街場のメディア論 の商品レビュー
うーむ、論点がしっかりしていて、ぶれない。お勉強になりました。P77辺りの「患者さま」に対する考え方、P144辺りの「本を読む人」「本を買う人」の違い、P195辺りの「想定読者の規準」に関して、ふむふむと、納得しながら読みました。でも、P151辺りの「書庫」に関する考え方は、真っ...
うーむ、論点がしっかりしていて、ぶれない。お勉強になりました。P77辺りの「患者さま」に対する考え方、P144辺りの「本を読む人」「本を買う人」の違い、P195辺りの「想定読者の規準」に関して、ふむふむと、納得しながら読みました。でも、P151辺りの「書庫」に関する考え方は、真っ向から否定しますが。とりあえず、色々感じて考えて楽しめて3時間弱で読み終えた本でした。脳みその肥やしになりました。さすが、神戸女学院大学の人気講座。
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著者の本をかなりの割合で読んでいるせいか、”メディア”というテーマでも特に目新しい印象は受けなかった(まあこの本に限ったことではないけれど)。内田樹は、どのようなテーマで本を書いても、いずれも似たような言葉遣い、あるいはロジックを駆使しているせいなのか、極めて似通った印象を受ける...
著者の本をかなりの割合で読んでいるせいか、”メディア”というテーマでも特に目新しい印象は受けなかった(まあこの本に限ったことではないけれど)。内田樹は、どのようなテーマで本を書いても、いずれも似たような言葉遣い、あるいはロジックを駆使しているせいなのか、極めて似通った印象を受ける。テーマはあくまで飾りでしかないのではないかと感じることすらある。それは”内田樹的”とさえ形容できるかもしれない。あるいは、内田樹に限らず、どのような著者であっても、その人にどっぷりつかれば、どの本を読んでも同じような印象を受けるようになるのかもしれない。つまり、僕が単に彼の本を読み過ぎているだけなのかもしれない。でも、まあ、それはそれでいいか。面白いのだから仕方がない。
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2010 8/24読了。三省堂書店神保町本店で購入。 當山日出夫先生のブログ「やまもも書斎記」での紹介(http://yamamomo.asablo.jp/blog/2010/08/23/5303314)が興味深かったので買ってみた。 神戸女学院大学の著者の講義科目「メディアと知...
2010 8/24読了。三省堂書店神保町本店で購入。 當山日出夫先生のブログ「やまもも書斎記」での紹介(http://yamamomo.asablo.jp/blog/2010/08/23/5303314)が興味深かったので買ってみた。 神戸女学院大学の著者の講義科目「メディアと知」の内容に大幅に加筆・修正等を行ってまとめた、とのこと。 著者本人のブログでも見かけた覚えのある記述もちらほら。 前半のキャリアやマスメディアに関する部分も興味深かったが、購入の動機でもあり自分にとっても一番関連の深いところである読者/読書に関わる部分がやはり一番面白かった。 電子書籍と書棚の関係についてはブクログをやってみても自宅のことを考えて見ても頷く部分/首をひねる部分それぞれあり、そのテーマ自体に最近興味を持っていたところでもあって、今後の参考にもなりそう。
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今回、初めて知ったのだが、一連の「街場の・・・」シリーズは、著者の大学での講義がベースになっている。だからかもしれないが、読みやすい。キーワードは「ありがとう」。
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