紅葉する夏の出来事 の商品レビュー
パンダ、蜜蜂に続く3作目。 今回はビストロでもないし、全然印象が違って社会派な感じ。 現状に閉塞感を感じている、孤独な不良少年、転落した元エリート、ゴミ屋敷の老婆が、微妙に関わっていくうちに頑なさが無くなって、本来の自分に戻っていく話なんだけど、あくまでも、さりげなくってトコが絶...
パンダ、蜜蜂に続く3作目。 今回はビストロでもないし、全然印象が違って社会派な感じ。 現状に閉塞感を感じている、孤独な不良少年、転落した元エリート、ゴミ屋敷の老婆が、微妙に関わっていくうちに頑なさが無くなって、本来の自分に戻っていく話なんだけど、あくまでも、さりげなくってトコが絶妙。 この人、今のところハズレ無し。
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このミス受賞者の最新作は今までと大きく内容と 作風を変えての社会派風ミステリになっています。 所謂、トリックとしてはオーソドックスな「アレ」 なのですが、まず、その事をオビコメントで 完全に触れてしまってるのは流石にどうかと 疑問に思います。既に読む段階でそのトリック が刷り込ま...
このミス受賞者の最新作は今までと大きく内容と 作風を変えての社会派風ミステリになっています。 所謂、トリックとしてはオーソドックスな「アレ」 なのですが、まず、その事をオビコメントで 完全に触れてしまってるのは流石にどうかと 疑問に思います。既に読む段階でそのトリック が刷り込まれているので、真相が明らかになっても 何ら驚きがないw。というより強引過ぎてちょっと 笑うくらいの稚拙な真相ではあったけど...。 とは言え、購入時、もしくは読書時に厭が応にも 目にするオビに書くにはあまりにデリカシーのない 言葉にガッカリ。だから宝島社のミステリって嫌いw。 「このミス」とかやってるのに...なんで分からないのかしら? 作品自体に罪はなく、今作は今までの料理ものではなく、 シリアスな人間の内面、家族、孤独...を描いていて この方向はアリだと思わせてくれます。
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