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指先からソーダ 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/08/05 |
JAN | 9784309410357 |
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指先からソーダ
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商品レビュー
4
44件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小説の言葉って、何かを定義づけたり、説明するわけじゃない。もっと自由に感じていいんだよな、と思わせてくれる。ナオコーラさんの、初エッセイ集。白眉は「あるがままのドロップ」。飴を舐めているとき、私たちは「甘さ」(本質)を楽しんでいると思いがちだ。けれども小説家がしようとしているのは「飴の本質は『砂糖』だ!」ということの説明ではなく、飴の舌触りなり、かみ砕くときの音だったり、「飴そのもの」を楽しんでもらう、ということではないか。窮屈な言葉たちを、もっと解放しよう。
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二十代の野心が率直に伝わる。そのまま、いろいろ考えたり感じたり吸収したりしながら、自分の思うままに突き進んで欲しいと親心のような気持ちで読んだ。
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なんだろう、読みながら自分が愛しくてたまらなくなった。 カサカサした心になってしまった時も、持ち前の「トライアンドエラー」精神で物事をぐるぐると考え直し、何かに気付いたり、考えがうねうね変わりながらモヤモヤしたままだったり…。 そんなナオコーラさんの日常がエッセイから透けて見え...
なんだろう、読みながら自分が愛しくてたまらなくなった。 カサカサした心になってしまった時も、持ち前の「トライアンドエラー」精神で物事をぐるぐると考え直し、何かに気付いたり、考えがうねうね変わりながらモヤモヤしたままだったり…。 そんなナオコーラさんの日常がエッセイから透けて見える。 特に大好きだったのは、"栞が導くいろんな世界たち"。 「本離れ」を問題視して、「子どもに本を読ませなくては」と言う人がいるが、大人が読書のメリットを提示して勧めても、子どもはきっと読む気にはならない。ナオコーラ氏が本好きの理由は「現実逃避ができるから」。 それってほんとうに、真理だ。 私が今年100冊以上読破できたのも、現実がちょっとしんどかったから。でも、本に逃げられると、なぜかちょっと大丈夫になっていたりする。 現実と空想の境目が曖昧になったり、現実にいる時間が少なくなるからかもしれない。 "本は勉強のためにあるのではないよ。戻る気があれば、本を逃げ場にしてもいいんだよ。" 優しくて、救われる。 "なにか"のため、"だれか"のため、にウンザリしています。 読みながらあれこれ考えて、自分を肯定したくなって、人に会いたくなるような、そんな一冊でした。
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