SARU(下) の商品レビュー
『SOSの猿』といくつか台詞や名詞、事柄などの共通項は見受けられたが、そこまでシンクロしていない。 あまり、一致を期待しない方がいい。 表紙の女(ビエラ・カリ)が大須賀めぐみの『魔王』『Waltz』に登場する情報屋の桃のよく似ていると思って、そこが一番わくわくした。
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これ、凄いなぁ。 先に伊坂幸太郎の『SOSの猿』を読んだから、尚更。 「この人はあの人だ、こっちはあの話と繋がってる!」って驚くところがいっぱい。 全然違う作者が同じモチーフで書いて、全然別の作品なのにこんなにちゃんとリンクしているのって、読み終わって感動してしまった。
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難しかった けど、話の展開が清かったです 好感が持てました 画力が素晴らしく、見ごたえがあります SOSの猿を読んでみたいです
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前半で広げた風呂敷をなんとかたたんだ印象。もう少し広げても面白かったかも。長さの制約はあると思うけどちょっと勿体なかった。
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規模が大きいから全てが見えたときが大きくておお!ってなった。最後のナワンが奈々にありがとう…って言ったシーンが印象的 伊坂作品の「SOSの猿」をこの後読んだときどんな風にコラボしてるのか楽しみ。
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アンゴルモアの大王と人類と精神の猿が壮大にぶつかり合う下巻。 ミステリーな上巻に比べてとてもアクション色が濃い。 ピサロがあまりにもあっけなかったのがちょっと残念かな。 力の元は猿に行き着き、その猿は孫悟空という設定は面白かった。 あとは五十嵐大介氏の画力に圧倒された。 そういえ...
アンゴルモアの大王と人類と精神の猿が壮大にぶつかり合う下巻。 ミステリーな上巻に比べてとてもアクション色が濃い。 ピサロがあまりにもあっけなかったのがちょっと残念かな。 力の元は猿に行き着き、その猿は孫悟空という設定は面白かった。 あとは五十嵐大介氏の画力に圧倒された。 そういえば結局ナナを呪った人物は出て来なかった? 黒魔術が体の猿に所以しているなら、ナナも黒魔術に呪われた 『猿に関連のある人物』に含まれるのではないのかと…。 あの呪いは黒魔術ではないとか…。わかんない。
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面白かった! やっぱり映画みたいで好きー!! (でも安易に映像化はしてほしくない感じ・・・!) 読んだ後にもう1回読み返したくなる。 調和とか。 伝統とか。 大事だなーって。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
太古の昔から地球にいた猿神の分身同士が、人類の敵味方に別れて戦う話。 スケールはデカイ。数千年かけて人類の意識に溶けたサルと、数千年肉体を眠らせたサルの戦いで、近年の人類の変容により、これまで押さえてきたサルの肉体を抑えきれなくなり、凄まじい力で暴れだすというもの。 地球規模のオカルトだが、印象としては環境破壊、文化破壊への警鐘を仮託したものに思え、対策や結末はどうもしっくりこなかった。 いやもう、一度暴れてしまったら、もうダメなんでないかと思える規模なので、なんとか抑えられたのが、どうも納得できない、というか、理解しきれない。 それで終わってしまうのもちと業腹なので、伊坂幸太郎も読んでみようと思う。
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世界中を巻き込んで起こる異変。 善と悪、正と邪。 本当の悪とは?善とは何か。 邪なるものは悪なのか。 聖なるものは善なのか。 壮大な物語でありながら2巻にまとめ上げられている構成力、画力がすばらしい。
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たいへん面白かった。古今東西の要素が入り乱れて紡がれる物語が圧巻。薀蓄のレベルも高い。また、奈々のオチもまったく予想できなかったもので、物語としてきれいに締められている。この作家の作品は初めて読んだのだけど、省力の仕方がとても巧みなかただと思った。ほかの作品も読んでみたい。 「地...
たいへん面白かった。古今東西の要素が入り乱れて紡がれる物語が圧巻。薀蓄のレベルも高い。また、奈々のオチもまったく予想できなかったもので、物語としてきれいに締められている。この作家の作品は初めて読んだのだけど、省力の仕方がとても巧みなかただと思った。ほかの作品も読んでみたい。 「地図屋は儲かるだろうけどね」という台詞がすごく洒落ている。
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