紅葉する夏の出来事 の商品レビュー
両親への殺意を抱く高校生。 転落していく元エリート・サラリーマン。 ゴミ屋敷に暮らす老婆。 彼らが暮らす街で高校生による 両親殺傷事件が起こって…。 社会の底辺で生きる3人の運命が交錯し、 夏の紅葉は激しく乱れ散る。
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2007年の「このミステリーがすごい!」で大賞を取った作家の、2010年の作品。不良になってしまった高校生、起業に失敗して今は水道工事をして働く中年男、ゴミ屋敷に暮らす痴呆を患っている老婆、という3人が絡み合うストーリー。 ドキュメンタリーのようで、とても読みやすく、土曜日1...
2007年の「このミステリーがすごい!」で大賞を取った作家の、2010年の作品。不良になってしまった高校生、起業に失敗して今は水道工事をして働く中年男、ゴミ屋敷に暮らす痴呆を患っている老婆、という3人が絡み合うストーリー。 ドキュメンタリーのようで、とても読みやすく、土曜日1日のうちに読んでしまった。油断して読んでいると、最後の最後にとんでもないどんでん返しが待っていて、やられたという感じだった。完全なハッピーエンドでもないが、まったくの救われない話ということでもなく、むしろ爽やかな感じさえするという、不思議な小説だった。(14/11/29)
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中途半端、人物が描けてないような気がする 共感することもなく、ダメ人間ばっかり 帯の評価で読んでみたが、ネガティブ物は読後も虚しい
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まぁ普通かな~食べ物関係のストーリーのほうが好みだな。 2012.6.28
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ラストにどんでん返しを考えているようだが、先に分かってしまい、そんな衝撃もなく。 可もなく不可もなくというところで、本当にふつうな作品。
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仕掛けに途中で気がついたので最後は確かめるように読んだ。 前2作の料理本とは別の味わいがあったが、やや短絡的だったのかも。 しかし、文章は分かりやすく力もあると思われ、次の本を読んでみたい。
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食に関する事を扱った前2作品が好きだったので読んでみました。 途中で種は分かってしまって、でも「あれ?違う?」と思わせてラストは「やっぱり!」の展開でした。 悠馬の思春期の苛立ちって程度の差はあるにしろ、誰もが分かる感情だと思う。順也のような一見優等生な子の方が屈折しているん...
食に関する事を扱った前2作品が好きだったので読んでみました。 途中で種は分かってしまって、でも「あれ?違う?」と思わせてラストは「やっぱり!」の展開でした。 悠馬の思春期の苛立ちって程度の差はあるにしろ、誰もが分かる感情だと思う。順也のような一見優等生な子の方が屈折しているんだよね・・・。 悠馬の苛立ちやRBの孤独、事業に失敗した伊東の心情。 キャラクターそれぞれが問題を抱えていて、スピンオフという形でスポットをあてて読ませて欲しいな。 【高校受験の失敗から両親との確執が深まり、不良仲間と付き合いはじめる悠馬。ラーメン屋の起業を機に、転落の道を歩みはじめた元エリート・サラリーマンの伊東。そして、全身を真っ赤に染め、ゴミ屋敷に暮らす老婆RB(レッドばあさん)。ある日、彼らが暮らす街で高校生による両親殺傷事件が起こって…。どうしようもない現実を生きる3人の運命が交錯し、夏の“紅葉”は激しく乱れ散る。】
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以前彼の本を読んだ後 今までで一番最悪という読後感だったため この本もどうかなぁ。。と思いつつ読みましたが 前2作とは、雰囲気が違いますね。 一応ミステリなのかな? でも、早いうちにわかってしまうので 人と人との関わりを楽しむ本だと思います。
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料理ではなく新たな分野への挑戦。レビューとかの評判がよかったから読んでみたが、そんなに楽しめなかった。
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ん~。 禁断も蜂蜜も結構好きだったから 過剰に期待し過ぎたかな。 時系列が途中でややこしくなるし やたら遠周りな表現が多かったような気がします。 柴山幸太シリーズの続編が読みたいです。
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