 物語がオーラを放つというその点を考えると、やっぱりすごい物語なんだと思う。
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実際に報道されていたのを覚えている記事もあったので、フィクションとはいえリアリティがあった。人の感情の複雑さがわかる作品だった。
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起こる出来事のその当事者たちは飛び抜けて変わり者だったり異常な性格だったわけではなく、だからこそ、いつ、なんどき、自分が三面記事に載る事件を起こす、または巻き込まれないとは限らない、そんな怖さがあった。
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私も新聞を読んで気になる記事があると、 ついついその事件の背景を想像したりしてしまいます。 その度に悲しんだり怒ったり納得したり・・・勝手な奴です。 短編集なのであっという間に読んでしまって、物足りない感じはしますが、 「とりあえずビール」みたいな感じで「とりあえず短編」を読む...
私も新聞を読んで気になる記事があると、 ついついその事件の背景を想像したりしてしまいます。 その度に悲しんだり怒ったり納得したり・・・勝手な奴です。 短編集なのであっという間に読んでしまって、物足りない感じはしますが、 「とりあえずビール」みたいな感じで「とりあえず短編」を読むのはいいですね。
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三面記事の裏側を想像してつい下世話なことを考えてしまいます。自分に関係がない限り、いらない詮索を許容すらしている。誉められたことではないけれど誰でも多少はそういうところがあると思います。 この作品ではそんな気軽な妄想は打ちのめされます。普通の小説であれば犯人に感情移入するのも容易...
三面記事の裏側を想像してつい下世話なことを考えてしまいます。自分に関係がない限り、いらない詮索を許容すらしている。誉められたことではないけれど誰でも多少はそういうところがあると思います。 この作品ではそんな気軽な妄想は打ちのめされます。普通の小説であれば犯人に感情移入するのも容易だけれど、ルポかと思わせるようなリアリティがそれを許しません。外野の考える代替案や仮定の話なんか当事者は当然考えてる、理由も事情もあるし場合によっては正当性すらある、それでも犯罪は犯罪なんです。 事件がおきるまでのどうしようもない閉塞感に息が詰まりました。
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