街場のメディア論 の商品レビュー
学生向けの講義のまとめ メディア論といっても、ホントは何か、本は所有しているだけで意味がある、というような話になっている。 本を読んでも所有しないわたしにはあまり関係ないね
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メディアについて、内田先生の鋭い見方を学ぶことができる本。 消費者的なモデルを何にでも適用しようとしたのが日本の崩れる原因なのね・・・。 メディアの特性についても、勉強になった。
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Vol.88 読者はどこにいるのか。紙の本が持ちうる最大のアドバンテージとは? http://www.shirayu.com/letter/2010/000173.html
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「メディア論」とあるけれど、内田センセイの ことだから、ただの「メディア論」ではない だろう…と想像はしていたけれど、果たして その内容は想像以上! こんな切り口があったのかと驚愕しながらも、 言われてみればその通り!というご指摘の オンパレード。 例えば、電子書...
「メディア論」とあるけれど、内田センセイの ことだから、ただの「メディア論」ではない だろう…と想像はしていたけれど、果たして その内容は想像以上! こんな切り口があったのかと驚愕しながらも、 言われてみればその通り!というご指摘の オンパレード。 例えば、電子書籍で「本棚」について論じられて いる部分。自分が毎日本棚を眺めている事実に 改めて気づかされ、眺めることを力いっぱい肯定 された。驚愕、納得、歓喜! そんな中でも圧巻だったのは「第六講 読者は どこにいるのか」と「第七講 贈与経済と読書」 のニ講。 贈与経済については、最近のネット本やツイッター 本でも頻繁に取り上げられている概念だけれども、 内田センセイの指摘する贈与経済は、もっと根源的 なもの。 ここまで掘り下げられると、一読者としてはもう 降伏するしかない。でも、この降伏はかなり幸福だ。
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それほどたいして期待はせずに読んだが、とてもとてもおもしろかった。著作権原理主義を嫌がる姿勢には同感。著作をビジネスではなく、贈り物として考える視点、そしてその視点の大本を語るのに「沈黙交易」を持ってきたのには驚いた。内田樹は、9条の話になるとえらく現実的になるのに、こういう話だ...
それほどたいして期待はせずに読んだが、とてもとてもおもしろかった。著作権原理主義を嫌がる姿勢には同感。著作をビジネスではなく、贈り物として考える視点、そしてその視点の大本を語るのに「沈黙交易」を持ってきたのには驚いた。内田樹は、9条の話になるとえらく現実的になるのに、こういう話だととたんに理想論になる。魅力的ともずるいとも言える。""
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・「しかたないなあ、私がやるしかないのか」という立場に立ち至ったときに、人間の能力は向上する ・「自分が言わなくても誰かが代わりに言いそうなこと」よりも、「自分がここで言わないと、多分誰も言わない」ことを選んで語る ・「命があやうくなると知るやたちまちそれを否認する」ような言葉が...
・「しかたないなあ、私がやるしかないのか」という立場に立ち至ったときに、人間の能力は向上する ・「自分が言わなくても誰かが代わりに言いそうなこと」よりも、「自分がここで言わないと、多分誰も言わない」ことを選んで語る ・「命があやうくなると知るやたちまちそれを否認する」ような言葉が自分にどれくらい含まれているか点検する ・「変える必要がないもの」「惰性が効いているほうがよいもの」−医療、教育などの社会的共通資本 ・本棚−「ほんとうはなにものであるか」よりもむしろその人が「どんな人間であると思われたがっているか」
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オーディオブックにて視聴完了。 面白すぎて3回聴き直した。 内田樹の他の街場シリーズ、はよ。 のっけのキャリア論の話が本当に秀逸で、自分の才能に適した職業があるのではなくて、社会からの要請が才能を開花させるって話はほんとそうだと100回は頷いた。 紙の本も買ったので、改めて...
オーディオブックにて視聴完了。 面白すぎて3回聴き直した。 内田樹の他の街場シリーズ、はよ。 のっけのキャリア論の話が本当に秀逸で、自分の才能に適した職業があるのではなくて、社会からの要請が才能を開花させるって話はほんとそうだと100回は頷いた。 紙の本も買ったので、改めて読書メモを書こう!
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大学の講義を本にした書物。こんな授業を受ける機会があれば今でも受講したい。大学生の早い段階で出会えれば、その後の学び方を大きく変える可能性がありそな一冊。
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内容自体は面白いし、また同感できる部分も多数あるが、若干話が飛躍しすぎている・強引な所もちらほらと見かけられる。 内田氏の他の本を読んだことがないので、ちょっと判断しようがないのだが、こういうテイストで書かれている方なのかも知れない。 メディアというものについて、今まで語られ...
内容自体は面白いし、また同感できる部分も多数あるが、若干話が飛躍しすぎている・強引な所もちらほらと見かけられる。 内田氏の他の本を読んだことがないので、ちょっと判断しようがないのだが、こういうテイストで書かれている方なのかも知れない。 メディアというものについて、今まで語られてこなかった軸を知る材料うえでは有用な一冊だろう。ただし、それらの事柄については自分自身で考え、判断し、予想しなければならない。 「価値」と「ありがとう」の関係性については深く考えてみる必要があるだろう。それはミドルメディアあるいはソーシャルのコミュニティーの中心的な軸になってくるはずである。
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よく「ポストが人を作る」といいますけれど、ほんとうにそうなんです。…「自分が何をしたいか」「自分には何ができると思っているか」には副次的な意味しかありません。 →自分探し若者に対して、日ごろから思っていることで、全く同感。 社会的共通資本というのは、原理的に言えば、個人の恣意...
よく「ポストが人を作る」といいますけれど、ほんとうにそうなんです。…「自分が何をしたいか」「自分には何ができると思っているか」には副次的な意味しかありません。 →自分探し若者に対して、日ごろから思っていることで、全く同感。 社会的共通資本というのは、原理的に言えば、個人の恣意にも政治イデオロギーにも市場の需給関係にもかかわりなく保全されなければならないものです。 →医療や教育は社会的共通資本であり、メディアによる正義の暴走がそれを危機にさらしていると言う主張であったと思うが、個人的には、それは医療・教育にかかわらず、すべての産業に当てはまる事項ではないかと思う。社会的共通資本そのものが重要なのではなく、広義のソーシャルキャピタルというか、人的つながりの関係性の希薄自体が問題なのではないかと思った。
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