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指先からソーダ の商品レビュー

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43件のお客様レビュー

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2016/05/17

『指先からソーダ』 山崎ナオコーラさん 読んでいて楽しくて楽しくてしょうがない!って感じのエッセイ集。 私も本が好きだから本の世界が好きだしナオコーラさんが好き! きっとナオコーラさんもはかないものが好きなんだ。嬉しかった。

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2015/04/07

作者の主観的な文章や言い回しが変わっていておもしろいです。でも小説の方がいきいきとしている印象でした。エッセーだと短いせいか起承転結がすこし苦しいような気がします。 受賞時のコメントがおもしろかったです。本を読むことを飴にたとえるとしたら、どうなるだろう? 飴のおいしさは砂糖です...

作者の主観的な文章や言い回しが変わっていておもしろいです。でも小説の方がいきいきとしている印象でした。エッセーだと短いせいか起承転結がすこし苦しいような気がします。 受賞時のコメントがおもしろかったです。本を読むことを飴にたとえるとしたら、どうなるだろう? 飴のおいしさは砂糖です。と言い切ってしまうひともいるけれど、作者は飴を味わうときは飴の舌触り、大きさ、味とさまざまな情報を味わっているのだというようなことを書いてありました。覚えておきたい感覚です。

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2014/11/22

装丁が名久井直子さん。大変好み。 中身も大変好み。 私が一番影響を受けたのはよしもとばななさんだけど、もしよしもとさんの作品を読みあさったあの時に、ナオコーラさんの作品を読んでいたら、間違いなくナオコーラさんの作品に傾倒してた。 とてもとても好き。

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2014/09/02

山崎ナオコーラの本を読むと、子供を思い出す。精一杯自分の頭「だけ」で考えている、自分勝手で、いくぶん向こう見ずな子供のことだ。 この間知り合いの子がこんなことを言っていた。 知っとった? これは秘密なんやけどな、栄養のあるものを食べたら太るんやって。だから私、よくポテトチップ...

山崎ナオコーラの本を読むと、子供を思い出す。精一杯自分の頭「だけ」で考えている、自分勝手で、いくぶん向こう見ずな子供のことだ。 この間知り合いの子がこんなことを言っていた。 知っとった? これは秘密なんやけどな、栄養のあるものを食べたら太るんやって。だから私、よくポテトチップス食べるねん。だってポテトチップス、栄養ないもん。 魅力的な説だと思う。 山崎ナオコーラの小説の主人公は、いつもこういう「魅力的な説」を思い出させる。それは勢い狭量ですらあり得るし、まぁ単に間違っている(誤解含みである)こともある。 自分の文章に対する自負を隠さないところも、少し子供っぽい。 でも多分、山崎ナオコーラは私たちが無意識にそうしているところのものを、「隠さない」だけなのだろう。 山崎ナオコーラは書くことにためらいがないし、書いたものに対して恥じるところがない。ただちに、良くも悪くも、と付け加えるべきかもしれないが。 ……続きはブログに書きました。 http://burogu-mircea-blog.blogspot.jp/2014/09/blog-post.html

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2013/08/23

図書館で借りて。書くことが好きなのは伝わるし自分も書きたい気持ちを刺激されたが、ちょっと恥ずかしいし面白いエッセイではなかった。日記帳に書いてる内容みたいな。自分大好きというか。もちろん私もだしよく分かるけど。

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2013/06/25

学生時代に読みたかったな。 っていうのが一番の印象。 この人の作品は内容も良いんだけど なによりも文字をたどりたくなる。好き。 水みたいで一見軽いようだけど 溜まるとすごく重いというか。 何度も読める。

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2013/06/09

「人のセックスを笑うな」の山崎ナオコーラさんのエッセイ集。 いい。 すごく、いい。 「人のセックスを笑うな」を読んだ時も、この人の文章はなんてリズムが良んだろうと思ってたんだけど、このエッセイを読んで再確認。 この人は言葉をものすごく大切にしている。 そしてこの人の世界...

「人のセックスを笑うな」の山崎ナオコーラさんのエッセイ集。 いい。 すごく、いい。 「人のセックスを笑うな」を読んだ時も、この人の文章はなんてリズムが良んだろうと思ってたんだけど、このエッセイを読んで再確認。 この人は言葉をものすごく大切にしている。 そしてこの人の世界の見方もとても、楽しい。 小説やエッセイはその筆者の世界の見方というか、 常識とか普通とか当たり前とされているものとのズレや距離感や違和感を その人なりの言葉で描かれているものだと思ってる。自覚的であれ無自覚的であれ。 んで、この人のズレ方には何かとても共感できる部分が多い。 苦しさとか楽しさとか。 恋愛小説が多いから人のセックスを笑うな以降、 結局手にとってなかったんだけど、 このエッセイは最高に楽しかった。 そして恋愛小説じゃないのも見つけたので、 「『ジューシー』ってなんですか?」も買ってみた。これも楽しみ。 でも、エッセイももっと読んでみたい。 もっと出してくれないかなー。

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2013/04/08

ちょっと読みきるのに時間がかかった、けど 「冷たくされても、この人が好きだ」 みたいなの、分かる気がする。 エムなのかな笑

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2013/02/02

ナオコーラ的世界の成り立ちが、じわじわわかって来る感覚。言葉に自分を剥き出しに投影させているんだね。心引かれる言葉がたくさんありすぎて、大切な一冊として本棚へ。

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2013/01/26

なぜかすごくドキドキする文章。 「リアルについて」書かれている文章がいくつかあったけれど、私はこのエッセイを読んで「リアルだな」と思った。 例えば、 「黒いストローでジュースを飲むのが好きである。  理由は蝶々の仕草に似ているような気がするからだ。」 という書き出しで目が止まった...

なぜかすごくドキドキする文章。 「リアルについて」書かれている文章がいくつかあったけれど、私はこのエッセイを読んで「リアルだな」と思った。 例えば、 「黒いストローでジュースを飲むのが好きである。  理由は蝶々の仕草に似ているような気がするからだ。」 という書き出しで目が止まった。 そこに山崎さんがいて、黒いストローでジュースを飲みながらその言葉をさらりと言ったのを、目で見て耳で聞いたかのような生々しい感触があったのかもしれない。 本当は一瞬静止した理由が自分でもちゃんと分かってないけど、すごくドキッとしたという感覚だけが強烈に残っている。 そして1番は「あきらめるのが好き」。 ドキドキを超えて、目と頭だけが動いて呼吸も心臓も止まっちゃったんじゃないの?って思うくらい1語1語に集中して読んだ。 すごいと思った。 「あきらめてもあきらめても、しぶとく私が残る。」 「私」の輪郭が明確になるような、逆にぼやけて溶けていくような、不思議な感覚。 山崎さんが使う言葉と同じ感覚じゃないかもしれないけど、「リアルだ」と思えた。 山崎さんの小説がすごく読みたい。

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