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獣の奏者 外伝 刹那 の商品レビュー

4.3

239件のお客様レビュー

  1. 5つ

    91

  2. 4つ

    88

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

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2010/11/22

外伝。。。なくても良かったのでは?この本自体はすごく面白いしちょっと泣けたけど、私は全4巻で満足だった。

Posted byブクログ

2011/07/16

王獣編と探求編の間の出来事を描いた外伝。 上橋さんの綴る物語の情景は美しく、再びこの世界観に浸ることができて幸せでした。 『刹那』はエリンとイアルの恋を描いた話。 探求編を読んだ時、エリンとイアルはいきなり子持ちの夫婦になってて驚いたのですが、二人が結ばれるまでにはやはり様々な...

王獣編と探求編の間の出来事を描いた外伝。 上橋さんの綴る物語の情景は美しく、再びこの世界観に浸ることができて幸せでした。 『刹那』はエリンとイアルの恋を描いた話。 探求編を読んだ時、エリンとイアルはいきなり子持ちの夫婦になってて驚いたのですが、二人が結ばれるまでにはやはり様々な葛藤があったのだな、としみじみ思わされる話でした。 イアルの目線で描かれているのも新鮮。本編では、イアルは重い過去を持ちながらも、どこか淡々としているように見えたのですが、実は激しい情動や葛藤を抱えていたのだということが分かります。 彼から見たエリンの姿というのもまた新鮮で、つたなくもじっくりと絆を強める様子が心に残りました。 『秘め事』はエサル師の若かりし頃の恋愛と、教導師になるまでを描いた話。 貴族として女として縛られる生活に疑問をもち、迷ったり悩んだり苦しい想いをしながらも、道を切り開いていくエサルの生き方が印象的。 また物語全体の核となる「王獣」や「王獣使い」の立ち位置というものを改めて知ることができ、今更ながら物語の世界観が深まりました。 描かれている二つの恋愛は、決して甘いものではなく、相手を求める気持ちとともに常に不安や葛藤がつきまとうような、苦しい想いがひしひしと伝わってくるものです。 だからこそ、ただの「恋愛を取り扱った番外編」といった立ち位置の作品ではなく、それ以上に1つの作品として素晴らしいものになっているのだと感じます。 「刹那」というサブタイトルを見た時は、どこか儚いようなイメージを持ちましたが、読み終わった後、「刹那」という言葉からは、今という瞬間を大切に生きる力強さが伝わってきました。 最後の『初めての……』はエリンとイアルとジェシの親子三人の日常の一コマを切り取った微笑ましい話。 激動の人生を生きたエリンにこういう日常もあったのだと思うと、なんだか胸が熱くなります。 本編を読み終わった直後は、感動とともに「ああ、終わってしまった…」という虚脱感があったのですが、この外伝を読んでやっと私の中で『獣の奏者』という物語は完結した感じがしました。

Posted byブクログ

2010/11/12

中編2編と短編1編で本編では省略された登場人物達の背景や経過が描かれます。個人的には、むしろ本編より面白かったように思います。

Posted byブクログ

2010/11/10

夢中になって読んだ獣の操者の番外編。 後から書いたものだからかちょっと感じが違ったけど面白く一気に読みました。

Posted byブクログ

2011/08/20

エリンが結婚して出産するまでと、エサルが教導師になる前のエピソードが語られています。?〜?のなかでも感じていたことですが、エリンもエサルも、不器用なほどに心の強い女性だということに驚かされました。

Posted byブクログ

2010/11/03

念願のエリンとイアルのなりそめ話しが読めて大満足です! エリンとイアルは本当にお似合いです。強い部分と弱い部分、両方を持ち合わせた二人だから支え合っていけるんだろうなぁと思いました。 エルサさんの話しもよかったです。ユアンかっこいい!笑

Posted byブクログ

2010/11/01

はたしてこの本が「児童書」に振り分けていいものか、というところですが! やっと「公式が出たw」と言っていいほど、ファンが待ち望んだ 獣の奏者シリーズ番外編。 3巻ではイアルとエリンが結婚し、息子まで登場してきましたが 果たして2巻と3巻の間に二人に何があったかは気になるところで...

はたしてこの本が「児童書」に振り分けていいものか、というところですが! やっと「公式が出たw」と言っていいほど、ファンが待ち望んだ 獣の奏者シリーズ番外編。 3巻ではイアルとエリンが結婚し、息子まで登場してきましたが 果たして2巻と3巻の間に二人に何があったかは気になるところでした。 もう一つの物語にはエリンの師匠・エサルの学生時代(14歳)からの話。 このお方は・・・本当に苦労してるな、って思いました。 恋とか人を愛するってただ幸せなかとじゃないんだなって。 人の心って単純明快なものじゃないなって改めて思いました。 この本読んで、またシリーズ1巻から読み返したくなる><

Posted byブクログ

2010/10/31

あの「獣の奏者」のスピンオフです。 あとがきで、上橋さんも書いておられましたが、これは児童書ではなく、大人の話ですね。 特に若き日のエサルの話は、生々しく、たとえ外伝だとしても、この重さはどうなのだろう・・という思いで読みました。 とはいえ、相変わらず、しっかり地に足のついた世界...

あの「獣の奏者」のスピンオフです。 あとがきで、上橋さんも書いておられましたが、これは児童書ではなく、大人の話ですね。 特に若き日のエサルの話は、生々しく、たとえ外伝だとしても、この重さはどうなのだろう・・という思いで読みました。 とはいえ、相変わらず、しっかり地に足のついた世界観はさすがです。

Posted byブクログ

2010/10/25

【収録作品】刹那/秘め事/初めての・・・・・・ イアルの視点で描いた、エリンとのなれそめ、そして同居生活。 独り身を貫くエサル師の若き日の恋。 幼いジェシに振り回される母となったエリンの心。 児童書とされているが、むしろ大人向け。

Posted byブクログ

2010/10/24

本編では語られなかった空白の時間の話。 本編は過酷なエリンの人生が描かれてたけど、これはそんな中にも幸せな時があったんだと感じさせてくれました。 本編読んだときはなんでイアルとエリンの恋の話が全然ないんだ!?って憤ったけど、たしかにあの本編に恋愛話は必要ないなぁって外伝読んだ今...

本編では語られなかった空白の時間の話。 本編は過酷なエリンの人生が描かれてたけど、これはそんな中にも幸せな時があったんだと感じさせてくれました。 本編読んだときはなんでイアルとエリンの恋の話が全然ないんだ!?って憤ったけど、たしかにあの本編に恋愛話は必要ないなぁって外伝読んだ今なら思えます。 いつもながら上橋先生は世界感がしっかりしてますね。 エサル先生の話には驚かされました。 エサル先生にもこんな過去があったんだ・・・って思ってしまい、まさに生きているような感じがしました。 人に歴史有り!みたいな(^v^)

Posted byブクログ